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見事な誤算〜野球世界一


こんな展開になるなんて、少しでも「野球を知ってる人」ならば想像しなかっただろう。
14:30頃にJR新宿駅前を歩いていて、号外が配られていないので、「やっぱりダメだったのかな」と思ったものだった。
だが、ケータイでMIXIにアクセスしたら、あるマイミクの人の日記で、日本が世界一になったことを知った。
思わず、駅で普段は買ったりしないスポーツ新聞を買ってしまった。
「王が舞う」という一面見出しが目にとまったので。
だが、よく見たら「今日11時、運命のキューバ戦」とあった。
だまされた。
それはともかく、いままでオリンピックで散々負けてきた宿敵キューバを、米国で行われた決勝戦で破った。
日本野球史上に残る大金星だろう。


私自身は、韓国に勝つことさえ実力的に難しいし、ましてや決勝戦の相手がキューバとなった時点で、「日本は負けて普通、勝ったらとんでもなくすごい」と思っていた。
しかし、王貞治監督を見くびっていたようだ。
オールスターの最強チームとは決して言えない顔ぶれで、奇跡を起こしたことには、やはり監督の采配が大きな要素としてあるだろう。
以前から、王監督は名将だと思っていた。
比べたら悪いかもしれないが、監督の資質としては長嶋監督よりもずっと大きいと思う。
野球の監督にとって必要なものは、一言でいうと「直観よりも感覚が重要」ということになるだろうか。
オリンピックでも、王監督だったらもっと良い成績を残していただろうと思うが、プロ野球チームの監督を務めているのだから、それは無理な話だろう。
選手のときに偉大な成績を残した人が、必ずしも良い監督になるとは限らない。
だが、王監督は、別格だ。
強打者にもバントさせてひとつでも塁を進めるという慎重さは、かつての9連覇をなしとげた巨人時代の川上監督の影響もあるのか。


それにしても、米国を優勝させようとするための様々な奇怪なルールや、変な審判はヒンシュクものだった。
日本対米国の試合で、米国人が審判を勤めるなんて、スポーツの一般的な取り決めからすると、かなりおかしいことだろう。
そういう不利な点を乗り越えて日本は勝ったのだから、やっぱりすごい。
準決勝に出ることは、一度は絶望視されたが、メキシコが米国に勝ってくれたこととか、ラッキーな面もあって、やはり神に味方されていたのかもしれない。
それに比べて、今回はどうも米国は神に味方されなかったのではないか。
一般的に、米国人というのはフェアであることを重要視する国民性があると思っている。
それなのに、米国が予選に勝ち進んでいくなかで、決勝戦になるまでキューバのような強敵に当たらなくても済むというような仕組みは、明らかに米国が優勝するのに有利に持っていくというのがミエミエだった。


選手としては、チームリーダーのイチローはもちろん、決勝戦で松坂ががんばった。
いままであれだけ「勝負弱い男」と言われつづけてきた松坂の好投が一因だった。
直球に強いと言われるキューバに、あえてほどんとストレートで勝負にいった。
その裏には、強気の保守のリードもあるだろう。
日本も固くなっていただろうが、それ以上にキューバの選手たちが硬くなっていたようだ。
野球というスポーツが国威発揚の目的でもあるという中で、選手たちにかかるプレッシャーはものすごいものがあるだろうと思うと、同情心が湧いてくる。
韓国も、序盤は負け無しで強かった。
これからも、日本の良いライバルになるだろう。


これからプロ野球ペナントレースが始まろうというときにWBCに参加することは、プロ野球選手としては色々と不利になる点があるだろうが、それでもWBCに参加しようと決意した選手たちには、本当に頭が下がる。
ニュースで解説者が言っていたが、日本が勝てた勝因のひとつとして、日本の伝統的な「緻密な野球」があるだろう。
身体が大きくて力が強い選手がいるところが勝つようなスポーツでは、当たり前すぎて面白くない。
だが、イチローのような「力よりも技」の選手が活躍する場を与えられているからこそ、野球というスポーツの面白さがあるのではないか。
それと、「個」よりも「全体」を重視するチーム(つなげる野球)が勝つという点でも、アメリカ生まれのベースボールは、日本人向きのスポーツなのかもしれない。


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