探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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愛知万博で地球の未来を考える(7)


グローバル・コモン5−アフリカ大陸

気を取り直して、こんどはグローバル・コモン5へ。
さきほどグローバル・トラムに乗ったところに近くて、何のために乗ったのかわからない。
ここには、アフリカ大陸のパビリオンがある。

◎アフリカ共同館 満足度:A

アフリカ28ヶ国が共同して出展したパビリオンだ。
アフリカ大陸から出展したパビリオンは、アフリカ共同館を除けば、南アフリカ館とエジプト館しかない。
館内に入ると、思わず昔よく見に行った晴海の国際見本市的雰囲気を感じる。
バザール的で楽しい。
ウィンドウショッピングがてら、ゆっくり見て回ったら、ここだけで1〜2時間かかってしまうかもしれない。
私の場合、急ぐ旅だったので、25分ぐらいしかいなかったが。
個人的には、マラカイトや孔雀石など、緑色の綺麗な天然石を売っていた店が、ゆっくり見たかったところだ。

◎エジプト館 満足度:A

よっぽど急いでいる人以外は、エジプト館をパスする人は少ないのではないか。
まず、パビリオンの外壁の古代エジプトの壁画自体が、人の目をひきつけるものをもっている。
中に入ると、人々の期待を裏切らずというか、古代エジプトの遺品が並んでいる。
もちろん、そのすべてはレプリカだが。
黄金色に輝くツタンカーメン王のマスク、棺、椅子、クレオパトラの頭部を復元した像などなど。
たとえばツタンカーメン王の棺など、その黄金色に輝く姿は、たとえ複製だとわかっていても、圧倒的な迫力をもっている。
日本ではレプリカでもなかなか見られないものだろう。


館内のある場所では、行列ができている。
なんだろうと思っていると、どうも自分の名前をヒエログリフ古代エジプト象形文字)で書いてくれるものらしい。
エジプト人の男性が、名前を書く紙を配っているので、「one?」と聞かれて「yes」と言うと、500円と言われる。
なんだ。有料だったか。勝手に無料サービスと思ってしまった。
500円払って、名前を書くための付箋紙と、パピレス古代エジプトの紙)をもらう。
5分から10分ぐらい並んで、やっと自分の番が回ってくる。
座っているエジプト人のおじさんが、パピルスの上に、丁寧にヒエログリフで自分の名前を書いてくれる。


写真がそのパピルスで、右半分にある楕円形の中に書かれているのが、ヒエログリフ
上から順番に「NAOYA」のアルファベットを象形文字で書いたもの。「A」が2つあるのがわかる。


館内にはエジプト料理の店があって、エジプト料理なんて日本ではなかなか食べられないので、絶対食べてみたかったが、20席しかなく、席が空くのを待っている人々もいるので、あきらめた。
いま考えてみると、テイクアウトという手もあったかもしれない。

ショップでは黄金色に輝く古代エジプトの神像なども売られていて、これもなかなか見る機会がないものだろう。

南アフリカ館 満足度:B

ほとんど素通りしてしまって、何を見たかという記憶と印象がない。
11万5千年前に南アフリカ西岸で付けられた人類史上最古の足跡の化石(石膏型)が呼び物らしいが、見損なったかもしれない。


まだ18:00頃だが、早めに夕食にしようと、アフリカ共同館に戻る。
館内に「レストラン アフリカ ココ」という店がある。
ここで、ココ・セット900円なるものを買った。他に、グアバ・ジュース300円も注文する。
狭い席が一杯なので、外に出て食べることにする。
ココ・セットの内訳は、鶏肉のシシカバブ(串焼き)1本、カレーライス、稗(ひえ?)と野菜の煮物、そしてパンだ。
食べてみると、それほど違和感がなく食べられる。
もっとも、ここは東京のアフリカ料理店「ブルーナイル」が出店しているらしく、味は日本人向けにアレンジされた結果かもしれない。
ただし、ヒエのような穀物を炊いたものは、パサパサしすぎていて、あまり美味しいとは思えない味だ。


グアバジュースは、インドネシアで働いていたときに好きで飲んでいたが、このグアバジュースはかなり酸味が強い。
本来のグアバとはこうなのかもしれない。
アフリカ料理は、人生ではじめての体験ではないにしても、ほとんど食べた経験がない。
これで900円は、今回愛知万博で食べたものの中では、いちばんお得感があったかもしれない。
【続く】


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