今日は国民の祝日で休み。
今朝起きると、家内が台所で何やら仕事している。
昨日届いたばかりのエムケー精工のホームベーカリー『ふっくらパン屋さん HBH917』で、さっそくパンを焼いてみたようだ。
MK 自動ホームベーカリー(横長1.5斤/1斤) ふっくらパン屋さん HBH 917
- 出版社/メーカー: エムケー精工
- メディア: ホーム&キッチン
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普通は4時間かかるところを、3時間でできる早焼き機能にセットしたようだ。
1.5斤のパンを焼けるHBH917は、思っていたよりも大きかった。
MKの製品は、この辺が欠点と言えるかもしれない。
あと、MKはこねるときの音が大きいということを気にする人もいるようだ。
まあ、洗濯機ほどの音が出るわけではなく、隣室のおばあちゃんがうるさくて眠れないほどではない。
焼いているときには、2階にまで香ばしい香りが届いてきた。
家内が以前からパンを作ろうと思っていて、材料はすべて買い揃えてあったようだ。
今回は最初なので、酵母はドライイーストを使用した。
小麦粉はカメリヤの強力粉。
天然酵母と全粒粉入りパンは、まず基本の白いパンを作れるようになってからだ。
ちょうどお昼時になって、焼きたてのパンをみんなで食べてみた。
家内が持ってきた1.5斤のパンは、ふっくら焼きあがっていて、上部がこんもり盛り上っている。
家内がmixiの日記ですでに書いていて写真も載せているが、マイミクしか見られないので、こちらにも写真を載せておく。
自家製パンは、やはり美味しいものだ。
焼きたての暖かいパンを食べたことなど、これがはじめてかもしれない。
市販のパンよりも弾力があって、どっしりしていて、食べたという実感がある。
弾力がありすぎて、包丁でなかなかうまく切れない。
若干色がついているのは、『さとうきび一番糖』の色だという。
日本のパンは異常に白くて、あれを見ただけで食欲がそそらない。
自然界に、あんなに真っ白な食べものはないだろうから。
精製された普通の小麦粉を使ってこれだけの味わいが出るのだから、食材を選べば、これからどんどん美味しいパンができるようになるだろう。
はじめての自家製パンは大成功だったようだ。
夕方、残ったパンをおやつ代わりにみんなで食べたが、弾力があってすごく美味しかった。
ゆうちゃんも「おいちい!」と言って、ジャムも何もつけていないのにムシャムシャ食べていた。
ミミも美味しくて、なんにもつけなくても食べられる。
1.5斤の5分の1ほど残っていたパンが、あっという間になくなってしまった。
白いパンだったら、こうはいかない。
「敏感体質」の私には経験的にわかっているが、日本で売られているパンばかり食べていると、身体によくないだけでなく、精神的にも落ち着かなくなるものなのだ。
精製された小麦粉で作るパンでは風味も香りも味の深みもないので、どうしても白砂糖やら油脂やらでごまかすようになってくる。
大手パンメーカーのパンを美味しい美味しいと食べているのは、そういう戦略にまんまと乗せられているのかもしれない。
一応これで基本のパンは作れたので、こんどはいよいよ天然酵母パンへの挑戦。
これは化学イーストのようにスンナリはいかないだろう。
温度とか時間とかをいろいろためしてみて、試行錯誤が始まるだろう。
いままで得た浅い知識の限りでだが、現時点で私が理想とするパンの組み合わせの一例をあげておく。
■理想的なパン作りの食材■
◎酵母:白神こだま酵母
純粋な野生酵母だが、天然酵母にしては発酵力が強く、パンがふっくら焼きあがるという。
◎小麦粉:ハルユタカ(江別製粉)
国産小麦粉はグルテンの含有量が少なくパンに向いていないと一般に言われるが、『はるゆたか』という品種はたんぱく質の量が多く、モチモチ感があって引きの強い食感が楽しめるという。収穫量が不安定で『幻の小麦粉』と呼ばれるほど希少価値がある。
◎ライ麦全粒粉
メーカーは未定。分量は今後の経験によって。
◎砂糖:さとうきび一番糖(orてんさい糖)
今日、息子と一緒に散歩がてら、花小金井駅周辺の3つの大型スーパーへ寄ってみた。
パン作り用の食材がどれだけ揃っているか見るために。
大丸ピーコックストア、いなげや、西友にも、ドライイーストだけで、天然酵母は置いていない。
残された可能性は、となり駅の田無まで行くか、またはダイアモンドシティ・ミューで探すかだが、通販を利用した方が便利だろうか。
ちなみに、パン作り用の食材を買うためのオンラインショッピングのサイトだが、『ママの手作りパン屋さん』が比較的安くて良さそうだ。
白神こだま酵母もハルユタカも扱っている(一部商品は現在品切れ中だが)。
- ママの手作りパン屋さん
http://www.rakuten.co.jp/mamapan/
上田まり子のMKホームベーカリーレシピ
Amazonでホームベーカリーと同時に注文していた本が、1日遅れて届いた。
- 作者: 上田まり子
- 出版社/メーカー: PARCO出版
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 30回
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オールカラーで写真が大きく載っていて、ひじょうにわかりやすい。
上田まり子さんという人は、料理研究家ではない。
元SEのワーキングマザーが、ホームベーカリーを使ったパン作りを始めて、それを自サイトで紹介してから大人気になった。
かなり知られた人気サイトのようだ。
- Home Bakery まりの部屋
http://mari2.net/
著者のことはまだよく知らないが、特別にナチュラル志向の人でもなさそうだが、この本ではいきなりホシノ天然酵母を使ったレシピから始まる。
