これは昨日の記事の続編なので、まずそちらを見てください。↓
ちなみに、昨日公開した動画は、画質を多少改善させました(YouTube、mixi動画の両方)。
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20070211/video
今日は、天下の奇祭と呼ばれる諏訪大社御柱祭の映像第2弾をお届けします。
私が人生で初めて見た、前回2004年の御柱祭です。
昨日はその前編として、2004年4月に行われた下社の山出し祭の「木落とし」の映像を、YouTubeとmixi動画に公開しました。
今日は、2004年5月3日に家族3人で見に行った、上社の里曳祭(さとひきさい)の映像を公開します。
この時は、ヤフオクで上社前宮の建御柱(たておんばしら)の桟敷席のチケットが出品されていたので、それを落札しました。
木落としの時には、御柱祭全体で設定された桟敷席のチケットをヤフオクでゲットしたのですが、今回は私設の桟敷席です。
上社前宮の一の御柱が建っているすぐ前に自宅がある人が、屋上を利用して桟敷席として一般に開放しているんですね。
ここが、4本の御柱のうちの「前宮一の御柱」を建てる場所のまん前にあるので、特等席なんです。
諏訪大社4宮では、一の御柱が、いちばん太く高く立派な木が選ばれるんです。
木落としにしても建御柱にしても、こういう手段で席を確保していないと、大変ですよ。
御柱祭は、とにかくどこへ行っても人・人・人です。
そういう前提知識がなく初めて御柱祭を訪れて、その時になって「失敗した」と思っても、次に見られるのは6年後ですから。
映像は2つのファイルに分割してありますが、まずは前半の映像です。
最初のシーンは、御柱が諏訪大社上社前宮の境内の階段を上る場面です。
その後で、前宮の拝殿が映し出されます。
諏訪大社は4つの宮があって、それぞれ四隅に4本の御柱を建てるので、合計16本の御柱が建つわけです。
ちなみに下社と上社の御柱祭(山出祭も里曳祭も)は、期間をずらして行われます。
前半の映像の後の方では、いよいよ建御柱が始まります。
横たえられた御柱の上に多くの氏子たちが乗り、少しずつ上に持ち上げられていきます。
http://youtube.com/watch?v=euf1pWqA-Ms
次は後半の映像です。
桟敷席から撮影しています。
その場には、地元のテレビ局のスタッフとアナウンサーらしき女性が来ていて、撮影していました。
木遣り唄に続いて吹奏楽が盛り上げ、御柱は少しずつ引き上げられていきます。
1本の御柱が建つまで、映像では編集しているために短く感じますが、実際は延々と数時間もかかります。
でもいろんなパフォーマンスがありますから飽きないし、御柱祭のクライマックスなので非常に盛り上がりを見せます。
諏訪の氏子の人々は、この祭りのためにせっせと貯金をします。
みんな仕事を休んで、自腹を切って多額の寄付をして、参加しているんですね。
まるでこの祭りのために生きているかのように。
私は父方の諏訪の人間の血が流れているんですが、諏訪にはこういう信心深い人々がまだたくさんいることを、本当に誇りに思いますね。
http://youtube.com/watch?v=JXMEwvM7EkY
どうでしたか?
臨場感とか感動が、多少なりとも伝えられればと思います。
YouTubeで御柱祭の映像はもちろん、諏訪大社の映像がまったくないために心が痛み、こういう動画を公開してみました(後でよく探したら…いくつかありました^^;)。
あの故岡本太郎氏が「これこそ縄文の祭りだ!」と熱狂して、死んでもいいじゃないかと言って木落としの御柱にしがみついたという気持が、ぼくにはよくわかるんですね。
次の御柱祭は、3年後の2010年です。
そのとき私は54歳になっていて、息子は小学校1年生ぐらい。
またヤフオクであの人の家の桟敷席を落札して陣取って、家族で観覧できればいいなと。
いまから楽しみです。
検索でこのブログを訪れたみなさま、3年後に御柱祭で会いましょう。^^