今朝、東京都東部に住むFacebookの友達(Eさんとする)が、江戸川区河川敷を散歩していて、カモメの大群を目撃したと写真入りで投稿していた。
東京湾から12~13Kmほど内陸の地点だった。
見た時間は、今朝5時50分頃だった。
その後、7:20頃に福島県沖でM4.9の地震があった。
震源からかなり距離が離れてはいるが、この地震の前兆現象だったのだろうか。
そのことを検討してみたい。
福島県沖M4.9の地震
今朝の地震は、4/9 7:20に福島県沖で起きて、規模はM4.9だった。
発生時刻:2017年4月9日 7時20分頃
震源地:福島県沖
最大震度:震度3
緯度:北緯 37.5度
経度:東経 141.6度
震源:マグニチュード M4.9
深さ:約50km
Eさんがカモメを見てから、1時間ちょっとしてからの発震だった。
通常、これだけの情報による判断では、震源からの距離が遠いことに疑問をもつかもしれない。
このような直前前兆というのは有り得ることだが、問題は震源から300Km弱離れていることだろう。
だが、興味深いことがあるのだ。
地震発生後も散歩を続けていたEさんは、その後にカモメの大群が海の方へと戻って飛んでいくのを見たという。
この記事冒頭の写真は、Eさんが最初にカモメの大群を見た時に撮影したものだ。
過去の大地震とカモメの異常行動
カモメにまつわる地震前兆現象の報告は、多く見られる。
たとえば、1978年1月14日の伊豆大島近海地震(M7.0)の3日前に、静岡県稲取港で働く人から、カモメがいなくなったという報あった。
いつも書いているように、大地震の発生前に、ある動物が群れをなして通常見られる地点からいなくなったり、逆にいつもはいない地点に出現したりする。
これは、解析してみると、実は大地震の前に震源となる地点から遠くへと移動した結果である場合が多いのだ。
故池谷元伺大阪大学名誉教授によると、地震の前には、普段は海辺にいるカモメが内陸部に移動して騒ぐという。
私はこのことが頭の中にあったので、Eさんの投稿を見た時に、「あ、地震があるのかもしれない」と思ったのだ。
だが、その後にEさんが書き込んだ別の投稿を見逃していた。
私が見た時点では、すでに福島県沖の地震が発生した後だったのだ。
「前兆証言1519!」、つまり1995年の阪神・淡路大震災の前兆現象を集めた本でも、カモメに関する報告は多い。
大阪府堺市の菖蒲公園では、地震の前日に数千羽のユリカモメが水面や土手一面に群がっていた。
兵庫県城崎郡では、地震の2日ほど前から海のカモメが陸地に上がり、土産物屋の商品を集団で奪うようになった。
前日には、民宿の玄関の魚類や魚の餌まで漁るようになった。
これはかなり尋常ではない異常行動の例だろう。
Eさんの報告に戻るが、カモメの大群が必ずしも今朝の福島県沖の地震の前兆現象だったと確言できるものではない。
もしかすると、これから起こる地震に対応したものかもしれない。
その可能性も排除せずに、注視することにしたい。
前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分
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