今日はやたらと眠くて、頭が半分寝ていて、知的活動があまりできなかった。
電磁波の影響だろうか。
北九州聖地巡礼の出発が4日後に迫ってきた。
4/30〜5/1の2日間休みをとって、8連休となる。
そのうち4/29(水)〜5/4(月)の4泊5日の旅だ。
今回は、筥崎宮(はこざきぐう)、宗像大社といった重要な聖地を多く廻ることになる。
中でもいちばん楽しみにしているのが、大分県宇佐市の宇佐神宮だ。
いうまでもなく、全国に数万社あるという八幡神社の本宮。
宇佐神宮の御祭神は、八幡大神・比売(ひめ)大神・神功(じんぐう)皇后の3柱。
作家・井沢元彦氏は、『逆説の日本史(1)古代黎明編』(1993年)で、八幡信仰にもかかわる非常に興味深い説を唱えている。
そこでは、邪馬台国(やまたいこく)の女王・卑弥呼(ひみこ)も関係してくる。
それを要約すると、次のようになる。
- 卑弥呼は、狗奴国(くなこく)との戦いに敗れた責任を負って殺された。
- 卑弥呼は「日の巫女」であり、「卑弥呼=天照大神」である。
- 宇佐神宮の主祭神は「比売大神=卑弥呼」である。
- 卑弥呼は「怨霊」として祀られた。
「たたり神」となった卑弥呼
1の卑弥呼他殺説については、松本清張氏や武光誠氏も唱えている。
2については、古代天文の創始者である斉藤国治氏の説をそのまま取り入れている。
斉藤氏は、卑弥呼が死んだとされる年に、皆既日食が起きていたことを突き止めた。
天照大神の天の岩戸隠れ神話は、実はアマテラスの死を意味していて、それが卑弥呼の死と結びつくということ。
宇佐神宮の主祭神は、八幡大神(応神天皇)だとされている。
ところが、3柱の神々のうち、中央に祀られているのは八幡大神ではない。
それは、比売大神(ひめおおかみ)という謎の女神なのだ。
このことから、井沢氏は疑問をもった。
また、一般には比売大神は宗像三女神と同一の神々だとされている。
だが、実際は宇佐神宮の主祭神は、「たたり神」である卑弥呼なのだというのだ。
下記の「邪馬台国の会」サイトでも、「卑弥呼=天照大神」説をとっている。
『三国志』の「魏書東夷傳(ぎしょとういでん)」は、日本では「魏志倭人伝」と呼ばれているが、これは正しくはない。
この呼び方は教科書からも消えつつある。
東夷傳によると、卑弥呼には台与(とよ)という宗女(そうじょ)がいて、卑弥呼の死後に女王となった。
「卑弥呼=アマテラス」とすると、台与は、伊勢神宮外宮に祀られる豊受大神(トヨウケノオオカミ)と対比される。
卑弥呼神社
卑弥呼と宇佐神宮の関係ついて、思い出したことがある。
2005年8月に、はじめて九州を聖地巡礼した。
そのときには、5日間で福岡県→熊本県→鹿児島県と廻った。
訪れた聖地は、以下の通り。
阿蘇山、阿蘇神社、国造神社(こくぞう)神社、池山水源(北阿蘇)、幣立神宮、高千穂神社、天岩戸神社、天安河原宮(あまのやすがわら)、秋元神社(高千穂町)、太子ヶ岩、押戸石(おしどいし)の丘(小国)、霧島神宮、霧島東神社、高千穂河原、狭野(さの)神社、皇子原(おうじばる)神社、鹿児島神宮、卑弥呼神社(隼人町)、◎蛭子(ひるこ)神社(隼人町)、隼人塚(はやとづか)、飯倉神社(川辺町)、枚聞(ひらきき)神社、龍宮神社(開聞町)。
この聖地巡礼については、下記の記事で簡単に報告している。
鹿児島神宮は、別名を大隅正八幡宮という。
「正八幡宮」というのは、宇佐神宮に対抗して、こちらが本当の八幡宮の本宮なのだという意味合いがある。
秦氏が祭祀を行なった神社だ。
ここの近くに、「卑弥呼神社」がある。
案内してくれたマイミクさんが教えてくれた。
卑弥呼を御祭神とした神社なんて、他にはそう滅多にはないだろう。
それが、同じ八幡宮の本家を自称する神社の近くにあるというのは、何かいわくがありそうだ。
「卑弥呼=アマテラス=比売大神」説は、そう簡単には受け入れることができない。
だが、ひとつの可能性として、探究する価値はあるかもしれない。
それが、今回の北九州巡礼のひとつの目的なのだろうか。
八幡神については今まで勉強不足だったので、いろいろ調べているところだ。
なかなか一筋縄ではいかない謎の多い神さまだ。
昨年夏の長崎聖地巡礼の最後に、小さな八幡神社で祈っていてトランス状態になった。
最後にトカゲの神遣いも現れた。
あのときに、チャネルがつながったのかもしれない。
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