今日14時半頃、神奈川県鎌倉市の海岸に、息絶えたクジラが漂着しているのが発見された。
シロナガスクジラと判明したが、過去にクジラやイルカが漂着した後で大きめの地震が発生した例を紹介したい。
【目次】
シロナガスクジラ漂着
今日8/5 14:30頃、鎌倉市の海岸にクジラがいると110番通報があった。
クジラは体長10mほどで、すでに息絶えていた。
当初はヒゲクジラの仲間と思われたが、翌日に調査の結果、最大のシロナガスクジラの赤ちゃんだと判明した。
シロナガスクジラの打ち上げは、日本で初めてだという。
クジラの仲間は大きく分けてヒゲクジラ亜目とハクジラ亜目とに分類される。
ヒゲクジラの仲間といっても非常に範囲が広いが、ナガスクジラやザトウクジラの仲間など多くの種類があり、シロナガスクジラもその一種だ。
近くのサーフショップの男性経営者は、この辺りにクジラが流れ着いたのは聞いたことがないと語る。
下記のYouTube動画に、ヘリコプターで海岸の上空から撮影されたニュース映像がある。
過去の地震前兆かもしれない事例
以下に、過去数年間でクジラが漂着した後で近くで大きめの地震が起きた例を表で示す。
(画像クリックで最大化)
この中で、2011年3月の茨城県の海岸でクジラ52頭が打ち上げられていたケースはもっとも知られているだろう。
この7日後に東北地方太平洋沖地震(M9.0)が起きたということで。
200kmと距離が離れてはいるが、M9クラスでは十分あり得るだろう。
2016/4/4の天草市のザトウクジラ漂着ケースは、10日後に60km離れた地点で熊本地震(前震、M6.5)が発生したという点で、前兆現象として有力だろう。
2017/3/10に鹿児島県南さつま市の小湊海岸にクジラが打ち上げられた時には、2日後に20kmほど離れた地点でM5.1の地震が起きていて、これなどは遅延といい距離といい、「言い逃れ」が難しいのではないか。
2017/06/10の宮崎市日吉のユメゴンドウ漂着も同様で、6日後に50kmほど離れた日向灘でM4.5の地震が起きた。
リュウグウノツカイなどの深海魚の「前兆現象」は、科学者からもケチがついたりするが(?)、クジラ類の場合は、海岸に漂着したりすると、その後に大きめの地震が起きる確率が高いといえるかもしれない。
鎌倉の打ち上げはどうか?
これに対して、鎌倉の海岸にクジラが打ち上げられたという今日のケースは、確率的にはどうだろうか。
サメ類にしてもいえるが、静岡県や神奈川県あたりの座礁のたぐいでは、かならずしもその後に大きめの地震が起きるとは限らない。
どんな場合でもいえるが、そのような現象が起きたら、まずは「地震以外」で説明が可能かどうかを調べることが大切だろう。
一つの可能性としては、魚類の大漁・不漁と同様に、黒潮の大蛇行が何かしら関係していないか。
これは、よく調べる必要があることだろう。
この点でも、今後の情報を待ちたい。
参考までに、この近辺でどのような微小地震が起きているか。
今日17:16に御前崎の南東沖でM3.5の地震が起きていたが、この程度の地震の前兆とは考えにくく、後続があるかどうかが気になるところだ。
また、伊豆半島の根元あたりの東沖あたりでも群発していて、ここも要注意ポイントかもしれない。
Hi-netの過去30日間の無感・有感地震マップも示しておく。
頭痛体感
8/3(金)~8/4(土)に群馬県みなかみ町の釈迦の霊泉へ泊まってきた。
昨日の午後は群馬県から東京へ移動の最中から頭痛が始まった。
昨夜に頭痛薬を飲んでも収まらず、今朝までずっと続いていた。
「頭痛ーる」を見ると、以下の通り、低気圧下降要因があることがわかった。
【体感】8/5 昨日午後から頭痛が始まり夕食後に頭痛薬で収まらず、今朝まで続いている。「頭痛ーる」では昨夜から「やや注意」で今は「注意」となっている。 @kokanranger #地震 #地震予知 #地震前兆 #体感 #LINE
まだ今日で体感が抜けるかどうか不明だが、今週半ば以降は関東近辺で地震に注意したい。
釈迦の霊泉へ行った時のことは、下記のブログで書いている。
www.shinpi3.com