今日は勤労感謝の日。
この日はもともと、伊勢神宮や皇室の儀礼である新嘗祭を意識して設定された祝日だ。
そういう日なので、新嘗祭についてちょっと考えてみた。
以前から、古代イスラエル10支族(10部族)のことを研究されているラビ・マーヴィン・トケイヤー氏などは、新嘗祭とユダヤ教の祭りとの共通点を指摘している。
調べてみると、たしかにユダヤの仮庵の祭りと日本の神嘗祭・新嘗祭・大嘗祭には共通する部分が見られる。
神嘗祭(かんなめさい)と新嘗祭(にいなめさい)は、ともに今年取れた稲を神前に捧げ、神に収穫を感謝する行事だ。
大嘗祭(おおなめさい)は、新たな天皇が即位する年のみに特別に行われる新嘗祭といえるもの。
神嘗祭は、現在では伊勢神宮では10月15日〜25日、皇居では10月17日に行う。かつては両者とも旧暦9月17日に行っていた。
新嘗祭は、伊勢神宮と皇居ともに11月23日に行っている。昔は旧暦11月の2回目の卯の日に行われた。
これに対して、仮庵の祭り(スコット)も、収穫を神に感謝する祭りだ。
ユダヤ歴のティシュレイの月(第7月、太陽暦では9〜10月)15日から7日間行われたが、後代に8日間に拡大した。
両者の共通点をまとめると、次のようになる。
今日1日の短い時間で調べただけでこれだけ出てくるのだから、他にもいろいろあるのかもしれない。
ただし、これらの共通点は、日本とユダヤ教だけにあるとは限らず、たとえば収穫物を神に供えて感謝するようなことは、世界中どこでも行われていることだろう。
また、中国雲南省あたりのミャオ族やハニ族にも、新穀を祖霊、穀霊および天神にそなえたのちに共食する新嘗祭のような儀礼があるという。
このあたりの民族が、日本人の一部と共通の祖先をもつ可能性も、考えなければならないだろう。
(そして、10支族だという可能性も?←例えばこの近くでは、中国のチアンミン族など、10部族の末裔とされる人々がいるようです)
ここで大きな疑問点としては、太陽神を最高神として祀る民族が、なぜよりによって夜間にこのような重要な儀礼を行うのかということだ。
上記のようなことは、神道の儀礼とユダヤ教の儀礼の共通点のごく一部であり、それらをすべてあげるとしたら、1冊の本を書かなければならなくなってしまう(近い将来、実際にそうしたいと思っているが…)。
みなさんはどう考えますか? たんなる偶然の一致だとか、いろんな考え方があってもいいと思います。
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