今日2018年2月6日23時50分頃(日本時間2月7日0時50分)、台湾東部の花蓮県付近で、M6.4の地震が発生した。
現時点で犠牲者6人、負傷者200人以上の被害地震となってしまった。
1月31日のスーパー・ブルー・ブラッドムーンから最低1週間は世界的に地震に注意と呼びかけていたが、約1週間後に起きてしまった。
震源が内陸へ移動
2/4夜に、ほぼ同じ地点でM6.1の地震があったが、その時は内陸に近い沖合が震源だった。
今日(日本時間)の地震は、そこから3kmほど西の内陸地震だった。
下記はGoogle Earthのマップだが、右上にあるラインがフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界。
オレンジ色の震源が1日以内の地震で、黄色はそれ以上経過したもの。
震源が移動していることがわかる。
台湾は日本の関東のようにプレート境界が地下で複雑に入り込んでいる。
関東と同様に地震の巣のようなところで、大きな地震は頻繁に発生する。
軟弱な地盤
衝撃的だったのは、川辺のホテルが倒壊した写真が報道されたことだった。
冒頭の写真だが、1階から3階までが押しつぶされて、斜めに傾いている。
これは、こちらのYouTube動画からキャプチャしたもの。
川沿いであるために、特別に地盤が軟弱なのだと推測する。
加えて、ニュースによると、柱の本数が少ないので耐震性が弱かったなど、設計上の問題があったようだ。
他の所でも、液状化現象が起きたりしているようだ。
日本でいうところの震度7に相当する揺れだったというが、それがどれくらい酷い揺れなのかは、下記のYouTube動画を見れば一目瞭然だろう。
震源近くの花蓮市のレンタルビデオ店の防犯カメラで撮影されたものだ。
大きな地震がより大きな地震の前触れかもしれないこと
われわれは、この台湾東部地震から教訓として学ばなければならない。
大きな地震が起きたときは、「もっと大きな地震が来るかもしれない」と警戒することだ。
東日本大震災のときも、熊本地震のときも、同様だった。
全体の中では稀なことではあるが、大いにあり得るということだ。
台湾加油!
日本ではあまり知られていないが、台湾は親日国で、みんな日本が好きだ。
私はFacebookで台湾の友達が何人かいて、彼らの勧めで台湾の地震関連のグループにもいくつか参加しているので、よく知っている。
東日本大震災のときにも、台湾から多額の寄付などがあった。
だから、「台湾加油」(タイワン・ジャーヨウ→台湾頑張れ)。
過去の大地震
下記のGoogle Earthマップは、USGSの大地震データを取り込んだもの。
1900年~2018年のM7.0以上の大地震の震源をマッピングしたもの。
今回の震源より少し南で、1920年6月5日にM8.2の巨大地震が起きていたのが、この118年ほどで最大規模だった。
気象局の予測が外れていた
台湾東部の花蓮市付近では、4日ごろから地震が頻発していた。
2月4日21時56分(日本時間22時56分)には、最大規模のM5.8の地震が発生した。
その後、M3.5以上の地震が78回起きていた。
2月5日に、台湾気象局地震測報センターは「2月4日に繰り返し発生した地震は地殻エネルギーの連続的かつ大規模な放出によるものであり、今後より大きな地震が発生するほどのことはない」という予測を発表していたという。
これが事実であれば、大きく非難されるところだろう。
何を根拠としたのかわからないが、わからないならば、わからない、あるいは少しでも可能性があるならばその旨をはっきりさせるべきだっただろう。
前兆現象の有無的なことは、後日に紹介したい。
今後、日本では特に、フィリピン海プレートが沈み込んでいる沖縄県、西日本、関東南部の太平洋側でも、大きな地震に気をつけましょう。
スーパー・ブルー・ブラッドムーンという稀有な機会の影響は、まだ続いているかもしれません。
【地震】2/7 0:50台湾北東部でM6.0の地震。2日前から群発していて、ついにホテルなど倒壊と死者が出る被害地震に。 @kokanranger #地震 #地震予知 #地震前兆

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