探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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東京の桜の名所と花小金井


いま私が住んでいるのは、東京都小平市花小金井6丁目。
家を出て20メートルほど歩くと、多摩湖自転車道路がある。
お年寄りは「水道道路」と呼んだりする。
村山貯水池(多摩湖)から武蔵境駅に至る10.5Kmの自転車専用道路だ。
http://members.jcom.home.ne.jp/4311553301/tamakoroad.html


かつて、インラインスケートローラーブレード)に凝っていたことがあった(というか、そういうことをやる時間がまだあった頃の話)。
東村山市に住んでいたときに、家からすぐのところにこの自転車道があって、よく多摩湖畔まで走ったものだった。
多摩湖に近づいてからの坂上りがすごくきつかった。
皇居まで「ツーリング」をしたりという無謀なこともやっていた。
なぜ「無謀」かというと、日本の道路交通法では、ローラースケートは公道を走ってはいけないという決まりがあるからだ。
そのことを教えてくれたのは、皇居の周囲を走っていた私を呼び止めたおまわりさんだった。


あの頃、まだインラインスケートなんて日本でやっている人は数千人もいないのではないかという頃で、その辺の公園でやるのは恥ずかしいので、サングラスをかけて原宿のホコテンで滑っていた。
今思うと、かなり派手な格好と物珍しさもあって、ホコテンでTVカメラに撮影されたり、渋谷駅で「今回の総選挙についてどう思いますか?」と突然にインタビューを受けたりしていた。
私は「目立ちたがり屋」とは正反対の人間だが、どうすればテレビに出られるかという「コツ」が、わかったような気がした(別にテレビに出たいとは全然思わないが)。

多摩湖自転車道路

話が大幅にそれてしまった。
多摩湖自転車道を7〜8分歩いていくと、花小金井駅前に達する。
その通勤路が、あと数日もすると「桜舞い散る道」になる。
その遊歩道は植物園のようなもので、桜だけでなく、さまざまな植物が植えられている。
熱帯植物まである。
仕事でどんなに辛いときでも、夜遅く疲れて帰ってきても、その自転車道を歩いていると、植物たちに癒されているような気がして救われる。
そういうときにホントに「植物のチカラ」を感じる。


桜の気は妖しい。
夜にその桜並木を歩いていて、いつもそう思う。
自転車道の、家から花小金井駅までの間には、数種類の桜が植えられていて、桜吹雪が舞い散る頃は最高にきれいだ。
花小金井に住んでよかった」といつも思う。

小金井公園

だが、この町には、もっと有名な桜の名所がある。
小平市花小金井の地名の由来は調べたことはないが、調べなくてもだいたいわかる。
花小金井周辺は、昔から桜の名所として知られていた。
小平市学園西町から武蔵野市境橋付近まで、玉川上水の両岸6キロメートルほど続く桜並木は、関東随一の桜の名所として、江戸時代から知られてた。
実はその桜は、江戸時代の「村起こし」から始まったのだという。
小金井桜」と呼ばれ、大正13年には国指定名勝となった。
そして、いまでは小金井公園がもっとも知られる桜の名所となった。
うちから歩くとちょっとかかるが、30分で行くことができる。
バスを使えば、バス停まで徒歩5分ぐらいで、バスに乗ると5分とかからないが。
西武新宿線花小金井からだと、南口から10分ぐらい歩けば園内に入る(ただし広大な公園なので、入ってから更に歩くが)。


東京ドームが何個も入ってしまうだろうという広大な敷地の公園には、なんと52種類の桜が植えられているという。
広さについて、もっと正確な言い方をすると「日比谷公園の4.7倍、上野公園の1.4倍」だそうだ。
我が家では毎年お花見の定番の地となっているが、今年は今週末に行くかそれとも1週間後にすべきか、迷うところだ。
まあ、52種類も桜があれば、たとえソメイヨシノが見頃を過ぎてしまっても、何らかの桜は見頃になっているだろうが。


小金井公園は、ただ広大なだけというわけではなく、いろんな遊び方がある。
特に小さい子供を連れて行くには最高のところで、さまざまな遊戯施設がある。
花小金井に住んでよかった(こればっかり)。
私は自然がないところには住めない人間なのだ。
緑豊かな自然に囲まれたところが最高の癒しの空間だと思うし、東京都民にとって最高の「贅沢」だろう。
東京のど真ん中で生まれたから、自然への憧れが強いのかもしれない。
家のまわりには、畑や果樹園や植林などもある。
遊歩道の周辺には野鳥が多く、野鳥の声で目が覚めることもある。
敢えて「東京の田舎」を選んで住んでいるのだ。
特に武蔵野の自然が多く残るところに惹かれて住むのは、過去生での縁があるからかもしれない。


それから小金井公園内には、江戸東京たてもの園という施設もある。
東京の人でも、けっこう知られていないかもしれない。
園内には、江戸時代から昭和初期までの古い建物を復元している。
あのアニメ『千と千尋の神隠し』のモデルとなった銭湯などもある。

桜の名所

東京にももちろんいろんな桜の名所があるから、小金井公園こそが最高の名所などというつもりはないが、こういうところもありますよという情報として紹介しておく。
他に東京で好きな桜の見所といえば、神代植物公園(じんだいしょくぶつこうえん、東京都調布市)だろう。
65種類800本の桜が植えられているというから、種類では小金井公園以上だ。
本数でいうと、小金井公園は1,800本というからスゴイ。
神代植物公園は植物園だから、無料の小金井公園とは違って入園料500円を取られる。
両方とも、もちろん飲酒を伴う花見は禁止されている。
そんなことが許されているところだったら、いくら近所でも行かないだろう。


小金井公園は、大人でもいろんな遊び方があるが、上に書いたインラインスケートのメッカでもある。
私も、むかし三鷹市に住んでいた頃からよく通ったものだった。
駅から歩いていくには西武新宿線を利用して花小金井で下車するのがいいが、中央線沿線の人ならば、武蔵小金井駅から西部バスで小金井公園西口バス停で降りるのが便利なようだ。


東京の桜の名所という話になったついでに書くと、一般に桜の名所と思われているところで、最悪な目に遇うところのひとつは、井の頭公園ではないだろうか。
桜の季節以外のときに行けばすごく良いところなのだが、まず人の多さに辟易する。
そして、激しい場所取りのあげくに近所迷惑を考えないドンチャン騒ぎ。
ただ、池の上に伸びる枝に咲き乱れる桜の美しさは、たしかに都内有数だろう。
桜を見たければ、平日の朝早くに行ったりするといいのかもしれない。
「桜の名所ベスト○○」というのはどこでもやってるだろうけど、「ワースト○○」というのも、どこかのサイトでやってくれれば、かなり「貴重な情報」になるだろうに。
ちょっと東京都民以外にはつまらないローカルな話題になってしまった。
でも、たまにはいいでしょう?


小金井公園の地図(マウスでコントロール可能):


小金井公園(東京都立公園協会)
http://www.tokyo-park.or.jp/kouen/park.cgi?id=22
江戸東京たてもの園
http://www.tatemonoen.jp/
神代植物公園
http://www.tokyo-park.or.jp/kouen/park.cgi?id=76


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