このところ、東京でカラスが大量に落命するという現象が相次いで起きた。
3月24日には、東京の城北中公園で、息絶えた50羽のカラスが発見された。
25日にも、新たに20羽が発見された。
このニュースは、スルーしていた。
地震に直接関係してくるとは思えなかったので。
ところが昨日の秒刊SUNDAYで、『【東京終了】東京ヤバイ!カラスが…】』というタイトルの記事が目に入った。
これは、ちょっとツッコミを入れずにはいられない(?)。
というわけで、記事を書くことに。
秒刊サンデーの記事
秒刊サンデー、ちょっとあれですね。
TOCANAの影響が出てきた?
ちょっと記事を引用します。
地震の前には地殻の破壊によって、大きな電磁波が発生し、それを感じて騒ぎ出す動物がいるというのは大震災の経験から日本では一般的に知られている事と思います。
実は熊本地震がおこった際にも、カラスが大群で異常行動をしたという報告があり、今回の70羽ものカラスの大量不審○事件も、巨大地震の前兆ではないかとネット上では騒がれているようです。
…と、ここまでは良い。
今回の不自然なカラスの大量○が、大きな地震の前触れでない事を祈るばかりです。
ここここ。
ツッコミどころがあるというのは。
今回の場合、カラスが息絶えていたということが、直接に地震前兆現象となることは、あまり考えにくい。
絶対無いとも言えないが。
私はいつも、自分自身に言い聞かせていることがある。
「地震雲とカラスには気をつけろ」
ところで、うちの近所でも、ゴミを漁るカラスの姿が、急に見えなくなった。
これは、もしかすると極地的な問題ではないかもしれない。
姿が見えなくなったのは、カラスだけではないという説もある。
カラスが騒いだからといって…
たとえばネット上の地震前兆関連の情報共有の場などでも、カラスが騒いでいたとか、夜に鳴いていたという投稿がよく見られる。
だが、カラスは知能が高い動物で、たとえば雨の前兆を捉えたりして仲間に伝えようとする。
騒いでいるからといって、地震の前触れとは限らないのだ。
また、夜に鳴くことも同様だ。
故池谷元伺大阪大名誉教授によると、梅雨前線が近づき電磁ノイズが増すと、カラスは騒ぐだろうという。
カラスの生態を知るのは、一筋縄ではいかない。
「地震雲とカラスには気をつけろ」云々は、そういうことだ。
カラスが騒いだぐらいで、人間も釣られて騒がないことが大切だ。
大地震の前に見られたケース
だが、地震の前兆現象としての宏観異常現象であることも、ないとは言えない。
1923年(大正12年)9月1日の関東大震災(M7.9)の前の8月中旬には、横浜市磯子区で、千羽ほどのカラスの大群が横須賀方面へ移動するのが見られた。
力武常次氏らが収集した1978年1月14日の伊豆大島近海地震(M7.0)のデータでも、カラスに関する報告が何件か見られる。
1995年の阪神・淡路大震災の前兆(かもしれない)現象を集めたデータとして、『前兆証言!1519』がある。
カラスについての報告は、鳥類の中でダントツに多い35%で、約100件弱ある。
私はこれらのデータの中で、カラスの大群が移動したというケースを解析して、ある傾向がわかった。
それは、このような大群の多くは、神戸地震の震源の反対方向へと移動していったのだ。
たとえば魚の大漁とか不漁や、カラスやネズミが大量に出現するケースも、「今までいたところから、いなくなった」と「今までいなかったところに現れるようになった」の2つに大まかに分けられる。
結局それらの移動は、地震前兆として起きるパルス電磁波の影響が少ない方向…つまり震源となる地点から離れていく結果かもしれない。
とは言っても、カラスさんたちがいなくなってしまったら、地震前兆の観測もできなくなってしまうではないか。
東京のカラスが年々減ってきたのは、石原都知事時代からの「対策」が進んだためだという声もある。
東京都では、飲食店などから出る生ゴミを夜間に収集し、ゴミ集積所にカラスよけネットを設置した。
公園などにわなをしかけ、繁殖期には巣を撤去。
こうした対策の結果、カラスは都心から徐々に姿を消してきたという。
それは本当に「正の遺産」なのか?
カラスを悪者扱いするよりも、人間がもっと賢くなればいい話では?
今日の体感
今夜もセミ鳴きの耳鳴りがメッチャ強く続いている。
やはり今週末に関東近辺、ちょっとした地震があるか。

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