探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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宇宙人から狙われている人が東日本大震災を予告?


最初に言っておくけど、エイプリルフールは終わっています。
東日本大震災の発生前に、津波の発生を予言するような内容が、ある質問サイトに書きこまれていました。
「宇宙人」に絶対拒否反応するという人は、最初から読まないでスルーしてください。


問題の投稿は、質問サイト・BIGLOBEなんでも相談室に、ijerguierhというユーザー名で書き込まれたもの。
下記のページに、その質問とすべての回答がある。


こちらのブログでは、このQ&Aの重要な部分をまとめ的に要約されている。

東日本大震災を予言?

この人は、宇宙人に狙われているという。
2年前に、UFOに乗って2000光年離れた惑星に連れて行かれた。
彼らの本性を知ってしまったが、このまま付き合うべきかという趣旨の質問だ。


問題の東日本大震災津波を予言した内容は、回答番号7に対するレス(補足)として書かれている。
そこには、宇宙人からの警告して映像として見せられたという5つのことがある。
その一つが、以下の内容だ。

(5)・日本の太平洋沿岸に巨大な津波が押し寄せる。(高さは10〜25メートル程)某遊園地からその付近数十キロ〜数百キロに及ぶ。


このレスの投稿日時は「2011-02-26 12:18:12」となっている。
大震災発生の11日ほど前に投稿されていたことになる。
もしこれが本当に2011年3月11日よりも前に書き込まれたものならば、たしかに東日本大震災に当てはまるだろう。
大震災の大津波を(宇宙人が?)予知していたことになる。


なんでここで「某遊園地」が出てくるのか謎だが、該当する場所を推定すると、仙台八木山ベニーランドいうテーマパークがそれかもしれない。
仙台市にあり、高台のため津波の被害は免れたが、被災地の近くにある。

捏造の可能性は?

上記の記述が、大震災発生後に書き込まれた可能性はないだろうか。
BIGLOBEなんでも相談室は、OKWaveのシステムを利用していて、下記ページに共通のFAQがある。

これを見ると、基本的に一度投稿した内容を編集する機能はないようだ。
ただし、どうしてもという事情がある場合は管理者に依頼すれば、多少の訂正は人力でやってくれる。
もっとも、「※訂正箇所が多い場合は新規の回答追加として承ります。」とある。


質問者本人が、例えば上に引用した(5)の部分を追加または書き換えを依頼したら、やってもらえただろうか。
冷徹に考えれば、その可能性はあるわけだ。
OKWaveに問い合わせて回答を得られるかどうかわからないが、そもそも自力で修正した記録を残しているかどうかという問題もある。
もしスタッフに修正してもらった場合、タイムスタンプは更新されるのだろうか。
システムの作りの問題だが、更新されないのかもしれない。


それから、2011年3月11日を過ぎた日付の回答で、「津波」云々の発言に対して誰も反応していないのも、疑問に残るところだ。
回答に対する補足として書かれたものだから、誰も気づかなかったということはあるかもしれないが。
だが、質問と回答をすべて表示した状態で「東日本大震災」でページ内検索すると、その言葉を使っているのはすべて質問者だけなのだ。
3ヶ月後の2011年6月10日になって初めて、回答番号21番の人が話題にしている。


また、大震災発生前に、この驚くべき内容が他のブログや掲示板でまったく話題に上っていないことも、疑問に思われることだ。
某大掲示板あたりで、真っ先に見つけられて餌食にされそうではないか。
Googleで期間指定で検索しても、まったく見つからなかった。


以上は、あくまでも捏造の可能性を検討したまでで、捏造したと決めつけているわけではない。
果たしてそこまでやるだろうかとも思う。
宇宙人なんて信じないという人は、初めに結論ありきで疑うかもしれないが。
けっきょく、これだけの情報ではどちらとも決めかねる。
保留ということにしておく。

今後の予言

この記事は、ここで終わりとはいかない。
というのも、この質問者は、これから起こるという内容を書き込んでいるのだ。
それは、回答番号92番の回答への補足という形で書かれている。
投稿日時が「2012-03-24 13:39:39」となっているが、その日の朝、東日本大震災前に見た映像よりもそれはかなり衝撃的な映像を宇宙人から見せられたという。
それは、大地震によって福島第一原発4号機のコンクリート建屋が崩壊し、燃料プールの中の水が流れ出て流失するというもの。
関東の大部分に死の灰が降るという。
転載してもかまわないとご本人が書いているので、以下に引用させていただく。

※それは、大きな三度目の地震が起きた直後、福島第一原子力発電所の4号機のコンクリート建屋(建物)が支柱から折れて斜めに傾き崩壊し、燃料プールの中の水が流れ出て流失してゆく光景でした。
そしてそこから「半径270km以内にいる方は全員死亡、または重篤患者として命の危険がある」ということを強く警告されました!!残されたタイムリミットは事故後約2時間だったと記憶しています。
2時間で放射能が拡散し始め、やがて関東の大部分に死の灰が降ると…。


本当に恐ろしい衝撃的な内容で、身体の震えが今も止まりません。
具体的に記しますと、(1)まず千葉県東方沖で震度3〜4程度の地震が最初に起こります。
この地震は短い時間ですが一瞬強く大きく揺れる気持ちの悪い地震で、それで福島第一原発のライブ映像がニュースで流れはじめます。時間は夜間です。このときはまだ異常はありません。


(2)そして次に起こる地震は朝〜昼間で、震源が内陸部でした。揺れの大きさは震度3〜5弱で、東京の広い範囲でやや強く揺れます。(4号機を含め原発(建屋)にまだ異常はありません)


