そろそろ台風シーズンということで、以前からの課題である「台風は地震の震源となる地点を『迂回』するか？」という命題を再考してみることにしたい。
今回は、これまで見ていなかった数十年前からの台風データを用いて検討する。
「台風地震迂回説」
「台風は地震の震源を迂回する」って、「頭おかしいんじゃないの？」と思われても仕方ない。
私も他人だったら同じく思っていたかもしれない。
だが、そのような法則（となるかもしれない現象）がありそうだということで、自分自身で決定的に否定的な要因が見つかるまでは探究を続けるしかない。
台風の進路が急に変わったと思ったら、その後に台風が「迂回」したあたりで地震が発生する、ということ。
この仮説は、自分が発見したかどうかうろ覚えだが、たぶん自分が最初ではなかっただろう。
そう思って調べてみたら、もう10年も前にそのようなことを書いていたブログを見つけた。
上記のブログでも、台風は地震エネルギー（歪）が蓄積されたエリアへと引き寄せられるパターンもあるというが、これは自説とは逆ということになる。
今まで私が調べてきた限りでも、部分的に地震の震源となるところの上を通過しているような場合もある。
ある条件によって、そのような逆の現象が起きるのだろうか。
ただ、こういうことは未だに半信半疑な部分があって研究していて、そのため読む方もあまり鵜呑みにしないでください。(^^;
台風と気象・気圧・地震
私の場合、2013年10月頃には、下記の記事で書いていたように、地震と台風・気圧・気象などには関係があるということを考えていた。
下記の2014年10月の記事を読むと、この頃に気づいたようだ。
だが、上記の記事では、台風は地震を抑制する効果があるとか、台風が通過したところで地震が起きるとか、台風と地震の関係を示唆する説がいろいろ出ていると書いているので、そのような説をある程度知っていたようだ。
まったく他人事のように書いているが、本当に物覚えが悪い人間なので。
この時、2014年台風18号の進路図を見ていて、不自然な進路を取っていると思ったところで、6日後にM5.9の地震が起きていたことに気づいたのだ。
台風の進路と地震の震源は、下記の図にある通り。
「迂回」は数カ月前から始まることもある？
その後、研究を続けていくうちに、大きな地震の場合は数カ月前から台風が「迂回」する現象が起きていたかもしれないと考えるようになった。
下記の2014年の記事では、熊本地震の前年の台風の進路を検討している。
そして、東日本大震災の前年も調べてみた。
だが、このような例よりも真実味があるのは、もっと地震の間近になって「迂回」した場合だろう。
以下に、1950年代以降に起きた「迂回」の顕著な例をいくつか紹介する。
これほど以前の台風は今まで検討したことがなかったかもしれず、今日紹介するのはすべて、今日探して見つけたものだ。
1963年5号
1963年の台風5号は、6月26日に発生し7月2日に消滅した。
その進路は下記の通り。
ここで、2回ほど90度近い進路の急変が見られた。
最初は、7月2日に中国で北上中に東に進路を変えたが、その北の方で10/8にM5.8の地震が起きた。
その後に東へ進み、7月4日に朝鮮半島上で進路を南に変えた。
すると、2カ月ほど後に、その朝鮮半島の東沖で9月6日と7日にM5.8の地震が発生した。
このあたりでは非常に珍しい地震だが、その震源を避けるかのように90度以上も方向転換した。
だが、そのまた1カ月ちょっと後の10月13日に、 択捉島沖地震（M8.1、Mw8.3 - 8.5）の巨大地震が発生し、津波も起きた。
この2回の急転換では、「迂回」の対象かもしれない震源が千キロ以上先なので、本当に迂回したのかという疑問が残るところだ。
1974年8号
次の1974年8号は、6月30日に発生し、7月8日に消滅した。
この台風は、下記のマップのようにU字型に進路を取った後で、さらにカムチャツカ半島の東沖まで長旅をした。
