今日は、防災関連の話題として、地震や台風などが起きた際に必要となる備蓄食料のことについて書く。
派遣先で、災害用に備蓄していたパンが賞味期限切れになったので、社員に配られた。
それが、私にも回ってきた。
パンを配った担当者から、賞味期限が切れてはいるが、「帰宅する前に捨てないように」とのお達しが出た。
ということは、自宅に持ち帰ったら、不安な人は無理に食べなくてもいいよ、ということだろうと察した。
食べてみた味は?とか
商品の詳細については、こちらのブログの担当領域ではないので、『食探三昧』ブログの方で書いておいた。
興味がある方は読んでみてください。
「防災」にも力を入れたい
こちらのブログで書くのは、そもそも論として、備蓄用食料って、家族用に大量に蓄えておくべきものかどうか?ということなど。
大地震や、地域によっては大津波や火山噴火といった自然災害に被災したときに、不安になるのが「食料」の問題だろう。
私は地震前兆研究家と名乗っているが、長年にわたって地震予知・地震予測・地震前兆現象などを研究してきた。
そうするうちに、「未来のこと」だけでなく、「起きた後のこと」も考慮する必要性も感じ始めた。
つまり、「防災」関連のことだ。
少しでも命が失われることを防ぎたいという想いでこのような研究をしているが、災害発生後でも失われる命はあり得る。
また、被災した後の生活の仕方も、ノウハウを蓄積しておけばイザというときに困らないだろう。
新しいブログの名称を「防災三昧」にしたのも、そのような思いもある。
「防災」について考える優先順位
いつも書いていることだが、「防災」について考える際に、優先順位というのがあると思うのだ。
東日本大震災のときに、首都圏で大量の帰宅困難者が発生した。
それで、首都直下地震などの大災害発生時の帰宅困難の問題が重視されるようになった。
私は、そのような報道を見るにつけ、思うことがあった。
「それよりもっと先に考えることがあるんじゃないの?」と。
それは、まず何よりも「サバイバルすること」
つまり、生き残ること、生存すること。
その観点が大幅に欠けているのではないか。
大地震や台風の豪雨などの大災害が発生して、被災地でよく聞かれる言葉として、「まさか自分の家が被災するなんて夢にも思わなかった」などということ。
見ていると、ある程度のお年を召した、特に男性に多いように思う。
でも、自分たちは絶対に大丈夫という「自信」は、根拠がないことの方が多い。
「正常性バイアス」
いわゆる「正常性バイアス」というものだ。
社会心理学、災害心理学などで使用される心理学用語で、自分たちにとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまうこと。
特に大地震、大津波といった自然災害で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫だ」「まだ大丈夫」などと過小評価して、災害から逃げ遅れる原因にもなる。
大地震や豪雨による洪水の被害についていえば、被害に遭わないためにもっとも重視すべきことは、やはり自分が住む土地の「地盤」の問題だ。
阪神淡路大震災で、すでに答えは出ているのに、いまだにそのことが正当に重視されていないように思われて仕方ない。
たとえば東京都23区内の特に東側の低地、大昔は海だったところ。
そうでなくても、川や谷地や水場など、地盤がきわめて悪い土地。
そういう土地で建物の耐震対策を十分にしたとしても、地盤が悪いままならば、あまり意味がなくなってくる。
話が少し飛んだが、やはり「生きるんだ」という強い思いのもとで先々のことを考えた方が良いのではないかと思うのだ。
食料備蓄の優先度
食料の備蓄は、優先順位でいうと、もう最後の方。
たとえば過去の阪神淡路や3.11の後で、避難所や自宅で生活していて、食料不足で餓死した人って何人いましたか?
日本という国では、そのへんはなんとかなるものです。
たとえば今の派遣先の会社のように、被災した時用のちょっとした食料を蓄えてくれている。
これは、何もないよりは心強いものでしょう。
たとえば私が3.11に遭遇した時のこと。
当時、両国にある某携帯キャリアのビルで、SEとしてソフトウエア開発の仕事をしていた。
あの時は、全員に待機命令が出て、帰宅できなかった。
それで徹夜したが、夕食を買いにコンビニに行っても、弁当など食品はほとんど売り切れ状態。
ああいう時に、このような備蓄用パンが少しでもあれば違っていただろう。
ちなみに、うちでは食料の備蓄はほとんどない。
というか、それ以前に、築年数がけっこう経っている2階建て借家住まいなので、それを何とかしなければならない。
なんとかしたいのは山々だけど、それに先立つ資金が足りない。
今回、派遣先からもらった備蓄用パンは、買うと結構なお値段だ。
それだけのお金をかけるならば、他にもっと費やすべきことはないか?
たとえば、寝室に高い家具が置かれていないか?
本当は置かないのが一番良いのだけど…。
うちはそうです。
それでもやはり、多少の食料の備蓄は、あったう方が良いだろうと思っている。
今年、熊本地震が発生した直後に、いつもAmazonで買っていたミネラルウォーターの価格が高騰していた。
その時、熊本など被災地で本当に必要とされていた以外に、心配になった人々による「買い占め」が起きていなかったのだろうか。
そういう時ほど、全体のことを考えて行動したいものだ。
※今日は「防災三昧」ブログの方で、北海道に現れた「白虹」について書いています。
今年5月には、白虹が見られた2日後に千島列島でM6クラスの地震が起きているので、念のため警戒したい。
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今日は9/29の結婚5周年記念日の5日前にお祝いで、新宿プリンスホテルでランチバイキング。
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