(3)二度目の地震からしばらくして、同日中の午後15時33分?(確かこの時間でした)に、三度目のかなり大きな地震が起きました。この地震は、震源が福島(内陸部だったと思います)で震度は5強〜7、東京でも5弱程度の揺れが来ました。この直後、テレビで地震の緊急ニュース番組が流れ始めます。
(真っ先にN○Kが福島第一原発のライブ映像を放送します)
地震の揺れが収まって2分程で、傾いていた4号機建屋の1〜2階部分の負荷がかかっていた側の支柱が真ん中から破断し、一気に建物が傾く感じで崩れ落ちました。(前面に崩れる感じです)
同時に核燃料プールの水が一気に抜け大部分を流失してしまいます。
この日は晴天で、雲も少なく、ポカポカした暑くも寒くもない心地の良い風が吹いていました。
この瞬間、私たちの運命が決まった!!!と思いました。


私は昨晩、寝ている途中に彼らに呼ばれ、そのままベッドから窓(ベランダ)の方へ向かいました。
そして窓を開けたその後の記憶が何もありません。
以上が、私が今朝目覚めた後に残っていた記憶の全てです。


私は実際に未来に起こるであろう福島第一原発4号機建屋の崩壊を今まさにまじかで目撃し、体験して来ました!!!それは大きな地震によってもたらされます!!本当に恐ろしい大惨事がまた日本で起きました!!!


これらは彼らからの警告です。
映像が現実に起こるとするならば、福島第一原発から半径270キロメートル以内にいる方は身に迫る危機を常に覚悟しておいて下さい。助かる命の保障はありません。
そしてこの大惨事によって日本は大きく真っ二つに切り分かれてしまいます。
北(北海道)への避難、または西日本(九州地方)への避難すること。
海外へ避難できればそれに越した事はありません。
狭い日本では、例えこの半径270キロの範囲に入らなくとも、被爆と言うリスクを一生背負うことになります。


私は彼らに警告されたことを、ここで同じく皆様に警告したいと思います。
ツイートしても転載していただいても構いません。
変に不安を煽りたくはないですが、既に福島原発の現状を知っている関係者なら少なくとも解ってくれるのではないかと思います。
複数の宇宙人と実際に接触し、UFOと呼ばれる円盤型の乗り物に実際に乗って時間旅行をした私が強く警告します。

それは時間の問題で、地震と共に必ず起きると…。


本当だとしたら大変な大惨事だが、いろいろと疑問が生じる。
たとえ宇宙人からの情報だとしても、大地震原発の崩壊まで、どうしてわかるのだろうか。
なぜ4号機なのか。
この建屋が崩壊したら日本は終わりだということは、昨年半ば頃から言われていたとだ。
もしこの話が創作だとして、前述のような話題にヒントを得たということはないだろうか。


この話が現実にならなくても、大地震による原発の崩壊は日本のどこで起きてもおかしくはない。
日本の原発の数は、米国、フランスに次いで第3位。
CIAや読売グループの洗脳や科学技術万能信仰や汚い政治家・企業の利権も絡んで、原発大国になってしまったバカな国。
マグニチュード5.5以上の地震の頻度では、日本は年1.14回で、中国2.1回、インドネシア1.62回、イラン1.43回に次ぐ世界第4位の地震大国となっている。
また、国内の活断層の数は2000と推定される。
そういう国で、原発が54基。
福島県沖のような大地震の恐れがあるところにも構わず建ててしまう。
東日本大震災は自然災害で仕方ないけれど(人口地震説もあるが)、原発がなければ福島はこんな酷いことにはならなかった。
本当に狂気としか思えない。

UFOに対する態度

私がUFOに対してどういう態度を取っているかは、このブログではまだ書いたことがなかったと思う。
学生時代に、UFOを見たことがある。
それは、あくまでも「未確認飛行物体」としてのそれで、異星人の乗り物としてのそれかどうかはわからない。
だが、地球上で知られる人工の飛行物体ではあり得なさそうな飛び方をしていたのは事実だ。


私は10代の頃からUFO問題を探求・研究していた。
大学時代には、4年生になって大学でUFO研究会を結成した。
マスコミ上でもUFO情報を提供するという活動を行なっていた。
卒業後も、某UFO団体の主要なメンバーだったこともある。


UFO問題に足を突っ込むと嫌なところというか厄介なのは、「裏の世界」にかかわらなければならないことだ。
また、たとえ異星人たちが既に地球を訪れているとしても、我々に「益」をもたらす存在かどうかは別問題だ。
この問題については、また別の機会に書いてみたいと思う。

追記(2012/04/02 19:30)

この記事を一読した人が、Facebookでコメントをくれた。
やはりあの(5)だけ文脈が少し違うし、津波という重要なことを最後にもってきているのも変だ、後付けではないかと。
もっともな意見だ。
既に指摘したように、あの質疑応答の全体の流れからも不自然なところが見られる。


ということで、あの(5)の部分は震災後に、それもけっこう日にちが過ぎてからOKWaveに依頼して追記されたのではないか。
そして、この話全体が創作されたものでないかと疑っている。
どうせだったら、2000光年とかじゃなくて、もっと近くにすれば良かったのに。
この質問者が最初の質問を投稿したのは、2010年11月だった。
少し前の8月には、ケプラー探査機が2000光年彼方の系外惑星を発見したというニュースがあり、ケプラー9と名付けられた。
このあたりに影響されたのか。


そんな捏造の依頼は、管理会社が受け付けないのではないかという疑問も出るだろう。
だが、アルバイトみたいなスタッフが内容をあまり知らずに修正依頼を機械的にこなしているだけならば、疑問を抱かれずに処理されてしまうのではないか。




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