スティーブ・ジョブズが愛したヨガナンダ師の本 - 探求三昧（はてな支部） - 地震前兆／超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

Facebookのニュースフィードで、タイムリーな人物の名前があったので、目を止めた。
インドの聖者パラマハンサ・ヨガナンダ師のページで、10/5に逝去したアップル社のCEOスティーブ・ジョブズ氏（Steve Jobs）の名前があったのだ。
そこには、こうあった。

“One book in particular stayed with Steve Jobs his entire life, and was the only book Jobs had downloaded on his iPad 2: [Paramhansa Yogananda’s] ‘Autobiography of a Yogi,’ the guide to meditation and spirituality that he had first read as a teenager, then re-read in India and had read once a year ever since.”

スティーブジョブズの全生涯で1冊の本が常に彼と共にあり、それはジョブズが自分のiPad 2でダウンロードした唯一の本だった。その本は、パラマハンサ・ヨガナンダの『あるヨギの自叙伝』であり、彼が十代に初めて読んだ瞑想と霊性へのガイドだった。彼はその本をインドで読み返し、それ以来、年一度は読んでいた。【翻訳：百瀬】

Facebookのパラマハンサ・ヨガナンダ師のページはこちら。

Paramahansa Yogananda(Facebook)
http://www.facebook.com/yogananda

ヨガナンダ師に影響を受けた人々

ジョブズ氏が亡くなってから、氏の禅仏教への関心は多く語られてきた。
だが、もう一つ氏の人生に大きな影響を与えた霊性の師については、十分に語られてきたとは言えないだろう。
それが、パラマハンサ・ヨガナンダ（Paramhansa Yogananda）師だった。

私も含めて、ヨガナンダ師の自伝に大きな影響を受けた人は少なくない。
たとえば、元ビートルズの故ジョージ・ハリスンもそうだった。
彼はハレ・クリシュナを信仰していたが、ヨガナンダ師の教えからも大きな影響を受けた。
故エルヴィス・プレスリーもその一人だったことは、あまり知られていないかもしれない。
というか、そういう霊的側面について知っている人は少ないだろう。
詳細を知りたい方は、こちらの記事を。

[読書]エルヴィス・ザ・スピリチュアル
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20060702/elvis

ヨガナンダ師のこと

過去のブログ記事を検索してみると、ヨガナンダ師や『あるヨギの自叙伝』については何度も書いているのだが、ヨガナンダ師についてまとめて紹介している記事は、意外にもなかった。
自分にとって特別な想いを抱いている人については、軽はずみに書けないというのもある。
先に書いたように、私もこの本を何度も読み返したひとりだ。
1893年1月5日にインドで生まれ、米国に渡ってヨガの真髄を多くの人々に説いて彼の地で一生を終えた。
アメリカに高度な霊性の教えを伝えることは、神から与えられた使命だった。
1952年3月7日、ヨガナンダ師は、多くのインドの聖者たちがそうしたように、意識的に肉体を離れるマハー・サマディに入り、この世を去った。
師の体は、聖ベルナデッタなど多くのカトリックの聖者たちと同様に、20日を過ぎても腐敗の兆候がなかった。

私は、ヨガナンダ師の師であるスワミ・スリ・ユクテスワル師についても、というかヨガナンダ師以上に尊敬の念を抱いている。
ヨガナンダ師が霊性の師を求めてインド中をさまよい、最後に運命的な出会いをした人だった。
信じられないかもしれないが、ユクテスワル師は、逝去した後でヨガナンダ師の前で、イエスさまのように肉体の復活を遂げた。
この二人の心の師が、多くの不思議な現象を見せた「奇跡の人」だったことは、ヨガナンダ師の自叙伝を読めばよくわかる。
お二人については、いつか何らかの形で、まとまった形で紹介したいと思っている。

ジョブズ氏の評伝

今朝の朝日新聞に、以下のような記事が載っていたので、追記しておく。

病床のジョブズ氏たたえたゲイツ氏　刊行の評伝に秘話
http://www.asahi.com/international/update/1022/TKY201110220590.html

このジョブズ氏の新しい評伝は2分冊で、第1巻が10/24に講談社から発売される。

ジョブズ氏は、この世を去る数カ月前、30年来の好敵手だったマイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツ氏と、自宅で3時間あまり語り合っていた。
ゲイツ氏は、ジョブズ氏に対して「君は『すごいモノ』を作った。まぬけ連中がめちゃくちゃにしかけていたアップルを1990年代に救ったのはすごかった」と称えた。
ジョブズ氏は、グーグルが携帯端末の基本ソフト「アンドロイド」に対して怒りを爆発させた。
iPhoneから「何でもかんでも盗みやがった」と言い、水爆を使ってでもアンドロイドは消し去ると語ったという。