2007/01/20(土)
風邪もなんとか治ってきて、週末なので聖地巡礼かと思い、金曜の夜にマップダウジングで伺ってみた。
すると、久々に大洗が出た。
行き先は、大洗天妃神社(てんぴじんじゃ)、大洗磯前(いそざき)神社、須賀神社。
須賀神社は、初めて出たところだ。
祈りの目的は、地震鎮静。
朝、スーパーひたち号で水戸へ行き、鹿島臨海鉄道線で大洗へ。
バス海遊号で祝町で降りて、天妃神社へ。
大洗に来たのは一昨年2005年の11月以来だ。
思えば、昨年は仕事で忙しくて、聖地巡礼する機会が限られていた。
大洗天妃神社(弟橘比売神社)
天妃神社は、那珂川の海門橋のたもとの小さな山、天妃山の上に鎮座する。
御祭神は、日本武尊の妃である弟橘媛命(オトタチバナヒメノミコト)さま。↓
この天妃神社に頻繁に巡礼するようになったいきさつは、下記の記事で書いています。
- [霊性]茨城聖地巡礼〜東海村・大洗・磯崎(前編)
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20051018/ibaraki - [霊性]聖地巡礼〜大洗天妃神社で掃除
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20051024/tenpi - [霊性]ふたたび弟橘媛さまのもとへ
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20051120/otohime
鳥居の前に来ると、昨年夏から3月までの予定で石段を工事中の縦看板があり、迂回して裏の鳥居から入る臨時の道ができている。
裏の鳥居から境内に入ってみると、拝殿の背後の本殿が改築されている。
質素だが、真新しい白木造りで、すぐにわかった。
そして、拝殿は古い木造のままだが、その前の参道も真っ白なコンクリに入れ替えられている。
ずっとお祈りしてきた甲斐があったか。
思えば、上記の記事(2005/11/20)で書いているように、瀕死のトンボの神遣いが現れて訴えていたのは、社殿が古くなったために改築を求めていたということもあるのだろうか。
いままで3〜4回お参りしてきて、人がお参りするのを見たためしがないが、やはり海洋関係者などの崇敬者がいるのだろうか。
それと、自治体の援助でもあるのだろうか。
バスの時刻まで1時間以上あるので、お祈りをしてから軽くお掃除をすることに。
拝殿周囲のコンクリ部分と張り替えられた参道のところだけを掃く。
いままでここで現れたカニ・トンボたちは、本当に弟橘媛さまの神遣いなのだろうか。
たんに、たまたまそういう動物が現れただけではないのか…。
そんなことを考えながら、掃除をする。
そしてまた、しばらくお祈り。
ここでは「神の力」は、あまり強いと感じない。
だが、祈り続けるうちに、トランス状態とまではいかないまでも、至福の感覚に満たされてくる。
いままでこの神社では感じなかったことだ。
女神さまが喜ばれているのだろうか。
満足して、神社を後にする。
海門橋のたもとでは、橋の改装工事が行われている。
那珂川の散策路の道案内板が新しくなっていて、天妃神社も紹介されている。
どうも、この橋の改装に合わせて神社の改装を行っているようだ。
やはり自治体から予算が出ているのではないか。
とにかく良かった。
これで参拝者も増えるかもしれない。
大洗磯前神社
祝町バス停から海遊号に乗って、大洗磯前神社前で降りる。
ちなみにこのバスは、だいたい1時間ちょっとの間隔で走っているので、バスの時刻をあらかじめ調べておく必要がある。
1日3回以上乗る場合は、200円で乗り放題の「1日フリー乗車券」を買った方が良い。
この神社はいままで何度か書いているし、特に変わったことはないので、省略。
祈っていると、さすがに強い光のようなものがブワーッと来るように思う。
大洗磯前神社の広大な敷地内にある與利幾(よりき)神社にもお参りする。
諏訪大明神(建御名方神)さまが御祭神だ。
なぜ諏訪神社ではなくて與利幾神社なのだろうと思っていたが、どうも與利幾という家が勧請した神社のようだ。
須賀神社
ふたたび海遊号に乗って永町で降りて、ちょっと歩いて須賀神社を見つける。
海を見下ろす高台の中腹に、小さな祠があるだけの神社だ。
須賀神社は全国各地にあるが、スサノオ命を御祭神としている。
由緒書によると、創建年代は不明だが、江戸時代には祇園さんなどと呼ばれ、牛頭天王が祀られていたという。
大洗磯前神社にしてもそうだが、昔はこの辺は出雲の神々が広く祀られていたのだろう。
それをいえば、天孫族が渡来する前の日本のほとんどがそうだったのだろうが。
スサノオさまにもお祈りしなければいけないということか。
道祖神社
須賀神社を出て、歩いて大洗駅へ向かうと、途中に道祖神社がある。
一礼して通り過ぎようと思っていたが、鳥居の脇にある由緒書をみると、御祭神が猿田彦大神となっている。
これは素通りできない。
いま住んでいるところの産土神さまである武蔵野神社の主祭神だから。
ここも小さな祠があるだけだが、なぜか古い靴が社の前にたくさん吊るされている。
どういう風習なのだろうか。
拍手を打ってお祈りを始めると、とたんに屋根をパラパラと打つ雨の音が聞こえ出す。
お祈りを終えて振り返ると、すでに雨はやんでいる。
「もしかして、弟橘媛さまか」と思ったりして。
違うかもしれないが。
その後、駅まで7〜8分歩いて大洗駅に着くと、またパラパラと雨が降り出した。
また助けられたか。それとも、たまたまそうなったのか。
昔から栄えた町には、いろんな神社仏閣があって楽しいものだ。
それにしても、道祖神社のあの雨は、いったい何だったのだろうか。
鹿島臨海鉄道で水戸へ行き、高速バスで東京へ戻る。