探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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『粥占』(かゆうら)災害予言まとめ(2019年版)


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2019年に各地の神社で行われた「粥占」(かゆうら)の結果をまとめたページです。
各結果で、あとで対応する災害などが起きた場合は、その旨を追記します。


諏訪大社・下社春宮(長野県)

◎日時:2019年1月15日
◎名称:筒粥神事
◎内容:
・世相:五分を満点として、世の中は昨年と同じ「三分五厘」となり、昨年同様「三行半」を意味する“凶相”。
・総評「三分五厘で昨年と同じだが、やや落ちるので注意が必要。災害に気を付けてほしい」
◎結果:
・2019年8月27日 :令和元年8月の前線に伴う大雨
・2019年9月5日~9月10日:台風15号(犠牲者1人、負傷者148人)
・2019年10月6日~10月13日:台風19号(犠牲者82人、負傷者約400人)

【参考】過去の筒粥神事の結果
・ 2011年 世相:三分五厘(東日本大震災)
・ 2012年 世相:三分六厘
・ 2013年 世相:三分六厘
・ 2014年 世相:三分七厘
・ 2015年 世相:三分七厘
・ 2016年 世相:三分六厘(熊本地震)
・ 2017年 世相:三分六厘
・ 2018年 世相:三分五厘(大阪府北部地震、北海道胆振東部地震)
・ 2019年 世相:三分五厘(台風15・19号)


◎解釈:
長野県では台風19号で千曲川の氾濫などにより犠牲者3人など多大な被害となり、まさに「三行半」を突き付けられた年となった。
長野県以外でも、九州北部を襲った8月の前線に伴う大雨、台風15号、台風19号により各地で河川の氾濫、浸水などの水害が発生し、甚大な被害が出た年となり、昨年に続いて「三行半」を突き付けられた形になった。

箕輪南宮神社(長野県上伊那郡箕輪町)

◎日時:2019年1月12日
◎名称:御筒粥神事
◎内容:
作物ごとの出来は昨年より上向き、世相は十分満点で「七分一厘」で、昨年より二厘上回った。宮司の総評では、「今年は少し盛り返した。新しい元号にもなる年でもあり、良さが期待できそう」という。(伊那谷ねっと、2019年1月13日)
◎結果:
伊那群では台風19号でリンゴやブドウなど果樹栽培で多大な被害が出た。

伊太祁曽(いたきそ)神社(岐阜県高山市)

◎日時:2019年1月14日
◎名称:管粥(くだがい)神事
◎内容:
・今年の景気は「例年並み」
・地震や台風の災害は「少ない」。
・プロ野球:パ・リーグはソフトバンクが優勝、セ・リーグは巨人が優勝し、2位が広島。中日は「シーズン途中までは良い」
◎結果:
台風19号では、岐阜県内で人的被害はなかった。
プロ野球:セ・リーグは1位が巨人で的中、2位がDeNAで2位と予測の広島は5位。中日は6位だった。パ・リーグは、1位がソフトバンク(的中)。
 

諏訪神社(埼玉県小鹿野町)

◎日時:2019年1月15日
◎名称:馬上のクダゲエ(管粥)
◎内容:
・世相:ソバの出来を占う篠竹内部に、茶色く変色した部分が見つかる異例の結果。
・総評:「これまで見たことはない。残念ながら今年は、あまりいい年ではないかもしれない」(読売新聞、2019年1月16日)
◎解釈:
今年中に岐阜県周辺あるいは中部地方のどこかで災害か良くないことが起きるということを示唆している?
◎結果:
台風19号では、埼玉県でも各地で河川の氾濫や住宅の浸水、土砂災害が発生し、神社がある小鹿野町両神地区で荒川上流の小森川河岸が数カ所にわたって崩落し、川が半孤立状態になった。
 

大山阿夫利神社(神奈川県伊勢原市)

◎日時:2019年1月7日
◎名称:筒粥神事
◎内容:
・総評:「暑い夏になる可能性があり、季節の変わり目は風雨に注意が必要。穀物と作物にとっては順調な年といえる」(神奈川新聞、2019年1月8日)
◎解釈:
作物は順調だが、夏は昨年同様に猛暑となり、また豪雨などの水害も懸念される。
◎結果:
神奈川県では、台風15号で浸水や停電で大きな被害が出た。
19号は三浦半島に上陸して多大な被害が出て、14人の犠牲者が出た。

