グローバル・コモン4−ヨーロッパ北部
いよいよ最後のグローバル・コモンだ。
グローバル・コモン3から、グローバル・ループをくぐったところにある。
長久手会場の南の端にあり、北欧21カ国の15パビリオンが集まっている。
外はもう真っ暗。
◎チェコ館 満足度:C
この国は自分で行ったことがあるだけに、素通りはできない。
館内に入ると、ここは奇妙なオブジェの展示が中心となっているようだ。
変な楽器もいろいろある。
ピアノの鍵盤を叩くと池の水面が揺れるとか。題して「水のピアノ」。
音にちなんだ展示が多いのは、チェコが「音楽の国」だからだそうだ。
だが、何を訴えたいのか不明な展示ばかりだ。
館内の若い女性たちは、美人だが、愛想がなさそう。
話してみると違うかもしれないが。
チェコを旅した経験からいうと、一般的にプラハあたりでは親切な人が多い。
◎アイルランド館 満足度:B
自分としては、ケルト文化の名残でも感じられればいいと思って入ってみた。
中央の空間は「精神世界」と題して、ケルト十字の遺物などが展示されている。
期待にそぐわず、なかなかいい雰囲気だ。
◎ベルギー館 満足度:A
ベルギー館なんて、なんで入ったんだろう?
だが、入って正解だった。
館内に入ってまず驚かされるのが、「動く立体の巨大な絵画」とでも言ったら良いか。
巨大なスクリーンに、立体的に見える巨大な絵が映し出されている。
これだけでも楽しいが、メインの呼び物は「絵のオペラ」だ。
館内の壁いっぱいに使ったスクリーンに、複数の絵画を連続して描き、光の演出によって幻想的な雰囲気をかもし出している。
ブリューゲル、ルーベンス、マグリットといった画家たちを生み出した国だけあって、ヴビジュアルな要素を全面的に押し出して、楽しめるパビリオンだ。
ただし、音響的にはイマイチだったのが残念。
ショップで、息子のために犬のぬいぐるみを買う。
万博最後のパビリオンは、満足させてくれるところだった。