探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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諏訪大社と古代諏訪湖の不思議


相変わらず忙しすぎて、日曜日(4/15)に行ってきた諏訪大社の御頭祭のこともまだ書けない。
ある程度まとまった時間がないと…。
行列のうしろについて、諏訪大明神さまと一緒に(?)上社本宮と前宮を往復してきた。


御頭祭といえば、古代イスラエルとの接点があるかないかが問題とされる。
かつての神事では、旧約聖書のイサク奉献伝承と類似した部分があることと、御神体山がエルサレムのモリヤの丘を思わせる守屋山であること。
あの失われた十支族を探すイスラエルの機関アミシャヴも今年に入って諏訪まで調査に来た。
だが、実際の御神事は諏訪の先住民族が信仰したミシャグジ神に対するものだ。
古代イスラエルはどこに?」という疑問が湧いてくる。
だが、75頭の鹿を供物に捧げたことは軽く退けることはできない。
なんといっても、サマリアではかつて75頭の子羊が犠牲にされていたというのだから。↓


そして、守矢家の家紋が丸に十文字…。
ちなみに、守矢家の当主はクリスチャンだそうな。
御頭祭では、その守矢家78代目の方(女性)が行列に加わっていた。
いつかお会いしていろいろ聞きたいものだ。

ナギガマの形の由来は?

その行列では、薙鎌(なぎがま)も加わっていた。
「ナギガマ=古代諏訪湖説」を思い出した。
薙鎌といえば、諏訪大社御柱祭で使われる木を選んだ際に、木に打ち付ける神具だ。
あの薙鎌の形は、鳥とも蛇とも言われるが、あれが実は古代諏訪湖の形に由来するという説は、ほとんど誰も聞いたことがないだろう。
それもそのはず。私が一人で勝手に唱えているものだから。^^
(詳細は下記ページの#277『山と水と蛇の神・前編』にあり)
http://www.ne.jp/asahi/pasar/tokek/SJF/index.html
薙鎌については、下記ページが詳しい。


だが、あの説では一つネックになっていることが。
古代の諏訪湖の水位が、私が推定しているくらいの海抜だったとすると、ひとつ矛盾することがあるのだ。
上記の「聖地巡礼ファイル」でも書いていることだが。
私が推定している海抜800メートルの高度線を単純になぞると、古代の諏訪湖は天竜川のずっと南西まで伸びてしまうことになるのだ。
しかし、下記のサイトを見て、とても大事なことを忘れていたことに気づく。
あの天竜川というのは、有史以前に諏訪湖が更に大きな湖だった頃に、諏訪湖が決壊して出来上がった川だというのだ。↓
http://homepage3.nifty.com/yatu/culture/5topics1.htm


その後、諏訪湖の水位は海抜800メートル前後になり、諏訪大社上社前宮の前あたりまで湖面が延びていたらしい。↓
http://homepage3.nifty.com/yatu/culture/5topics2.htm


これを見ると、天竜川へ注ぎ込むところの釜口が、鳥にたとえるとちょうどくちばしの部分になり、あのナギガマとよく似ているではないか。
前述の「式年薙鎌打ち神事」サイトにある薙鎌の写真と比べてみてほしい(特に古い時代のものと)。
これは「他人の空似」というものだろうか。
諏訪大社諏訪大明神のことは、調べれば調べるほど新たな謎が生じてきて、探求心をそそられるものだ。

Google Earth衛星写真(2007/05/23追記)

Google Earthをインストールして、諏訪湖上空からの衛星写真を見てみた。
下記Googleサイトの規定によると…

Google のロゴの帰属を含む、著作権および帰属を保護するという条件で、このアプリケーションからのイメージを個人的に (ご自身のウェブサイト、ブログ、またはワード文書などで) 使用することができます。

とあるので、写真を使用させてもらうことにした。
http://earth.google.co.jp/support/bin/answer.py?answer=21422&topic=1141



衛星写真による諏訪湖(米国Google社のアプリケーション『Google Eearth(c)』を使用)


上記の写真では、緑色の緑地帯と土色の市街地帯とのコントラストによって、古代諏訪湖の形がくっきりと浮かび上がっている。
古代諏訪湖をナギガマと想定した場合の「くちばし」も、よくわかるだろう。
Google Earthでは、単に衛星写真を眺めるだけではなく、視点を傾斜させていくことによって、山や建造物などを3Dの立体画像として見ることができる。
この機能を利用して、あることを確認してみた。
それは、「古代の人が、諏訪湖畔の山に登って湖面を見下ろしたとして、果たして諏訪湖の全体の形を把握できたか?」という疑問を確認することだ。
実際に見てみると、八ヶ岳のような高い山の頂上からでも、ナギガマのような形の全体像を把握することは困難であることがわかった。
では、やっぱり「他人の空似」なのだろうか。
それとも、「神のみぞ知る」で、人間以外の存在が教えてくれたというのだろうか。
ますます謎が深まってきてしまった。


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