6月3日7時24分頃(日本時間)、アリューシャン列島でM6.9、深さは4.3kの地震が発生した。
また、6月5日朝には、ロシア、カムチャツカ半島のクリュチェフスカヤ山(クリュチェフスキー火山)が噴火した。
パッと見、富士山かと思ってしまうような親しみがある山容だ。
アリューシャン列島とカムチャツカ半島となっているが、地図を見ると800kmほどの距離があり、そう遠くはない。
では、この2つの出来事には関係があるのかどうかを説明したい。
クリュチェフスカヤ山
クリュチェフスカヤ山(Klyuchevskaya)はクリュチェフスキー火山とも表記されるが、ユーラシア大陸でもっとも高い火山とされ、標高は4850m。
2016年春から火山活動が活発化していたが、今回の噴火では、噴出の高さは約5000mも噴煙を上げた。
また、今日6/7には、カムチャツカ半島のクリュチェフスカヤ山の北方でM5.1の地震も起きた。
これらの地点を下記のGoogleEarthのマップにまとめた。
M6.9の地震があった2日後に、800km離れた火山が噴火した。
これは、たまたまそうなったとはあまり考えにくい。
この地震の震源も、クリュチェフスカヤ山も、太平洋プレートが北アメリカプレート(オホーツクプレート)の下に沈み込んでいるあたりにあることが共通している点だ。
地震と火山噴火
火山噴火のしくみは、下記のサイトに詳しい。
上記によると、火山の種類は、プレートの分布と大きく関係している。
火山は、海嶺(かいれい)型、ホットスポット型、海溝(かいこう)型の3つに分類される。
海溝型(島弧型)火山は、日本の太平洋側に見られるように、プレートが沈み込む海溝沿いに分布する。
太平洋プレートの沈み込みによって岩石が溶け出し、マグマが発生する。
発生したマグマは上昇していき、マグマだまりに溜まった後で、さらに上昇して噴火が起こる。
このような場合は、やはりプレートの活動と密接に結びついていて、プレート境界型の地震との関連性を思わせる。
「巨大地震の後には、必ず火山の噴火がある」といわれる。
東日本大震災が発生したあとで、多くの火山学者が指摘してきた。
藤井敏嗣・東大名誉教授、火山噴火予知連絡会会長は、NHKサイト「備える防災」で、「大地震は火山噴火を誘発する!?」というコラムを書いている。
ここで藤井氏は、「地殻内の応力状態の変化は地震を誘発するだけでなく、地殻内に存在するマグマだまりに影響を及ぼし、火山噴火を誘発する危険性があるのです」と指摘している。
藤井氏によれば、地震が火山噴火を誘発するメカニズムは以下のようなケースが考えられるという。
(1)地震による圧縮ひずみが増大しマグマが絞り出される
(2)差応力が増加してマグマの貫入を誘発する
(3)地震動によってマグマだまりが揺さぶられマグマが一斉に発泡し,爆発的噴火をする
(4)周囲の岩盤の応力変化によってマグマだまりの圧力が減少し、マグマが発泡して軽くなり上昇を開始する
特に(4)のマグマ発泡の促進によるマグマ上昇のケースが有力だという。
要は、地震によって応力(溜まった地殻のひずみ)の圧力が変化して、それがマグマだまりに影響を与えるという。
東日本大震災に誘発された噴火は?
2012年に書かれたこのコラムでは「3月11日の地震に誘発されたと見られる噴火はまだ起こっていませんが、世界の例からすると地震後数年たってから噴火したケースも知られていることから、まだしばらくは注意が必要です」とある。
その後、2014年9月27日に木曽御嶽山が噴火した。
これも一つの誘発された噴火なのかもしれない。
だが、今後の更なる火山噴火の可能性でいえば、「もう6年も経った」のではなく、「まだ6年しか経っていない」という認識が大切ではないか。
今日の体感(頭痛でダウン)
昨夜は、風邪がぶり返したような悪寒があり、風邪薬を飲んで寝たが、これは体感とは関係ないだろ。
今朝は、ひどり頭痛で仕事を休んだ。
【体感】6/7朝から頭痛で仕事を休む。朝と昼に頭痛薬服用で収まらず、夕方に収まる。 @kokanranger #宏レン
— Noya Momose 百瀬直也 (@noya_momose) 2017年6月7日
また、昨夜はしろ子(ジャンガリアンハムスター)の様子もおかしかった。
回し車のカウンター値は、それほど高くはなかったが。
【ハムスター】6/7朝、カウンター値:6262。昨夜、散歩の後でケージの檻をガリガリ噛み切ろうと必死で、何だか様子が変。 @kokanranger 報告 #宏レン #ハムスター #ジャンガリアンハムスター #地震予知
ツイート忘れたが、「頭痛~る」アプリでは、6/7は0時前後から「注意」、3時~15時が「やや注意」15時~6/8 3時が「警戒」となっている。
いわゆる低気圧頭痛に加えて地震前兆の体感があるパターンか。
今週後半、様子見としたい。

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物書きやブロガーや研究で年中無休で、本を買っても読む暇が皆無。今日みたいに頭痛で休んだ時が絶好のチャンス。低線量被爆、政府は本当のこと言わないけれど、小児甲状腺ガンや白血病や妊婦への影響怖いですよ。国民の殆どが低線量被爆しているんです。#内部被曝 #内部被ばく #放射線