沖縄聖地巡礼の際に買った本として、もう1冊残っていたので。
『沖縄の聖地−拝所と御嶽』(湧上元雄・大城秀子・共著、むぎ社、1997年、2,500円+税)
- 作者: 湧上元雄,大城秀子
- 出版社/メーカー: むぎ社
- 発売日: 1997/05
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
類似の本は沖縄の出版社から何冊か出ているが、これは学者が書いた本であり、内容に信頼が置ける。そのため、神秘的な体験などは書かれていないのが難点だが。
下記の5つのパートから成っている。
たとえば斎場御嶽ひとつとってみても、各拝所(ウガンジュ)の位置を含む見取り図もあって、非常に詳細な情報が得られる。
私が今回廻ったところでは、斎場御嶽、首里森、園比屋武御嶽、御殿山、ミントゥングスク、浜川御嶽、玉城グスクが掲載されている。
読みものとして読むにはちょっと固いかもしれないが、実際に沖縄の聖地を廻りたいという人たちには、これ以上ないというお奨めの本だ。
実はこの本、以前から知っていたが、2500円という値段で買うのを躊躇していた。だが、11月の3日間の沖縄聖地巡礼の2日目に車で各地を案内してくれたグスク廻りが好きな人が持っていて、欲しくなって買ったものだ。県庁前駅前のパレットくもじに入っている書店で購入。
沖縄聖地オタク(なんているのか?)にとっては必読の本だろう。