今日TOCANAで、私が執筆した記事が2本掲載された。
昨日に続いて、2日間で3本掲載というのは、新記録だろうな。
いままで記憶がないので。
この記事では、1本目として、昨日掲載された「人工地震」の後編を紹介する。
『【真実の人工地震】次は秋田県か!? 陰謀論ではない「人為的地震」のすべて』と第したもの。
昨日の記事では、主に海外で起きた「人工地震」が疑われる大地震の例を紹介した。
今日の後編では、日本で起きた「人工地震」つまり人類の営みに起因して引き起こされたかもしれない地震を紹介している。
TOCANAの記事
まず、昨日のTOCANAの記事を呼んでいない方は、その記事を紹介し補足を加えている昨日のブログ記事を読んでください。
後編だけを読んでも、いまいち意味が通じない部分もあると思うので。
次に、今日のTOCANAの後編の記事を読んでみてください。
シェールガスなどの資源の掘削に伴う水の注入、地下核実験、井戸の掘削、ダム建設…。
このように、「人工地震」を引き起こす要因は様々な種類がある。
「ダム地震」の怖さ
中でも、可能性としてはいちばん低いかもしれないが、本当だったら一番大変だというのが、「ダム地震」だろう。
すべてのダムではないにしても、人類にとって普遍的な営みの一つが、人類にとって最も恐怖する対象の災害である地震を引き起こす可能性があるとすれば、だ。
牧尾ダム
今日の記事では、日本で起きた「人工地震」かもしれないものをいくつか紹介したが、そのうち牧尾ダムでは、ダムと震源との距離を説明していなかったので、ここで補足する。
このダムは、長野県木曽郡木曽町と木曽郡王滝村の境の、木曽川水系王滝川に建設された。
1961年の竣工から23年経った1984年9月14日に、M6.8おn長野県西部地震が発生した。
下記のマップで示すように、震源はダムから西へ3Kmほどのところだった。
震源から貯水池までの直近の距離は、1.8Kmほどだ。
これらの海外や日本で起きたダム建設によるものと考えられている地震を総合して考えると、やはりダムと関係があるのではないかと思えてくる。
TCOANAで紹介した地震のすべてが、たまたまダムの近くで起きたわけではないのではないかと。
だが、それはあくまでも現時点での印象であって、理詰めで説明できる域には達していない。
過去のいくつかの大地震は、科学者によってもダム建設の結果として発生したという説を出している。
苫小牧市も危ない?
トカナでは秋田のシェールオイル掘削について紹介した。
Facebook関連の人から、北海道の苫小牧も地震の危険性があるのではないかと指摘を受けた。
苫小牧市に二酸化炭素を地中に閉じ込める技術の試験施設が完成したという。
工場や発電所等から排出される二酸化炭素を地下に貯蔵する技術を「CCS(Carbon Dioxide Capture and Storage)」といい、排出ガスから二酸化炭素を分離する主要装置の実験が2016年より開始される予定という。
だが、この技術も地震を誘発するという説があるようだ。
今日は内容を吟味する時間がないが、こういうページ(英文)を見つけたので貼り付けておく。
Earthquake triggering and large-scale geologic storage of carbon dioxide
いずれにしても、ダムの建設は「自然破壊」の行為に他ならない。
地域の生態系を著しく変えてしまう。
それに加えて地震も引き起こすとすれば、大問題だ。
だからといって、日本でダムがなくなったら、多くの地域…特に東京都などの大都市の水の供給がままならなくなり、大問題となる。
それでダムに替わるものとしての代替案が色々検討されているのだが、それについてはまた後日紹介することにしたい。
今日はちょっと2本めの記事も書かなければならないので、このへんで。
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