本の執筆も昨日で終わり、一段落。
河北新報の7日の記事で、『「不思議な体験」 周囲が受け止めて』というのがあった。
東日本大震災の犠牲者と遺族が再会した「不思議な体験」の聞き取りを、ジャーナリストの奥野修司さん(67)が被災地で続けていることを紹介したもの。
震災犠牲者遺族の霊体験 周囲が受け止めて | 河北新報オンラインニュース
記憶の良い方は覚えているかもしれないが、奥野さんの活動は、3月の大震災4周年の特集の一環で書いたTOCANAの記事『【3.11震災から4年】被災地で幽霊目撃談が多い本当の理由』で紹介した。
こちらの記事をまだ読んでいない方は、読んでみてください。
いわゆる震災幽霊の話を単純に「不謹慎と」とする風潮に疑問を感じて、この記事を書いた。
大震災で家族が亡くなって、完全に消えてしまうのではなく、この世ではなくても別の世界ででもまだ存在するのだと知ることは、何よりの「救い」となるだろう。
奥野氏は、20人の遺族を取材して、多くの場合で故人の霊や魂の存在を感じた体験が、寂しさや悲しさに沈む遺族に安らぎをもたらしていると感じた。
これから私は河北新報の記事に対してコメントをつけるが、それは40年以上に渡る霊的世界の探求と超常現象研究によって得た内容を前提にしている。
だが、それを他の人々に押し付ける気はない。
あくまでも、こういう解釈もあるのだということで読んでください。
兄の届け出書類を書いた妹の携帯電話に「ありがとう」と、兄からメールが入った。
不思議な話だが、日本ではこういうことは稀なケースだろう。
亡くなった霊が、物に働きかける。
日本よりも、欧米ではよく起こりえることだろう。
もっとも、霊的解釈ではなくても起こりえる現象かもしれないが。
「墓は作りたくない。いつまでも成仏してほしくない」。
我が子の霊に出現してほしいと願う母親。
気持ちはよくわかるが、これは親の身勝手だろう。
霊界へ旅だった魂は、向こうの世界でも霊的成長を目指し、この世とは別の形での「修行」をする。
この世に残った人間の想いが強すぎると、呼ばれてばかりで修行の妨げになってしまうのだ。
石巻市の遠藤由理さんは震災の2年後、津波の犠牲になった長男の康生ちゃん(当時3)に心の中で声を掛けると、愛用のおもちゃが突然動いた。
「私の体験は紛れもない事実。こうちゃんは私を見ていると100パーセント確信できた」と語る。
霊的存在は、こちらが呼ぶというか、心の中で想うだけでも、瞬時にしてその人の元を訪れる。
物質的身体がないから、光速よりも速い。
これも前述のメールの例と同様に、日本よりも欧米でよく起こりやすい。
お母さんが自分のことを想ったから、即座に来たのだろう。
奥野さんは聞き取りの内容を本にしたいという。
聞き取りに協力してくれる人を募集しているという。
連絡先は、上記の河北新報の記事にあります。
この世に残った者も、旅だった者も、双方の魂のつながりができることによって、お互いに救われるのだろう。
かつて精神科医のC・G・ユングは、「信仰」によって人が精神病の危機から助かることが少なくないと言った。
昇天後の信仰あるいは確信は、恐怖を和らげる。
「永遠の生命」を悟った人は、恐怖からほとんど自由になれる。
それとは反対に、マテリアリスティックな世界観を持ち、魂などなく、生の終わりはすべての終わりだと思っている人々。
そういう人々にとって、恐怖以外の何ものでもない。
今の地球上の科学のパラダイムで説明できないからといって、それが無いとは限らない。
霊との交流がフィクションの世界の話であれば、私は興味をもたなかっただろう。
それが「事実」だからこそ、おもしろく、また感動的なのだ。
そこには、興味本位で終わる怪談話の何十倍もの価値があるだろう。
「生まれてくる前」や「生を終えた後」を考えることは、人間が生きていく上での根源的な世界観につながる。
私などは、子供の頃から考えていた。
「癒やされること」や「救われること」は、フィクションやお伽話から生まれるものではなく、「向こうの世界」での現実から生まれる…という話でした。
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リシルさんの久々の競馬話。
結果が15-14-18で配当が14,570円だというから、これって勝ったということですよね?
http://ameblo.jp/risiru-0000/entry-12093313477.htmlameblo.jp
昨日に続き、サルちゃんのタイ料理三昧ブログ更新しました。
ヴェトナム風生春巻きのレシピです。
saruchan.hatenablog.com
もう1件、珍しく1日に2本も書いてしまいました。
saruchan.hatenablog.com