【地震】パプア・ニューギニアでM8.0の巨大地震、ソロモン諸島でM6.5～日本にも影響か～イタリアでM5前後の地震＋地震と雪崩

今日2017年1月22日15時30分頃（日本時間13:30頃）、パプア・ニューギニア西方のブーゲンビル島（Bougainville Island）で、M8.0の巨大地震が発生した。
詳細は、下記の防災三昧ブログの方で書いている。

www.bosai3.com

また、下記のマップにあるように、一昨日1/20には、そこから東方のソロモン諸島でも、M6.5の地震が起きていた。

f:id:nmomose:20170122214731j:plain

また、イタリア中部では1/18に、M5前後の地震が連続して発生した。
それによる雪崩も起きていて、そのことにも言及したい。

パプア・ニューギニアでM8.0の巨大地震

防災三昧でも書いたように、M8超の地震は世界で1年以上起きていなった。
2015年9月にチリでM8.3の地震があったのが最後だった。

上記の地震は、一部メディアでは震源が「ソロモン諸島」となっていた。
たしかにソロモン諸島に近いが、厳密にいうと、震源のブーゲンビル島（ブーゲンビルとう、Bougainville Island）は、パプアニューギニアに属する島だ。
正式な国名はパプアニューギニア独立国で、その国のブーゲンビル自治州に属する島だ。

そのソロモン諸島でも、20日にM6.5の地震が起きた。

また例によって震源が次第に西へと移動していって、また北上もしていって、日本の周辺でも大きめの地震があるかもしれないので、要注意だ。

イタリアで連続地震と雪崩

18日にイタリアで起きた地震は、昨年2016/08/24に起きたイタリア中部地震（M6.2）の震源から離れていない。
余震域で起きた地震といえるかもしれない。

また、この地震では、イタリア中部アブルッツォ州で地震による雪崩が発生した。
リゾートホテルが雪崩に巻き込まれて、宿泊客など30人あまりが行方不明になっていた。
その後20日に、生き埋めになっていた子ども4人を含む生存者少なくとも10人が発見され、うち5人が救出された。

日本でもそうだが、冬季の山岳地帯では、地震による雪崩も要注意となる。
イタリアではホテルが倒壊したが、それぐらい怖いものなのだ。

私など、東京都で生まれ育って、雪の被害などほとんど実体験がなく、よく知らない。
雪の重さは、バカにはできない。
新雪では、普通の日本の民家の屋根に積もる雪で、50～150kgあるという。
積もり積もって固まっていくと、500kgになることもあるそうだ。

ましてや普通の重力による重みではなく、雪崩により勢いがついた雪の攻撃は、想像を絶する力があるのだろう。
津波ほどではないにしても、その威力はビルを押し倒すほどもある。

また、地震発生後にリアルタイムで雪崩が起きなくても、その後に起きることもあり得る。
たとえば、新潟県中越地震の時には斜面崩壊が発生し、森林や灌木がなくなって地面が露出したところがあった。
これにより地表面の支持力が低下し、雪崩が発生しやすくなったという。

地震に伴う雪崩による被害については、地域限定的なこともあるが、あまり情報が行き届いていない。
また私も、その分野は勉強不足なので、今後の課題としたい。

破局噴火は？

イタリアで地殻変動が活発化してくると、心配になってくるのが「破局噴火」だ。
「地獄への入口」の異名をとる火山については、昨年末にTOCANAで緊急記事を書いた。
その後に他のマスコミでも大きく取り上げられた。
下記の記事で紹介している。

tankyu.hatenablog.com

今回の地震の震源とカルデラ噴火が想定される地域は、距離的には200km～250km離れている。
そのため、もちろん短絡的に結びつけるつもりはないが、今後はイタリアの動向に注視しなければならない。

地震予知情報

最新の地震予測・地震前兆的情報としては、まずヴィクトル・ボコル博士による1/22までの予測マップで、東京や神奈川の南方沖あたりにM5～M6クラスの予測が出ている。
千葉香取観測点のグラフも、今日の午後あたりに乱れが出ている。
ラドン濃度グラフは、札幌と広島が上昇中で、市川は軽く上昇後に下降してスタンバイ状態？

saryuya.com

自分の体感的には、1/18の下記の記事で書いたが、今日か明日（1/23）あたりに発震を予想している。
通常の関東の揺れよりも規模が大きくなる場合は、その限りではなく、より遅い発震且つ規模が大きくなることもある。

tankyu.hatenablog.com

※エコウォーターと別に、これもお試しで買ってみようかと検討中。