探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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長野県神城断層地震の前兆としての動物異常行動


何ですぐに気づかなかったんだろう。
いや、気づいていたし、当日の記事でも書いていた。
だが、全体が見えていなかったのだ。


「なんのこっちゃ?」って?
記事タイトルにある通り。
11/22に長野県北部で発生し、「長野県神城断層地震」と命名されたM6.7の地震で、数多くの動物前兆が起きていたらしいことだ。
22日の記事で、クマもイノシシの出没も書いていたが、包括的に見ていなかった。
そのことは、後で書くことに。


これだけ大きな活断層地震で、不幸が出なかったのは本当に奇跡的だ、
奇跡的といえば、白馬村だと思ったが、自宅が倒壊して下敷きになった女性が、わずかにできた空間の中にいて助かった。
あれなども、「見えない力」が働いたとしか思えない。


昨日の記事でも書いたように、この直下型地震は、神城断層が動いたものだった。
神城断層とは「糸魚川―静岡構造線断層帯」(糸静線)の一部だ。

地殻が下がっている

今日の日刊ゲンダイの記事が参考になる。


 


上記の記事によると、糸魚川―静岡構造線の西に位置する岐阜県飛騨市神岡町の地下水観測所では、8月から10月半ばにかけて、毎分130リットルだった流量が25リットルに激減した。
こういう情報は、事前に知っておくべきだった。


この記事で、琉球大名誉教授・木村政昭氏は、こう語る。

河川の水位低下、地下水量の減少、道路の陥没は、地盤沈下で説明がつきます。日本最大の活断層・糸静線や富士山周辺の地殻が少しずつ下がっているのです。火山のマグマだまりはスポイトのつまむ部分みたいな構造で、断続的に刺激を受けていると、富士山のマグマだまりが刺激され、噴火に結びつく恐れは十分あります」


地殻が下がっている?
あ、そういえば …。
松原照子さんが、1/30の世見で、こう書いている。

長野県は少し沈み込み気味だとかお聞きしても心配だけが残りますが、知らなかったのですが滋賀 愛知 岐阜 福井って、小刻みに思えるくらい断層があり、琵琶湖の周辺はスタートを切ってもいいような時期に入っていると、今、聞こえたようなので早速地図を開けて揺れないでと触って見ましたが、今日は何も感じられませんでした。


微妙だが、この地震のことを世見していたのかな?


全文は、こちらのブログ記事にある。
http://m.blogs.yahoo.co.jp/k3413_3346/10547928.html


この他の前兆と思われる現象について。
当日の最高気温は16度と、この季節にしては暑かった。
このようなデータは、気象庁の気象データ検索で検索できる。

クマ、イノシシなどの出没は宏観異常現象か

また、冒頭で書いた、クマ、イノシシなどの出没ケース。
この秋は、非常に多かったようだ。
動物の種類ごとに見て行こう。
イノシシは、以下の地域で出没していた。
長野県佐久市、新潟県小千谷市、富山県氷見市、諏訪市、相模原市、埼玉県(東松山市、坂戸市)、群馬県(前橋市、高崎市、太田市)、栃木県真岡市、奥飛騨温泉郷、千葉県大網白里市、あきる野市、福生市、
調べれば、まだまだあるだろう。


以下はクマの場合。
長野県(長野市、塩尻市、大町市、安曇野市など)、岐阜県(高山市)、新潟県三条市、栃木県那須町、福井県(福井市、鯖江市)、富山県南砺市、、滋賀県米原市、埼玉県飯能市、神奈川県相模原市など。


クマとイノシシの出没ケースの例を、Google Earthの地図上にプロットしてみた。
1時間程度でググって見つけたもので、あまり体系的とは言えない。
あくまでも参考までとしてください。
黄緑色がクマ、オレンジ色がイノシシ。
黄色は初めから地図上にあったもので、気にしないでください。


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震源あたりを通る南北の線はGoogle Earthのプラグインみたいな機能で、プレート境界などを示すもので、ちょうど神城断層を含む糸魚川ー静岡構造線の付近で出没が目立つようだ。
クマとイノシシの出没地点は、震源から大体半径200Kmの圏内に収まるものが多く、震度2以上の揺れがあったところだ。
関東南部でも、私のように強い体感があった人がいることを考えても、地中の岩石破壊によって生じたパルス電磁波が到達していたのかもしれない。


ただ、こうして見ると、関東ではイノシシの出没が目立つけれど、これは別の要因なのかなー。
判断が難しい。


イノシシの出没が西日本でも多かったり、北海道ではクマの出没が見られるのは、さすがにこの地震の前兆とは考え難いので省略する。
これらは、また別の地震の可能性を考えなければならないかもしれない。
また、四国の方でもイノシシの出没が相次いでいるようで、不気味だ。


いろいろ検索しているうちに、Googleマップで、「クマ目撃・出没マップ/大町・白馬・安曇野エリア」というのを見つけた。
これを見ると、なんと出没地点が糸魚川-静岡構造線上に集中しているではないか!
そして、まるでクマたちが震源を「避けて逃げている」かのように、震源の直近の周辺では出没がない。
これは、たまたまそうなったのかもしれないが。
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震源に近かった長野県大町市では、昨年は目撃が数件だったのが、今年は10月時点で今年140件も出没があったといい、長野県各地で過去最悪の被害があったという。
これなどを見ると、地震との関連性は、ほぼ決定的ではないかと個人的には思えてくる。


過去の例を見てみると、2004年には日本の日本海側で広域にクマの出没が多発したが、これは2004年10月23日の新潟県中越地震の前兆ではないかという説がある。
2010年10月には、岩手・秋田・山形の東北3県のクマ出没が増加していて、翌年3月の東日本大震災の前兆だったのだろうか。


人間というのは、何か異常で説明が難しい事態に遭遇すると、自分の知識や経験の範囲内の理由で説明しようとする。
宏観異常現象としての動物の異常行動は、まだまだ世の中で認められていないようだ。


10/31の記事で書いたが、長野県や岐阜県では特に、クマの主食のドングリが不作であるとされていた。
その要因も、確かにあるかもしれない。
それと地震との相乗効果で、クマやイノシシの出没が相次いだという可能性もあるかもしれない。


今日は、本当は神代断層帯の他の部分が動く可能性や、ひずみ集中帯について書きたかったのだが、後日とする。
書きたいことがたくさんあるのだが、今日はもう時間がないので。


※拙著のKindle本。動物の異常行動を多数収集しています。
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