【画像】四国災害アーカイブスより。
今日、TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
3.11特集の第3弾として、これが最後の記事だ。
『【3.11特集】地震・津波碑データベースでわかる「次に危ない地域」5選!シ死者4万人も… 今こそ祖先からのメッセージを聞け!』と題したもの。
大阪の国立民族博物館が、Web上に「寺社・石碑データベース」を作成した。
全国の津波被害を記録した石碑や寺社の情報をまとめたもので、過去の津波被害を知り未来の防災に活かすには非常に重要な資料だ。
その中から、今後の津波想定を見据えて、5カ所の津波碑などを紹介している。
東日本大震災の教訓を忘れないように!
今年の3.11特集では、すでに3/10にペットと震災、3/11に津波から助かった/助けた人々の感動エピソードを紹介した。
特集の最後の記事は、3.11の7周年の翌日に掲載された。
7年前の3.11では、津波によって1万5千人以上の命が奪われてしまった。
日本の歴史を通じて、津波による犠牲者は多く、その度に津波碑が建てられた。
だが、月日が流れるにつれて、風化し、忘れ去られ、無視されていく。
そういう中で、全国のどこに、どういう津波碑があるのかを知るためのデーターベース(DB)のようなものは、非常に貴重だろう。
TOCANAの記事
このDBは、現時点では、岩手県(174件)、宮城県(53件)、三重県(50件)、和歌山県(50件)の順に登録数が多い。
岩手県が圧倒的に多いのは、やはり三陸沖の津波による被害がそれだけ多かったということだろう。
宮城県も同様で、三重県と和歌山県は、もちろん南海トラフ地震の津波に関係したものだ。
そのうち、今回紹介するのは、下記の5カ所の津波碑などだ。
- 「三陸大海嘯溺死者弔祭之碑」(岩手県釜石市只越町)
- 「津波記念碑」(岩手県大船渡市赤崎町)
- 「寶永の津浪潮位(推定)」(和歌山県田辺市)
- 「津波供養塔(供養塔)」(三重県度会郡南伊勢町)
- 「浅川観音堂石段 津波襲来地点石標2基」(徳島県海部郡海陽町)
私が紹介するからには、もちろん、これから起こるだろう大津波に関連して、現地の人たちに、避難・防災対策を真剣に考えてほしいという切なる願いを込めている。
下記のトカナの記事を読んでみてください。
津波の被害が起き得るところ
今後、大地震にともなって津波の被害が起きることが想定されるところとしては、主に下記のエリアがある。
- 南海トラフ地震(南海・東南海・東海)
- 千島海溝
- 日向灘
- 三陸沖
- 小笠原諸島
- 房総半島沖
- 沖縄プレート上
- チリなど海外の大地震
もちろん、これだけではなく、他にも過去に津波被害があったところはあるし、また歴史上知られていないところで大地震・大津波が起こる可能性もある。
三陸沖についても、3.11の後だから当分は大丈夫などと思うのは大間違いだ。
たとえば、三陸沖~房総沖および南西諸島海溝を震源とするM8.6~M9クラスの津波地震が今後30年以内に発生する確率は、30%とされている。
三陸沖北部では、M7.1~M7.6と、多少規模が低くなるが、確率は90%と増える。
データベースの活用を
このDBは、まだ作成されたばかりで、全国各地の津波碑などを完全に網羅しているわけではない。
特に海沿いの地域に住み、過去に津波の被害があった土地の人々が、ともに作っていくものだろう。
津波碑というのは、過去に肉親や地元の人々を失った先人たちによる悲痛な叫びが籠もった遺物だろう。
だが、石碑というのは年月が経つに連れて雨風にさらされて読めなくなっていく。
そうなってしまったら、後世の人々のためにまた再建するという行いが必須となるだろう。
特に南海トラフ巨大地震!
いつ起きても不思議ではなく、また起きたら数分で津波に襲われることがわかっている地域もある。
そういうところに住むお年寄りたちは、どうなってしまうのだろうと考えると、悲観的なことしか思い浮かばなくなる。
このDBへのデータの追加登録依頼は、下記サイトへメールを送ることによってできます。
『寺社・石碑データベース』は、下記にあります。
寺社・石碑データベース
TOCANA人気記事ランキングで3位まで独占
以下は、蛇足的に。
今日のTOCANAの人気記事ランキング、上位3位までが私の記事で独占。
(ただし2位は昨年10月の再掲)
2015年9月に、1位・2位を独占というのがあって、5年前の2013年11月には2位~4位を独占はあったけれど、これは初めてかも。
しかも、3位は昨年の3.11特集の記事が再浮上したもので、こういうケースも激レア。
今日の記事が上ってくれば4位まで独占となるけれど、それは無理か。^^;
今年の【3.11特集】の他の2本は、下記の記事で紹介しています。
下記は現時点でランキング1位のもの。
現在ランキング2位の、昨年の再掲。
現在ランキング3位の昨年の3.11特集記事は、紹介しているYouTube動画のうち2本が削除されていて見れません。
- 作者: 森隆
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古地図が語る大災害:絵図・瓦版で読み解く大地震・津波・大火の記憶
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