探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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風邪に良いこと・悪いこと


私は先週また風邪を引いてしまいましたが、その後に息子はインフルエンザに感染して高熱が出ました。
家内もきのう38度の熱を出してしまい、どうも息子と同様のようです。
私はなかなか風邪を引かない人間なんですが、もともと子供の頃は虚弱体質で風邪を引きやすかったんです。
そうならなくなったのは、徹底した節制と「食と健康」に関する知識を十分に得ているせいだと思っています。
それでも風邪をひいてしまったのは、仕事で超多忙だった昨年1年間にたまった疲労のせいかもしれません。
今日は風邪と食物のことについて書いてみることにします。


今週月曜から2日間仕事を休んでしまいましたが、まだ完全に治っていません。
実は昨日の夜に急遽飲み会が行われることになり、仕事場での私の歓迎会でもあるので断るわけにはいかず、新宿のアフリカ料理屋へ行ってきました。
こういうときにアルコールは飲みたくないのだけど、一人だけ素面でいるのも辛いもので、セーヴしながらビールを何杯か飲んでしまいました。
そのせいで、まだ鼻水が出たりします。
あとで書きますが、中国医学的にいうと、アルコールは極陰性の身体を冷やす性質がある飲物ですからね。
風邪に良いわけはありません。
しかも、こんな時に限ってアフリカ料理…「身体を冷やす性質の食べ物ばっかりなんだろうな」などと思いながら、渋々と行きました。


アルコールといえば、家では自ら飲むことは滅多にありません。
スピリチュアルな観点からするとよくないことはわかっているし、やめようと思えばいつでも辞められるのだけど、完全にそうしない理由はひとえに、飲み会のときのあの居心地の悪さですね。^^;

風邪が治らない(長引いてしまう)食べ物・飲物

風邪を引いているときにはあまり執らない方が良いという食べ物・飲物の例を、自分の経験をふまえて、ちょっと思いつきであげてみます。

  • ビール
  • ワイン
  • 唐辛子など香辛料
  • ヨーグルト
  • インスタントラーメン
  • 化学イーストを使った白いパン
  • 果物(特に熱帯の果物やかんきつ類、ジュース)
  • 甘いものすべて(白砂糖を使った菓子類や飲料は最もよくない)


アルコールの中でも、特にワインはかなり陰性の強いものです。
基本的な考え方としては、熱帯などの暖かい地方で採れる/よく育つ植物などは、陰性のものが多いです。
こういうものは身体を冷やす性質が強いために、風邪を引いたりしているときには避けるべきでしょう。

カゼには陰陽がある

身体を冷やす性質があるといえば、以前にインドネシア人の彼女がいたときに、このことをいくら説明しても、わかってもらえませんでした。
私のインドネシア語の語学力のせいでもあるかもしれませんが、向うではそのような中国医学的な知識が一般の人々にないということもあるのでしょうね。
食物に陰陽があるというのは、中国の伝統医学(漢方医学)の概念です。
それが日本で食養とか桜沢如一(ジョージ・オーサワ)のマクロビオティック理論に取り入れられるようになって、一般化したものです。


漢方医学的にいうと、風邪には陰陽があります。
一般に健康な人が風邪をひいたとき、多くの場合で陽証を示します。
発熱して顔が赤くなり、脈が強いときは陽の風邪です。
この場合、発汗、解熱を促す処方を用います。
また熱があっても顔色が青ざめて悪寒がするようなときは、陰症を示します。
お年よりや女性に多いです。
この場合は、身体を温める処方を用います。


ぼくの場合は、漢方医学的体質でいうところの「陰虚症」で、風邪をひいてもほとんど熱が出ず、上記の陰症の風邪になります。
このように風邪ひとつとってみても、人によって、体質の違いによって処方が異なるのであって、なんでもかんでも同じ薬を与えたり民間療法のたぐいをやって良いというものではないんですね。
場合によっては逆効果になってしまいかねません。


よく、風邪を引いたら玉子酒などといって、実際に私も若い頃には母親に飲まされました。
でも、上に書いたような陰症の風邪では、極陰性(非常に身体を冷やす性質がある)であるアルコールなんて飲ませたら逆効果なんですね。
たとえそういう体質でなくても、かなり乱暴な民間療法ではあると思います。
私の場合、昨日は上に書いた事情でビールを飲んだのですが、その陰性を温和するためという理由からも、特別に肉を食べました(普段はセミヴェジタリアン)。
アフリカ料理屋で、ダチョウやワニの肉とか、いろいろ料理があるんですね。
さすがにワニ肉は食べませんでしたが。
食べた人に聞いてみると、鳥肉とそれほど味は違わないとか。
ダチョウの肉は食べました(肉類とくに鳥類の肉は陽性=身体を温める作用が強い)。
ここで言いたい大切なことは、病気のときに限らず、人間にとっては陰陽の気のバランスをとることが大切であり、そのためには食物の陰陽をよく考えた食生活が重要になってくるということです。

