今日5/26にペルー北部内陸でM8.0の地震が発生したが、以前から書いているように「環太平洋対角線の法則」として、ペルーあたりの南米北部で大地震が起きた後は、その後半年くらいの内に日本や台湾でも大地震が起きることが非常に多い。
そのことを、過去データを示しつつ紹介することにしたい。
ペルーでM8.0の地震
冒頭のアイキャッチ画像は過去の使い回しで、時間がないので失礼。
この巨大地震の発生については、下記の第1報の記事で書いている。
ちなみに、今後は日本で震度5弱以上、世界でM7.0以上の地震が発生した場合は、この探求三昧ブログで自動で記事を投稿することにした。
過去には『防災三昧ブログ』で行っていたことを、向こうのサイトは行く行くは閉鎖するので、こちらに変えた。
もちろん、自動投稿だけの記事だと情報量が足りず、またSEO的などでも大きな問題があるので、その後に手動で情報を追記することが前提となる。
今年初の巨大地震
今年に入ってM8クラスの巨大地震は、日本ではもちろん、海外でも起きていなかったと思う。
直近では2018年08月19日のフィジー諸島（M8.2）以来だったようだ。
ペルー時間では5/26 02:41の真夜中に発生した。
そのため、多くの人々は眠っていて、寝入りばなを襲われる形となった。
震源はユリマグアスという町から東へ100kmほどのところだった。
これは関東で例えれば、大ざっぱにいって東京駅から甲府駅あたりまでの距離になる。
下記のYouTube動画は、地震発生後に投稿されたもの。
この手の動画は、あまりにも発生直後に投稿されたものだと、過去の地震の状況の映像も混じっていたりするが、少なくともタイムスタンプが入ったものは今日の地震のものだろうと判断できる。
「環太平洋対角線の法則」
過去にペルーやチリなど南米北部で大地震が起きた後では、数カ月以内に日本でも大きな地震が起きる「傾向」があることを、昨年自分のWebやTOCANAで発表した。
下記の昨年12月の記事で紹介している。
今回も、その大地震に当てはまるものだろう。
というわけで、ここで過去データを見直して、この数年中に起きた対応例や、台湾でも前後に大地震が起きている場合は、追加することにした。
以下にそのデータを示すが、十分に検討していない部分もあるので、あくまでも参考までにとどめてください。
今回は、ペルーで起きた大地震に絞って、基本的にその半年後に日本または台湾で起きた大地震の例を示す。
「ペルー→日本」と連鎖した場合は赤字で示す。
ずっと起きない期間は、ペルーの地震のデータだけを羅列する。
また、「日本→ペルー」と大地震が続いた場合も記しているが、特に色付けはしていない。
【データ】ペルーで大地震の半年以内に日本で大地震が起きた例
1471年：ペルー沖 - M8.0。
1513年：ペルー沖 - Mw8.9。
1582年1月22日：ペルー、アレキパ沖 - M8.2。
1586年7月10日：ペルー、リマ沖 - Mw8.9、津波の高さはリマで26m、内陸10kmまで浸入。三陸の陸前海岸でも津波。
1600年2月19日：ペルー沖 - M8.0。
1600年2月28日：ペルー沖 - M8.2。1604年11月24日：ペルー、アレキパ沖 - Mw8.6。
→1605年2月3日：■■■慶長地震（南海トラフ津波地震説、東海はるか沖地震説、または房総沖と南海沖の二元地震説、伊豆・小笠原海溝地震説あり） - M7.9 - 8、犠牲者1万 - 2万人。津波あり。1619年2月14日：ペルー、トルヒーヨ沖 - Mw8.5、犠牲者200人。
→1619年5月1日：肥後（熊本）八代 - M6.0。1650年3月31日：ペルー沖 - M8.3。
1655年11月13日：ペルー沖 - Mw8.0 - 8.5。
1664年5月12日：ペルー - M7.3、犠牲者400人。1678年6月17日：ペルー沖 - M8.0。
→1678年10月2日：宮城県北部沖 - M7.5前後、犠牲者1人、東北地方の広範囲で被害。1687年10月20日：ペルー、リマ・カヤオ沖 - Mw8.7、犠牲者5,000人?、津波が日本に到達。
1715年8月24日：ペルー沖 - M8.0。
1716年2月6日：ペルー地震 - Mw 9.0、犠牲者2,000人
1716年2月10日：ペルー、上記の最大余震 - Mw8.6。
1725年1月6日：ペルー、トルヒーヨ・アンカシュ - Mw7.8、犠牲者1,500人。
1746年10月28日：ペルー、リマ・カヤオ沖 - Mw8.6、犠牲者4,000 - 1万8,000人。
1784年5月13日：ペルー、アレキパ沖 - M8.0、犠牲者400人。
1821年7月10日：ペルー沖 - M8.2、犠牲者160人。1867年12月18日：台湾、基隆津波 - M7.0、犠牲者数百人。
1868年8月13日：ペルー、チリ北部沖、アリカ地震 - Mw8.9 - Mw9.1、津波による犠牲者2万。三陸に遠地津波。1913年11月4日：ペルー - M7.0、犠牲者160人。
→1914年1月12日：桜島地震 - M7.1、犠牲者29人。
→1914年3月15日：仙北地震（秋田県） - M7.1、犠牲者94人。1940年5月24日：ペルー沖 - Mw8.2、犠牲者250人。
→1940年8月2日：積丹半島沖地震 - M7.5、犠牲者10人。1941年12月17日：台湾、嘉義中埔地震 - M7.1、犠牲者358人。
1942年5月14日：ペルー・エクアドル沖 - M7.9、犠牲者200人。
1942年8月24日：ペルー沖 - Mw8.2、犠牲者20人。1946年11月10日：ペルー - M7.3、犠牲者1,400人。
1946年12月5日：台湾、台南新化地震 - M6.1、犠牲者74人。
