今日はずっと黒潮大蛇行の発生傾向を調べていたが、南海トラフ巨大地震をはじめとする大地震が、なぜ大蛇行の発生中には起きないのかが次第に見えてきて、南海トラフ巨大地震の発生時期にも関わる重要な発見をしたので、紹介したい。
- 黒潮大蛇行の最新予測
- 大蛇行が終息の兆?
- 黒潮大蛇行は浅発大地震を抑制する
- 大蛇行発生中は大地震がほとんど起きていない
- 各時代の南海トラフ巨大地震の発生傾向
- 東京オリンピック前後に南海トラフ巨大地震が起きる??
- 東京五輪って本当に開催されるの?
- 浅間山が噴火
- 今日の前兆現象
黒潮大蛇行の最新予測
まず、今日は固定ページ『【常時更新】南海トラフ巨大地震発生の条件・前兆・傾向・予測・予知』のページを修正した。
おなじみの、黒潮大蛇行の最新予測が更新されたのに合わせての修正だ。
いつもお世話になっている、「黒潮親潮ウォッチ」で毎週更新される黒潮大蛇行の最新予測がなければ、途方に暮れてしまうだろう。
それくらい、自分には重要な情報源だ。
今日更新された「2019年10月3日までの黒潮「長期」予測(8月7日発表)」の記事によれば、黒潮は現時点で大きく蛇行していて、大蛇行は10月上旬までは続く見込みだという。
ただし、今回の予測で、微妙な表現の変化が読み取れる。
大蛇行が終息の兆?
「八丈島の南を流れる流路が長期化、つまり大蛇行を作る反時計回りの渦が八丈島を越えて東に移動すれば、黒潮大蛇行が終わりに向かうことも考えられますので、注目点です」とあるのだ。
あくまでも「if」の積み重ねだが、可能性が出てきたということだ。
つまり、黒潮大蛇行が終息すれば、私の説では、南海トラフ巨大地震が発生する条件が整うということ。
もう一つの条件として、過去の南海トラフ巨大地震はすべて7月~2月に起きているということも、10月以降に終息すれば合致することになる。
黒潮大蛇行は浅発大地震を抑制する
現在継続中の黒潮大蛇行は、長く続いていることが特徴だ。
これは、1981年11月~1984年5月以来、36年ぶりの長期大蛇行となっている。
この、長く続くことが何か地震の発生と関係あるかどうかは、今のところはわからない。
ただ、昭和東南海地震と昭和南海地震は、1934年3月1日~1944年前半と11年ほども続いた黒潮大蛇行が終息した直後に発生している(1944年12月の昭和東南海地震の方は)。
以前から思っていたのは、黒潮大蛇行の時に、大蛇行の内側(冷水隗)あたりで起きる大地震は、深発地震(深さ300km以上)が多いということ。
以前から思っているのは、黒潮大蛇行は南海トラフ巨大地震だけでなく、このエリアの大地震の発生を抑制しているのではないかということ。
もしそうならば、それは大蛇行が作り出す「冷水隗」、つまり海水温が低くなることが関係あるのではないか。
下記の図は、1922年~2019年に黒潮大蛇行発生エリア周辺で起きたM6.0以上の地震の震源を示す。
上記で、浅発地震つまり深さ300km未満の地震だけに絞って検索したのが、下記の図だ。
大蛇行発生中は大地震がほとんど起きていない
上記マップをもう少し拡大して、大蛇行の冷水隗の領域で起きていた地震の日時を書き入れた。
そして、個々の地震で黒潮大蛇行の発生期間中に起きていたものを調べてみた。
該当の地震は、「大」の文字を書き入れた。
こうして見ると、該当する地震は3回しか起きていない。
100年近くの間に、黒潮大蛇行が起きている間に起きたM6.0以上の地震は、これだけしかないのだ。
「大」がついていない地震は、すべて直進期(非大蛇行期)に起きていたことになる。
7/28に三重県南東沖でM6.5の深発地震が起きたが、これは深さ約420kmの深発地震だった。
つまり、深発地震は大蛇行(冷水隗の?)抑制が効かないと思われる。
以上が、今日の発見だ。
いままで大体そう考えてはいたが、初めて詳細に過去データを検証してみて、やはりそうだった。
この私の推論が正しいならば、南海トラフ巨大地震がなぜ、黒潮大蛇行の発生中に起きないかの説明になるだろう。
そして、地震予知に大いに役に立つ情報となるのではないか。
各時代の南海トラフ巨大地震の発生傾向
以下に、安政東海・南海地震が起きた「寛永期」、昭和東南海・南海地震が起きた「昭和期」、そして令和南海トラフ巨大地震(?)が起きるかもしれない「令和期」に分けて、エルニーニョ、黒潮大蛇行の発生との関係を見てみることにする。
南海トラフ巨大地震以外にも、重要だと思われる大地震のデータも入れておく。
凡例:【エ】=エルニーニョ、【大蛇行】=黒潮大蛇行、【南海】=南海トラフ巨大地震、【深発】=深発地震
■寛永期
【エ】1852~1853年
・1853年3月11日 小田原地震(嘉永小田原地震) - M6.7±0.1、犠牲者約20〜100人。