足踏みツボ刺激

風邪を引かないような身体づくりということでは、人それぞれいろいろと工夫されていると思います。
私の場合、健康を保つために、日々2つの簡単なことをやっています。
ひとつは、健康サンダルです。
「なんだ」と思われるかもしれませんが、いわゆる日本で売られているようなビニールの柔なサンダルに申し訳程度に小さなボチボチが付いたようなのとは大きく異なります。
木製のサンダルで、そこの足の甲の部分に直径1センチぐらいの円柱が無数に立っているというもの。
これはハッキリ言って、最初はかなり痛いです。
踏むのが苦痛です。
でも不思議と、毎日数分踏みつづけていると、痛みを感じなくなります。
痛みを感じるということは、それだけそのぶぶんで気が滞っているということかもしれませんね。


ぼくの場合、1996年のインドネシア・ジャワ島滞在中に、あるところでその木製の健康サンダルを見つけました。
中国から輸入されたか、または中国の製品を真似てインドネシアで作られるようになったもののようでした。
こういうものを使うようになったキッカケは、ジャワのドゥクンという呪術師みたいな人がいて、健康を得るためには砂利道の上を裸足で歩きなさいと言われたんですね。
ぼくがいま使っているのは厳密にいうとサンダルではなくて、「健心反射板」という名前で横浜中華街で売られていたものです。
板の上に2枚の足型がバネをはさんでついていて、その上に健康サンダルと同様の円柱が立っているものです。
歩かなくても室内で足踏みをすることによって、同様の効果が得られるというもの。
ぼくはいつも寝る前に風呂に入った後で、これを踏むようにしています。
たしか2年ほど前に、中華街のチャイハネという有名なアジアン雑貨屋で、1000円ぐらいで買ったのだと思います。

首まわし運動

もう一つの風邪をひかないための健康法として毎日やっているのは、首を回す運動です。
これも「なんだ」と思われるでしょうが、これが非常に効果があるんですね。
本山先生がこの方法を実践されていて、それ以来風邪をひかなくなったと本に書かれていました。
それを真似しているわけです。
行う場所は、立てる場所があればどこでも構いません。
まず、首を前後に大きくゆっくりと、10往復動かします。
無理せずに動かせるぎりぎりのところまで、動かします。
次に、同様に左右に10往復。
そして、今度は右斜め前と左斜め後ろに対角線上に10往復し、その反対も10往復。
最後に、右周りで首を10回回し、反対まわりも10回まわします。
…と、これだけの運動なので、5分もあればできます。
これをやるだけで、おそらく滞っていた気の巡りがよくなるのでしょう。
そして首を柔軟にしておくことも、風邪の予防にとって重要なことなのだと思われます。

ニンニク

風邪を予防する効果がある食物といえば、ニンニクがあります。
ご承知の通りニンニクは催淫性の強い食物で、たとえばインド最古の法典「マヌ法典」では、バラモン教の司祭がニンニクを食べるのを禁じています。
たしか釈尊も、教団の出家者たちに、修行の妨げになるからといってニンニクを禁じていたということを、どこかの本で読んだ覚えがあります。
というわけで、霊性探求の道を志す人々にとっては注意が必要な食物でもあります。
あと、匂い対策も必要ですから、身体に良いとはいっても、なかなか手が出ないかもしれませんね。


ニンニクが健康に良い効果をもたらすという意味では、以下のような効能があります。
まず注目すべきは、ニンニクのもつ強い殺菌・抗菌作用で、これはアリシンという成分によるものです。
どれくらい強力かというと、12万倍に薄めた液でもコレラ菌やチフス菌、赤痢菌などに対する抗菌力を示すほどだとか。
また、血液の循環をよくする効果があって、アリシンを加熱してできる「アホエン」には、強い抗血栓作用やコレステロール抑制作用があります。
動脈硬化を予防して血液がサラサラになり、血行がよくなって肩こりや冷え症、神経痛などにも効果があるとか。
ニンニクは大腸を刺激して便秘や下痢などを改善したり、胃の粘膜を刺激して胃液の分泌を促すので、胃腸を整える働きもあるわけです。
ただし、食べ過ぎるとかえって胃によくないので注意が必要です。
一度に食べる量としては、せいぜい1片ぐらいでしょう。
このほかに、肝臓を守ったり血圧を安定させる作用もニンニクにはあります。


上記の中で、風邪に関係したことといえば、やはりニンニクのもつ殺菌作用ですね。
アリシンには強い殺菌・抗ウイルス作用があるので、風邪の細菌やインフルエンザ・ウイルスを殺したり、働きを弱める働きをするそうです。
ニンニクを常に食べていれば、ウイルスを寄せ付つけにくくなり、侵入してきてもアリシンがすぐにこれを破壊するので、風邪をひきにくくなったり、ひいても重くならずに済むようになるとか。


今日のわが家の夕食は、ニンニクをたっぷり使った家内の手作り水餃子でした。
私の提案ですが、もっとも波動が悪い(?)豚肉を食べるのも、自分にとっては異例のことです。
暖冬とはいっても、最近またインフルエンザが流行してきていますので、くれぐれも気をつけてくださいね。


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