賢明な消費者のみなさんならばとっくに知っているだろうけれど、価格com(カカクコム)のサイトが5月27日から復活している。
ハッキングされて利用不可だったのは10日間ばかりの間だったと思うが、ちょっと調べたい商品があっても他に信頼できる情報源がなく、不便で仕方なかった。
ハードディスクを買おうとしていたときに情報が入手できなかったのはいちばん辛かった。
だが、買ったSeagateの200GBのHDDは、カカクコムで人気No.1だったので安心した。
レーダーチャートみたいなのがなくなったようだけど、これは一時的なものなのか。
あれがないと、ちょっと不便。
ところで、うちでは今、家内が掃除機を買い換えたいと言っていて、どの製品が良いか調べ始めたところ。
こういうとき、頼りになるのが価格comだ。
ヨドバシカメラなどは、まったく使えない。
メーカーからの情報一辺倒のところは、自社商品の欠点を決して言ってはくれず、正当な評価ができない。
そこへいくとAmazonなどはユーザーの口コミ情報が閲覧できるようになっているが、やっぱりカカクコムにはかなわない。
Amazonは書籍の批評はともかくとして、家電やエレクトロニクス商品は片手間にやっているようなものだから。
価格comの本質的な良さは価格の比較などではなく、やはり口コミ情報の価値だろう。
たとえば今も、家内にどこのメーカーの掃除機が良いのかと聞いたら、東芝だという答えが返ってきた。
そこで、価格comのサイトで評判の良い掃除機を調べると、東芝の名前は人気商品ベスト5の中に出てこない。
そこで、試しに最安値22,000円也の東芝の掃除機を見てみると、いきなり掲示板で「東芝さん反省して下さい」ときた。
サイクロンは悪すぎて、商品として成り立たない出来そこないだとか、多くのユーザーが書き込んでいる。
これを読んで、こんな商品を買わなくて良かったということになる。
大衆の勝利。消費者の勝利だ(大袈裟か)。
東芝って、総合的には良い家電メーカーだと思うのだが、なぜ掃除機はダメなのだろう?
軍需産業でいちばん儲けている某企業グループの商品なんかを買うよりはよっぽど良いと思っていたのだが。
それはともかく、インターネットというものがなかった時代には、こういう口コミ情報のやりとりは、なかなかできなかった。
だから、カカクコムは、なくてはならないサイトなのだ。
http://www.kakaku.com/