ここで、まず7月4日に台湾の東沖を通過した後で、8月9日に台湾の東沖でM6.0の地震が起きた。
その前には台湾の北東沖でM5.1の地震も起きていた。
その後に、よくある進路で朝鮮半島の手前で東に方向を変え、7月8日に北海道と東北の間を通過した後の10月10日に青森県東方沖でM6.2の地震が起きた。
この時は震源のすぐ近くを通過したが、若干南方へ逸れたと思ったら、千島列島で7月29日M6.2、9月27日M6.7、10月9日M6.4と大きな地震が続いた。
1987年4号
上記の例はあまり顕著とは言えないかもしれないが、1987年の台風4号では、進路の近辺で多くの地震が起きていた。
まず6月30日頃に北上してきた台風が進路を東へ変えたと思ったら、10月までの間に沖縄プレート上でM5クラスの地震が相次いだ。
その後に台風は南海トラフを嫌うかのように東へ進んだが、やはりその辺りのフィリピン海プレート上で7月から10月頃までにM5クラスが頻繁に起きていた。
その後、多少期間は空いて5カ月以上後の12月17日に千葉県東方沖でM6.7の地震が発生した。
今年の台風と南海トラフ巨大地震
今年起きた台風といっても3個だけで、そのうち日本に接近したのは3号だけだ。
その3号は6/26に発生し6/28に消滅するまで下記のような進路を取った。
特に下記の拡大マップにあるように、南海トラフ沿いを通り、緑ピンで示すように、過去に南海トラフ巨大地震が起きた震源群の中を通るように進んだ。
ここで、もし少しでも不穏な動き（進路）が見られたならば、南海トラフ巨大地震の前兆では無いかと思うだろうが、そこまで顕著な動きは3号では見られない。
もし本当に半年とかそれ以上前から、そのような迂回が始まるとすれば、そこから南海トラフ巨大地震の発生時期を推測することができるかもしれない。
台風と地震の関係
そもそも台風とは、海水温に大きく関係しているともいわれる。
そうであるならば、海水温と地震発生も大いに関係があると思っているので、そういう方面のアプローチも必要になる。
また、台風の進路というのは、お決まりのコースというのがあって、たとえば太平洋高気圧の縁に沿って北上するパターンが多い。
そのため、台風の進路が挙動不審だからといって、必ずしも全てが地震と関係があるとは限らない。
台風にそのような傾向があるとすれば、台風でなければ傾向は無しとは行かず、台風にならない熱帯低気圧なども同様の傾向があるのかもしれない。
そのことも今後の課題としたい。
今日の前兆現象
ちび子の運動量は、0回だった。
上記のように、夜中にも頻繁に電気をつけたり消したりするために、運動量が少なくなっているというのは、あるかもしれない。
そういう期間中でも、特別に大きな地震の前には前兆が現れるかもしれず、観察は続けることにしたい。
体感は、今日も頭痛があった。
【体感】連日のように頭痛で、今日も午後から軽く始まったが、頭痛ーるでは朝から警戒→やや注意でそろそろ抜けそう。耳鳴りもかなり強い。#体感 #頭痛 #地震予知 #地震前兆 #地震予測 #LINE
また今夜はサルちゃんも頭が痛いと言っていた。
夫婦シンクロ体感とすれば、今週はじめから関東で対応する地震があるかもしれない。
遥梛は今日はご機嫌斜めだが、原因はわからない。
赤ちゃんにも頭痛があるかどうかは、誰もわからないだろう。
ラドン濃度は、以下の通り。
【ラドン濃度】6/30 15時時点で、2日間で9ベクレル上昇していて、雨などの影響もあるが、下降後に関東近辺で強めに揺れる恐れがある。#地震予知 #地震 #地震予測 #地震前兆 #line
そして、久々のナマジー警告。
また、今（6/30 23:50）現在、昨夜と同様に異様な眠気があり、対応するほどの大地震はまだ起きていないようだ。
明日から問題の7月が始まる。
7/3は新月で、以上のように色々と前兆があるので、注意が必要だ。
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