今日は夏に人気がある熱帯の果物のお話。
マンゴーを食べてかぶれるという人は多いだろう。
手や唇につくと、マンゴーに対するアレルギーがある人は、痒くなる。
マンゴーはウルシ科の植物で、漆と同様にアレルギー症状が現れることがあるためだ。
マンゴーでかゆくなる人は、同じウルシ科であるカシューナッツ、銀杏、ピスタチオにも反応することがあるという。
私の場合、マンゴーアレルギーがある。
なぜか手や唇は痒くならないが、食べた日の夜に、体中が痒くなる。
カシューナッツやギンナンでは、かゆくならない。
本当は痒くなっていても、気づいていないだけかもしれないが。
マンゴーアレルギー
マンゴーの主要アレルゲンであるカルドールは、主にマンゴーの果皮の部分に含まれているが、果肉にも少量含まれているという。
マンゴーアレルギーには、触っただけでもかぶれる「接触皮膚炎」もある。
完熟しているマンゴーならば、あまりアレルギー症状が出ないらしい。
私は、アレルギーというのがあまりない。
花粉症にもなったことがない。
だが、ある食物を食べてかゆみを引き起こすアレルギーはあるようだ。
パパイヤでもアレルギー?
昨夜、パパイヤを食べた。
甘かったが、ちょっと苦いのが気になった。
まだ完熟していなかったのだろうか。
その夜、体中が痒くて仕方なかった。
背中の手が届かないところが痒くなったりするので、辛かった。
原因を考えてみると、前夜食べた苦いパパイヤしか考えられない。
だが、パパイヤ・アレルギーというのは、あまり聞かない。
そんなものがあるのだろうか。
ググッてみると、「パパイヤ・アレルギー」では、あまりヒットしない。
だが、パパイヤを食べてかゆくなるという人は、けっこう多いようだ。
青いパパイヤの汁で手が痒くなることもあるようだ。
更に調べてみると、パパイヤの果実に含まれるパパインという酵素が原因らしい。
タンパク質の消化を助けることで知られる酵素だ。
かゆみの他に、発疹、喘息、呼吸困難を引き起こす場合もあるという。
やっぱり犯人はこれだったか。
ウルシ科植物にアレルギーがある人は、未熟のパパイヤにもご注意ください。
マンゴーといえば
「マンゴー」と聞いて、条件反射的に頭に浮かぶのが、タイのデザート、カオ・ニャオ・マアアムアン(Khao Niao Mamuang)。
マンゴーは、タイではマムアン(Mamuang「a」にアクセント)と呼ぶ。
カオ・ニャオとは、「餅」または「餅米ごはん」のこと。
カオ・ニャオ・マムアンは、ココナッツミルクで味付けした餅米ご飯とマンゴーをセットにしたもの。
タイで定番の大衆的デザートだ。
最初、これをガイドブックで見た時には、どう考えても合わない組み合わせだと思った。
だが、タイへ行ったときに、試しに頼んでみた。
「アロイ・マーク!」(超美味)
一口食べて、病みつきになった。
写真は、バンコクのチャオプラヤ川を走るボートの船着場近くのレストランで。バナナジュースも美味しかった。
日本人的には、たとえ餅米にしてもご飯と果物を一緒に食べるなんていう発想は出てこない。
だが、これが意外とグッドマッチングなのだ。
ココナッツミルク風味のおこわだけでも美味しい。
固めのカオニャオと、繊維が少なく柔らかく熟したマンゴーの組み合わせが絶妙。
カオニャオはかなりのボリュームで、ちょっとしたおやつとしてはヘヴィーだ。
- カオニャオ・マムアン(レシピ)
http://www.thai-square.com/recipe/oldrcp/vol73/recipe73.htm
- アレルギーの基礎知識:マンゴーアレルギー
http://www.icatgroup.com/allergy/002/post-56.php - パパイヤ・パパイン(PDFファイル)

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