シナモンレーズンブレッド、にんじんブレッド、クリームチーズブレッド、マロンブレッド(栗入り)と、バリエイションに富んでいる。
次が、白神こだま酵母だ。
この本にも、この酵母は発酵力が強いため、イーストと同じ時間で焼き上げることができるとある。
まさに「大自然の恵み」だろう。
天然酵母は発酵力が弱いとか酸味がありすぎるとかなんとか言われるが、白神こだま酵母を使えば、「通常の食パンのコースの設定でパンを焼くことができます」とある。
他にも、ベターホーム天然酵母、イタリアのパネトーネマザーを使ったレシピが紹介されている。
買ってよかった1冊だ。
次は、白神こだま酵母について詳しく書かれた本を読みたいと思っている。
この野生酵母が誕生したストーリーが、けっこう感動的だったりする。
- 作者: 大塚せつ子
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
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デッセム
mixiのマイミクさんがコメントで教えてくれた無添加パンの店で使っている天然酵母『デッセム』にちょっと興味をもちました。
欧米で発表された論文では、癌やエイズ等の免疫力低下を阻止する効果がこの野生酵母に期待できるとか。
詳しくはこちらのページにあります。↓
パン作りに欠かせない道具たち
今日パンを作ってみて(と言っても、私は脇で見ていただけだけど…)、こういうものが必要だと思ったものを紹介しておきます。
◎パン切り包丁
まず、パン切り包丁(パンスライサー)。
これ、必須アイテムでしょう。
特に焼きたてのパンは弾力があって、なかなか思うように切れない。
そこで必要になるのが、刃が波型になった細長い包丁です。
パン作りの食材や用具をWeb上で販売している『クオカ』というオンラインショップがあります。
ここを見ると、パン切り包丁の価格は、上を見ると切りがないようです。
輸入物の良いものは1万円以上します。
まあ、そのくらいのものはプロ仕様なんだろうけれど。
やっぱり欧米の主婦たちにすれば、パンを作ることは日本の主婦たちがご飯を炊くのと同じくらいに、こだわりを持っているはずです。
- クオカ.com
http://www.cuoca.com/
でも、このサイトには安くて良さそうなものもあります。
たとえば「パン切ナイフモリブデン」は、1,680円。
このサイトがいいのは、買った人たちが評価を書き込んでいて、それを商品毎にまとめて読めること。
この商品は、なかなか評判が良いみたいです。
下記ページのずっと下の方です。↓
Amazonでも、下記の商品のように1,280円程度で買えるものもあります。
良いか悪いかは、使ってみないとなんともいえないけれど。
下村工業 パンサット カービングスライサー 205mm PM-102
- 出版社/メーカー: 下村工業
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◎食パンカットガイド
これは『上田まり子のMKホームベーカリーレシピ』でも紹介されていたもの。
食パンをまっすぐきれいにスライスするためのガイドです。
上記のクオカの「切る道具の一覧ページ」のトップに出てきます。
単純な構造のようだけど、これがあるとないでは大違いでしょうね。
◎デジタルキッチンスケール
パン作りには、グラム単位(または0.xグラム単位)で計れる正確なはかりが必要になるみたいです。
…と、どの本にも書いてあります。
家内は、今うちで使っているアナログのキッチンスケールで十分だと言っていますが…。
クオカのサイトを見ると、安くても4000円以上するので、気軽に手がでない値段です。
ヤフオクではいろんなデジタルスケールが出回っていますが、今日近所の大丸ピーコックというスーパーに行ったら、タニタのデジタルキッチンスケールが1,980円で売っていました。
ヤフオクで名のないメーカーの製品を1,500円とか2,000円ぐらいで買っても振込み手数料とか送料とかかかるので、それを考えたらタニタのを買った方がいいかも。
たぶん同じだろうと思われる製品が、Amazonで1,500円で売られています。
TANITA デジタルクッキングスケール ホワイト KD-173-WH
- 出版社/メーカー: タニタ
- メディア: ホーム&キッチン
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みなさん御存知でしょうが、デジタルはかりの利点のひとつは、あらかじめ容器だけ置いてその重さを0にセットして、それから材料を入れて計れることです。
◎温度計
天然酵母の種おこしや、ドライ天然酵母を溶かすためのお湯の温度を測るのに、生地に差し込んで温度を測れるような、長い温度計が必要になってきます。
家内も、こういうのがあった方がいいと言っていました。
クオカのサイトでは、デジタル式の温度計が4000円もするようです。
ヤフオクでは、デジタルのものが即決価格1000円ぐらいで売られているから、メール便で送ってもらえば安く済むでしょう。
Amazonでも、1000円ちょっとの価格で買うことができます。
DRETEC 防滴クッキング温度計 ホワイト O-207WT
- 出版社/メーカー: DRETEC
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※おねがい
さいきんちょっと海外からの宣伝目的の大量コメント書き込みに悩まされています。
削除しても、自動処理でまたすぐに書き込まれてしまうんですね。
なので、コメントしてもらっても埋もれてしまう可能性があるので、mixiの人はなるべくmixi日記の方でコメントお願いしますね。