今日もTOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
イタリアで、大規模カルデラ噴火(=破局噴火)の予兆かもしれないことが起きているという内容だ。
昨日までで2日で3本の記事が掲載され、「新記録」と書いたが、その記録更新だ。
なんだか、トカナの主要ライターになったような気分だが、たまたま掲載時期が重なっただけだ。
この記事は『【緊急警告】イタリアのスーパー火山「地獄への入口」が活発化! 破局噴火→噴煙による気候変動→世界滅亡か!?』と題したもの。
ナポリ西方にあるカルデラ「カンピ・フレグレイ」(フレグレイ平野)というカルデラで「再び目覚めつつある兆候」が見られるという研究論文が発表されたことを紹介している。
「世界滅亡か?」は、私は原稿に書いた覚えはなく、編集部によるもの。
まあ、本当に大規模なカルデラ噴火ならば、世界中に影響を及ぼすことはあるだろう。
TOCANAの記事
この記事は、編集部より執筆を依頼されて、急いで書いてほしい旨だったので、即日に書き上げたもの。
下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
今日はつい先ほど、茨城県北部でM6.3の強い地震があって、混乱状態が続いている。
そのため、こちらの記事は手短に終わらせていただく。
「世界でもっとも危険な火山10」
フレグレイ平野(カルデラ)は、「世界でもっとも危険な火山10」の中でワースト3に選ばれた。
10位までは下記の通り。
1位:硫黄島
2位:アポヤケ山(ニカラグア)
3位:フレグレイ平野(イタリア)
4位:阿蘇山(熊本県)
5位:トランスメキシコ火山帯(メキシコ)
6位:アグン山(インドネシア)
7位:カメルーン山(カメルーン)
8位:タール山(フィリピン)
9位:マヨン山(フィリピン)
10位:ケルート山(インドネシア)
これを見てわかるように、日本の火山が2つも入っている。
この時のTOCANAの記事では、私は大チョンボをしてしまった。
「硫黄島」というのを、小笠原諸島の硫黄島と勘違いしたのだ。
だが実際は、「薩摩硫黄島」のことだった。
約7300年前に鬼界カルデラのカルデラ壁に生成した火山島だ。
フレグレイ平野があるイタリアよりも、九州など多くのカルデラがある日本の方がずっと怖いのだ。
地震の場合は、さまざまな前兆現象が知られているが、破局噴火は、そういうわけにはいかない。
何しろ、日本で最後に大規模カルデラ噴火が起きたのが7300年前のことだ。
どんな予兆があったかなど、誰も知らない。
日本にも迫っているかもしれない破局噴火のことは、もっともっと勉強する必要性を感じている。
「世界の滅亡」ならぬ「日本の滅亡」は、九州や北海道で破局噴火が起きれば、まったくハッタリではなくなるかもしれないのだ。
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