飽富神社(千葉県袖ケ浦市飯富)

◎日時:2019年1月15日
◎名称:筒粥神事
◎内容:
・各穀物の合計が「六十八分」で、昨年の「六十二分」よりも多い。

隅田八幡神社(和歌山県橋本市隅田町)

◎日時:2019年1月15日
◎名称:小豆粥(がゆ)占い神事
◎内容:
総評:「占いでは今年は早稲と晩稲がいい。豊作の一年になればよいですね」「この占いは、各自の感性で自由に見てもらっていいと思います。ただ、中稲の米が極端に少ないので、とくに中盤の夏場は、自然災害などに注意してほしい」

折杉(おりすぎ)神社(兵庫県丹波市市島町)

◎日時:2019年2月3日
◎名称:粥占神事
◎内容:
・夏から秋にかけて雨や曇りが多いという結果
◎結果:
兵庫県は一応水害に注意か。

大学稲荷神社(福岡県久留米市御井町)

◎日時:2019年2月2日
◎名称:粥占い
◎内容:
・1年間全体の運勢は、おおむね良好を意味する「七分」
・「台風」「地震・陥没」「流行病」:要注意の『見ゆ』(兆しが見られる)
◎結果:
2019年8月27日の前線に伴う大雨で、佐賀県、福岡県、長崎県で、秋雨前線の停滞による集中豪雨、線状降水帯が発生し、犠牲者4人、負傷者2人が出た。

海童神社(佐賀県佐賀市川副町)

◎日時:2019年3月15日
◎名称:お粥(かゆ)開き神事
◎内容:
・黒カビや赤カビは見られたものの、五穀豊穣や産業繁栄を示すねずみ色も多く見られた。
全体としては「中吉」との評価。
・総評:「昨年と比べて、今年はきれいなカビが付いた。地域の人たちが平和に暮らせるような一年になることを願う」
◎結果:
2019年8月27日の前線に伴う大雨で、福岡、佐賀、長崎に大雨特別警報が発令され、気象庁が「経験したことのないような大雨になっている」と警告。
佐賀県では佐賀市なども浸水し大きな被害が出た。

千栗(ちりく)八幡宮(佐賀県三養基郡みやき町)

◎日時:2019年3月15日
◎名称:御粥試(おかゆだめし)
◎内容:
全般:お粥は赤、黄、青、黒、白の5色すべてのカビが見られ、10段階中の「七分」となり、「全ての色が出ているので今年は平穏な年になるだろう」との声も。
大風、大水、地震:中間の「見ゆ」
事故:「大いに見ゆ」
◎結果:
海童神社と同様。

大原八幡宮(大分県日田市)

◎日時:2019年3月15日
◎名称:米(よね)占い
◎内容:
・氏子らの見立ては「水害に要注意」
◎結果:
・台風8号が8月6日に宮崎市付近に上陸し九州を縦断して各地で激しい雨が降った。大分県では1人が亡くなった。

お願い

下記の千葉県の各神社では粥占が執り行われたはずですが、その2019年の結果を御存知の方はメールでお知らせください。

松山神社(千葉県匝瑳市)

◎日時:2019年1月15日
◎名称:筒粥神事

鶴谷八幡宮(千葉県館山市)

◎名称:筒粥神事

飽富神社(千葉県袖ケ浦市)

◎日時:2019年1月14日
◎名称:筒粥神事

麻賀多神社(千葉県成田市)

◎日時:2019年1月15日
◎名称:筒粥祭

二宮神社(千葉県茂原市)

◎日時:2019年1月15日
◎名称:筒粥の神事

山萩神社(千葉県

◎日時:2019年2月26日
◎名称:筒粥神事

総合判断

諏訪大社の筒粥神事では「三行半」の「三分五厘」となり、「災害に注意」との総評が出たが、どのような災害かは判断しかねた。
しかしながら、昨年同様の三行半ということで、大阪府北部地震や北海道胆振東部地震に匹敵するような災害に警戒する必要がある。


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