9/17から4日連続で静岡県の海岸にクジラが打ち上げられたが、これに対応する地震が起きたかもしれないので検討する。
また、過去のクジラ類や魚類の打ち上げが大きな地震に繋がった事例を紹介する。
- 静岡県のクジラ打ち上げ
- 2018年のアカボウクジラの地震前兆例?
- 該当する地震は起きたか?
- 黒潮大蛇行の影響か
- 台風の進路の影響
- 過去の魚類の打ち上げ後に大地震が起きた例
- 台風17号による被害の恐れ
- 今日の前兆現象
静岡県のクジラ打ち上げ
まず、昨日の記事でも紹介した、静岡県でクジラの打ち上げが4日連続で起きたという件。
9/17~20に、静岡県の静岡市と南伊豆町でクジラ(不明の1匹を除きアカボウクジラと見られる)が打ち上げられていた(または湾内に漂流していた)。
問題は、これが果たして地震前兆現象のたぐいかどうかということ。
これだけの情報ではそれを判断するのは難しい。
2018年のアカボウクジラの地震前兆例?
だが、過去データを見てみると、類似の事例があった。
昨年2018/03/22、静岡県掛川市大渕の遠州灘海岸で、同じアカボウクジラが打ち上げられていた。
その3日後の2018/03/25 23:37に、八丈島東方沖で5.8、最大震度3の地震が起きた。
ただし、約170kmの距離があるので、この地震の前兆現象だったかは簡単には判断できない。
M5.8の規模の地震ということでは、過去の経験から、ありそうではあると思う。
該当する地震は起きたか?
では、9/17~9/20のアカボウクジラの打ち上げの後で、現在までに対応する地震が起きているだろうか?
実は今日、その可能性がある地震が起きていた。
2019/09/22 8:52:伊豆鳥島北方沖、M4.7だ。
気象庁の地震情報を見てもないのは、どこも震度1以上を記録しなかった無感地震だったからだ。
4日連続のアカボウクジラの打ち上げは、この地震の前兆だったのだろうか。
出現地点から震源までの距離が400kmほどあるので、その可能性は低いだろう。
そうなると、これから起きる地震の前兆だろうか。
あるいは、ずっと該当する地震が起きないこともあり得て、その場合は地震前兆ではなかったことになる。
黒潮大蛇行の影響か
今回のクジラ打ち上げが、地震とは関係ないとすれば、その原因として考えられるのは、黒潮大蛇行だ。
伊豆鳥島北方沖は大蛇行の圏外だが、その暖流に乗って、静岡県付近まで流されてきたのだろうか。
ちなみに、黒潮大蛇行が発生している時には、蛇行している内側に生じる冷水隗があるところでは、大きな地震が起きない、つまり冷水隗が地震の発生を抑制するのではないかと考えている。
今日の地震は、その大蛇行の圏外で起きたから、抑制されずに発生したのではないか。
台風の進路の影響
また、別の視点から見ると、今日の地震の震源と台風の進路について、あることに気づく。
上記マップで、今月上旬の台風15号は、9/9のM4.5と今日9/22のM4.7の地震の震源となる地点を避けて進んで行ったように見える。
そもそも台風とは、自分で移動することはできず、空気の流れに乗って進む。
そして曲がる時も、高気圧にぶつかると直進できないので、高気圧の縁に沿って進むようになっている。
そのため、上記のカーブも高気圧の縁に沿った移動であり、たまたまそうなったのかもしれないが。
そうではなく、やはり地震の震源を迂回したものならば、もう少し北の方でも地震が起きてもおかしくはないだろう。
過去の魚類の打ち上げ後に大地震が起きた例
次に、近年、静岡県の太平洋でクジラや魚類が打ち上げられた後で、大きな地震が起きた例をいくつか紹介する。
1989/06/12:静岡県焼津市沖の定置網、メガマウス
→1989/06/17 8:42:鳥島近海、M6.6 、最大震度3、5日後、距離300km2009/08/07:静岡県・駿河湾、サガミザメ、オスが多く網にかかる
→2009/08/11 5:07:駿河湾、M6.1、最大震度6弱、4日後2011/12/21:静岡県牧之原市・静波海岸、リュウグウノツカイ
→2012/01/01 14:27:鳥島近海、M7.0、最大震度4、11日後、距離370km2012/05/12:静岡県・駿河湾、ミツクリザメ
→2012/05/27 6:48:小笠原諸島西方沖、M6.3、最大震度1、15日後2013/09/03:神奈川県・真鶴町、メガマウス
→2013/09/04 9:18:鳥島近海、M6.8 、最大震度4、1日後、距離500km2014/04/14:静岡県清水市沖、メガマウス、
→2014/05/05 5:18:伊豆大島近海、M6.0、最大震度5弱、21日後、距離70km
こうして見ると、6件中、リュウグウノツカイ1件を除くと、他はみな深海ザメだ。
これはたまたまそうなったのではなく、以前から思っていたのは、やはりクジラやイルカなどよりもサメや深海ザメが地震前兆として現れることが多いようなのだ。
特に幻の巨大深海鮫メガマウスは地震の前に出現することが多いようだ。
サメ類の地震前兆が多い理由として、私が考えているのは、サメ類には深海ザメも含めて「ロレンチーニ器官」という電気信号を受容する器官があること。
そこで、恐らく地震前兆としての電磁波を捉えて異常行動を起こし、浅瀬に上ってくるのではないかということ。
台風17号による被害の恐れ
次に、九州に接近中の大型の台風17号について。
長崎県の対馬市では非常に激しい雨が降っていて、すでに50年に一度の記録的な大雨となっているところもあるという。
台風は23日朝にかけて暴風域を伴い九州北部から中国地方に接近したあと、勢力を保ったまま日本海を北東へ進み、その後、温帯低気圧となって北日本に近づく見込みという。
今年正月の粥占でも、九州北部は雨風の被害が「見ゆ」(見える)と出ていたが、台風の予想進路に近い地域の方々は、十分に注意してください。
今日の前兆現象
ちび子の運動量は、今日も無かった。
【ハムスター】92/2朝、カウンター値:0。 @kokanranger 報告 #hamster #地震予知 #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター
うちのラドン濃度は、昨日午後までの下降のあとは変動なしに続いている。
ただ、イオノグラムを見ると、関東のここから遠いところで軽く揺れるかもしれない。
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