3日に熊本県熊本地方でM5.1、最大震度6弱の地震があったが、これは震源以外は予測範囲内で、天体配置や体感などの前兆があったようなので、それを検討する。
また、この地震は熊本地震とは「熊本地震とは別のもの」と気象庁の見解が出たが、今後に影響がありそうなところを考えてみる。
【目次】
熊本県熊本地方M5.1の地震
この地震の詳細は以下の通り。
発生時刻：2019年01月03日 18時10分頃
震源地：熊本県熊本地方
最大震度：震度6弱
緯度：北緯 33.0度
経度：東経 130.6度
震源：マグニチュード M5.1
深さ：約10km
震度6弱もの強い揺れだったが、家屋倒壊はなかったようだ。
熊本地震の経験で、防災対策がなされた結果もあるのだろうか。
気象庁の発表
気象庁は3日夜の記者会見で、2016年の熊本地震との関連について、今回の地震の震源と、熊本地震の活動地域は、20km程度離れていることなどから、「別のものと考えている」と語っている。
また、今後1週間ぐらいは、同じ程度の地震に注意し、特に2～3日は、強い揺れをもたらす地震が起きやすいと注意を呼びかけた。
2016年の熊本地震の際には、M6.5の前震が発生してから2日後に本震（M7.3）が起きてしまった。
熊本に限らず、どんな地震でも、より大きな地震の前震になり得るということだ。
だが、どういう地震が「前震」となるかは、地震学者でもわからないので、ただ注意するしかない。
熊本地震の震源の比較
下記のGoogleEarthのマップで、3日の地震や熊本地震の震源、そして周辺の活断層の位置などを示す。
震源の位置はUSGSのデータのため、気象庁発表のものとは若干異なる可能性がある。
これを見ると、熊本地震（本震）の震源から北西へ40kmほど離れている。
そして、福岡県との県境近くだった。
別府－島原地溝帯と中央構造線
上の図で、右下に白線で囲んだ部分は「別府－島原地溝帯」と呼ぶ。
この中央構造線の延長線上のエリアは、幅20〜30kmにわたる地盤の溝が九州を横切るように分布している。
熊本地震の原因となった布田川−日奈久断層帯の一部も、この地溝帯に重なっている。
熊本地震は、中央構造線で起きる「右横ずれ」と同じ断層運動が見られたが、高知大の岡村真名誉教授は「熊本地震も中央構造線の延長線上で起きたと考えるべきだ」と語っている。
熊本地震の発生後3ヶ月間ほどに発生した地震を見ると、やはり別府－島原地溝帯で全体的に地震が起きていたようだ。
今回も、やはりこの一体も含めて地震に気をつけた方が良いかもしれない。
福岡のサルなど出没は前兆か？
昨年12/10の下記の記事で、九州北部の佐賀県と福岡県でイノシシとサルの出没が多発していることを紹介した。
上記の記事では、12/9に福岡県西方沖で起きたM3.1、最大震度1の地震が発生したが、これの前兆だった可能性を書いた。
この地震の震源とサル・イノシシの出没地点は、上記のマップに記した通り。
出没地点は、昨日の震源から50～100km前後離れていたが、1ヶ月前後の遅延と距離を考えると、前兆現象として十分あり得るのではないかと思う。
だが、絶対これだと断言はできないので、可能性として紹介しておく。
現在の天体配置
昨日の地震の時点での天体配置を、以下に示す。
元日頃から続いているが、昨日も天王星（♅）以外の9個の天体が120度位の範囲で集まる「惑星集合」が見られた。
また、月－木星の合（コンジャンクション）つまり同じ位置にあり、太陽－土星も同様だった。
昨日の地震は、惑星集合の中で2組の合のタイミングが地震のトリガーとなったのかもしれない。
過去の経験から、このような合（0度）や180度（オポジション、衝）のアスペクトは重視している。
更に、昨日の地震は、以前から警告している1/6の新月・部分日食の既に影響範囲で起きたのではないか。
そういう意味では、来週末あたりまでは世界的に大きな地震に注意した方が良いだろう。
我が家の前兆？
昨日1/3朝のちび子（ジャンガリアンハムスター）の運動量が、下記の通り一気に増えていた。
今朝の運動量は以下の通りに少なくなった。
【ハムスター】1/4朝、カウンター値：987。少なくなった。@kokanranger 報告 #hamster #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター #地震予知
また、上記のように地デジTV（屋内アンテナ）の受信障害も起きていた。
これらは、その日に起きた熊本のM5.1の地震の前兆だったのだろうか。
自分の体感もそうだが、東京から九州までの距離を考慮すると、慎重にならざるを得ない。
今のところは関東で対応する地震が起きていないが、今日明日あたりは注視することにしたい。
今日の体感
今日は朝からセミ鳴きの耳鳴りが非常に強く続いている。
また、18:09には左耳で耳圧数秒間
昨日1/3にはアナック・クラカタウも再度噴火したようだ。
やはり、惑星集合（片側集中）の時には火山噴火が多く起きるようだ。
リング・オブ・ファイア全体で見ると、北半球の西半分が活発になってきたように思える。
少し前は南太平洋の西側あたりが活発だったが、今後は日本を含めて前述のエリアが揺れやすいかも。
現時点（1/4 19:15）での過去24時間の地震震源を下記のUSGSのデータで示す。
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