【大蛇行】1854年(開始・終了月不明)
・1854年07月09日:伊賀上野地震 - M7.2、犠牲者約1,800人。
【南海】1854年12月23日:安政東海地震(東海道沖の巨大地震) - M8.4
【南海】1854年12月24日:安政南海地震(南海道沖の巨大地震) - M8.4
■昭和期
【大蛇行】1934年3月1日~1944年前半
・1935年7月11日:静岡地震 - M6.4、犠牲者9人。
【エ】1941春~1942春
・1941年11月19日 日向灘 - M7.2、四国沿岸で津波1m。
【深発】1944年3月8日:三重県南東沖、436km、M不明
【南海】1944年12月7日 昭和東南海地震 M7.9(Mw8.2)
【エ】1946年春~1947年春
【深発】1946年3月13日:三重県南東沖、385km、M5.6
【南海】1946年12月21日 昭和南海地震 M8.0(Mw8.4)、犠牲者・行方不明者1,443人
■令和期
【大蛇行】2017年8月~201x年
【エ】2018年秋(11月)~2019年夏(6月)
・2019/05/10:日向灘、M6.3
【深発】2019/07/28:三重県南東沖、M6.5
東京オリンピック前後に南海トラフ巨大地震が起きる??
こうしてみると、現在の「令和期」は「寛永期」と対比できるかもしれない。
エルニーニョが終わって1年ほどして、黒潮大蛇行が終息した直後に南海トラフ巨大地震が2連発で起きた。
これを現在に当てはめると、今年夏にエルニーニョが終息して、その1年くらい後の来年夏に、ちょうどその直前に黒潮大蛇行が終息するとすれば、そしてそれが7月~2月ならば、南海トラフ巨大地震が起きてもおかしくないことになるではないか。
これに対して、「昭和期」には2回の南海トラフ巨大地震が2年のブランクを置いて起きていて、そのまま現在に当てはめるのは難しい部分がある。
また、2回目の昭和南海地震の方は、エルニーニョが発生中に起きたパターンだということも今と異なっている。
もちろん、これは推測を積み重ねたものであって、たとえば黒潮大蛇行が昭和東南海地震の前のように10年以上も続けば、まったく条件は異なってくる。
そうなれば、少なくとも東京オリンピックが開催される頃には南海トラフ巨大地震は大丈夫ということになりそうだ。
東京五輪って本当に開催されるの?
私の周囲の「視える人」たちの間では、どうもこの点では否定的な考えをもっている人が多いようだ。
これはかなり重要なことなので、私がこのままスルーするわけもない。
前述のように、南海トラフ巨大地震が起きないとしても、それで安心とは限らない。
これについては、某所で大々的に書いて世に問うつもりだ。
浅間山が噴火
今日、この記事を書いているうちに、つけていたテレビで浅間山で小規模の噴火が起きたことを知った。
噴火警戒レベル3になっている。
現時点でわかっているのは、七曜高耶さんが夢を視ていてブログで警告していたこと。
他にも予知・予見していた人がいるようで、続々と情報が入ってきているが、明日以降に詳細を紹介したい。
今日の前兆現象
ちび子の運動量は、以下の通り。
【ハムスター】8/7朝、カウンター値:196。 @kokanranger 報告 #hamster #地震予知 #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター
Instaなどで投稿する余裕がなかったが、今日も午後から軽く頭痛があって、夕方にコーヒーを飲んだら収まった。
ラドン濃度は、今朝の時点ではこうなっていた。
【小平市ラドン濃度】8/7 朝6時から、8/4福島県沖M6.4の前より高い26ベクレルに上昇。関東の近場ならば小規模の可能性もある。#ラドン濃度測定器 #ラドン濃度 #地震予知 #地震前兆 #地震予測 #LINE
それで、下降を始めたら注意と思っていたが、今夕17時頃からそれが始まった。
やっと関東で静穏を打ち破るのか、あるいは先日の福島県沖のような遠方の大きな地震なのか。
市川観測点でも、昨日8/6朝あたりまでしか表示されていないが、やはり福島県沖M6.5の前と同じくらいに上昇しているので、こちらのエアコンなどの環境の影響ではなさそうだ。
窓を開けていても閉めていても、さほど大きくは値が変わらないのかもしれない。
スズさんも別件で連絡を取ったときに、関東は大きく揺れそうだから要注意と言っていた。
渋谷のファミマでネズミが多数出没して休店になったというニュース。
現時点ではあまり地震前兆現象とは思えない。
渋谷地方で局地的に直下型地震があるならば話は別だけど。
今日はこのへんで。

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今年は赤ちゃんがいるから花火は行けないし、浴衣を着る機会はないかな。