→1946年12月21日4時19分：■■■昭和南海地震 - M8.0、犠牲者・行方不明者1,443人。
→1946年12月21日19時18分：択捉島南東沖 - M7.1。1966年3月13日：台湾花蓮沖 - M7.5、犠牲者2人。
1966年10月17日：ペルー沖 - Mw8.1、犠牲者125人。1970年5月27日：小笠原諸島西方沖 - M7.1、深さ350km。
1970年5月31日：ペルー北部、アンカシュ地震 - M7.7、犠牲者6万7,000人。1974年10月3日：ペルー沖 - Mw8.1、犠牲者78人。
→1974年11月30日：鳥島近海 - M7.3、深さ454km。2001年6月23日：ペルー沖 - Mw8.4、犠牲者138人。
→2001年12月18日：与那国島近海 - M7.3、最大高20 cmの津波。2007年7月16日：新潟県中越沖地震 - M6.8、犠牲者15人。最大1mの津波。
2007年8月15日 ペルー地震 - Mw8.0、犠牲者540人以上。2014年08月24日18時21頃：ペルー中部 - M7.0。
→2014年11月22日：長野県神城断層地震 - M6.7、最大震度6弱。2015年11月25日：ペルー中部 - M7.5。
→2016年06月16日01時25分：熊本地震（本震） - M7.3、犠牲者267人。2018年08月24日09時04分UTC：ペルー南部 - M7.1。
→2018年09月06日03時07分：北海道胆振東部地震 - M6.7、最大震度7。2019年03月01日：ペルー南部 - M7.0。
2019年04月18日13時頃：台湾東部（花蓮県） - M6.1
2019年05月26日：ペルー北部 - M8.0
→2019年10月まで：日本でM7以上の地震？
リング・オブ・ファイア上の活発期が始まったか
上記データで、「■■■」付きで示した2件の地震は、南海トラフ巨大地震（と考えられているもの含む）だ。
この2件は、ペルーの地震が起きてから3カ月以内に起きていることが注目される。
ということは、今度も3カ月以内に南海トラフ巨大地震…？
いや、現在は黒潮大蛇行が発生中で、それが「守り神」になっていて、それが続いているうちは巨大地震発生の可能性は低い。
（絶対ないとは言わない）
だが、半年以内に期限を延ばすと、どうなるかわからない。
もし、10月以内くらいに黒潮大蛇行が終われば、その可能性が出てくることになる。
これらはあくまでも「傾向」であって、きっとこうなるというのでは勿論ない。
前述の昨年12月のTOCANAの記事を執筆した時には、ボーっと生きてる時にやってしまったようで、重要な大地震が抜けているものもある。
リング・オブ・ファイア上でM8クラスが起きた以上は、活発期が始まったという可能性も考えなければならない。
そうなれば、日本あたりで大地震が連鎖する可能性は高くなるということだ。
再度まとめると、ペルーでM7.0以上の大地震が起きた後は、半年以内に、過去に10回以上日本でもM6.0超の地震が起きていた。
うち2回は、3カ月以内に起きた南海トラフ巨大地震だった。
ペルーでの被害は？
M8クラスの巨大地震が内陸部で発生すると、通常は国難レベルとなる。
ただし今回は森林地帯で起きた模様で、近くに大きな都市や町はなさそうだ。
ちなみに、日本でM8クラスの内陸地震が起きたのは、過去に1度だけ。
1891年（明治24年）10月28日に起きた、濃尾地震（M8.0）だ。
濃尾平野北西部などで、最大震度7相当と推定される強い地震が起きて、犠牲者・行方不明者が7千人以上も出た。
現時点（5/26 21時）では情報が入っていないが、ペルーでの被害が懸念されるところだ。
ひどい眠気体感はペルー地震のせい？
そういえば、5/23から連日のように、ひどい眠気に襲われる日々が続いた。
もちろん睡眠時間は普通に6時間以上取っていたのに。
だが、さすがに環太平洋の反対側となると、眠気の体感が当てはまるかどうか躊躇する。
ただ、あくまでも「遠方の大地震」という条件ならば、5/24埼玉県北部M4.2と5/25千葉県南部M5.1などは当てはまらないことになる。
故・池谷元伺・大阪大学名誉教授によると、地震前兆現象というのは、電離層で反射して遠方まで届くこともあるという。
だが、問題はその伝わる強さだろう。
あくまでも可能性としてだが、今日のペルーM8.0も候補に入れておくことにする。
今日の前兆現象
まず、ちび子の運動量は、またかなり増えていた。
【ハムスター】5/26朝、カウンター値：7126。また急増、注意。 @kokanranger 報告 #hamster #地震予知 #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター
今日起きた地震で、対応しそうなものがあるかというと…。
規模と距離を考えると、どれも違う気がする。
では、ペルーM8.0？
まさか。
そのへんは、いつも慎重に考えている。
たとえ眠気がそうであっても、ハムスターは考えにくい。
また、午後から方位磁石が昼頃から北が西方向へ1度くらいずれている。
もっとも、ミシェルさんからの指摘で、PCなど電子機器の近くに置いていては正確さに欠けるという。
もちろんその点は把握した上でやっているが、ダメかもしれない。
ほとんど1日中座っている私の仕事場（PCラック）から離れたところに置いておくと、ずれていても気が付く可能性がかなり低くなってしまうのだ。
もう少し良い案を考えてみたい。
頭痛体感は今日で抜けたので、5/28～29あたりが関東近辺で対応する地震が起きるだろうか。
また、今日は今も耳鳴りが強く続いている。
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