探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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ガンが消えていく食事(2)補足


この記事は、『ガンが消えていく食事』の続編です。
まだ読んでいない方は、最初にこちらを読んでください。↓


前回の記事『今あるガンが消えていく食事』で、何人かの人から意見をもらいました。
mixiのマイミクさんや胃癌を患っている本人から、いくつか質問が出てきました。
現代医学とかオールターナティブとか民間療法とか、いろんな説があって、どれが本当に正しいのかと、混乱している人もいるようです。
それらの疑問に対して、一部ここで考えてみることにします。


ぼくの周りの人たちは、食というものに人一倍気をつけている人が多いようです。
「spirit」を理解するには、やはり「body」に対する理解も不可欠というわけです。
なので、いろんな情報が入ってくるんですね。
ただ、多くの情報に惑わされてしまっていて、何が正しいのかわからなくなっている人もいるようです。
そういう人たちは、オルタナティブメディスン(代替医療)とか食養とか東洋医学とか、よく知っています。


でも、それが妄信になってしまってはマズいですね。
代替医療もいいけれど、現代医学ですでに実績ができていることを否定するのは、時としては非科学的と言われても仕方ないかもしれない。
ぼくのスタンスとしては、現代医学でもオールターナティブでも、良いものは取り入れ、悪いものは取り入れないという考え方です。
どれにも一長一短があるということです。

マクロビオティックについて

マクロビオティックの創始者である桜沢如一氏は、ある意味で天才的な人でした。
海外では、ジョージ・オーサワとかジョルジュ・オーサワと呼ばれていました。
桜沢氏によれば、「食養を実践している人は決して病気にかからない」はずでした。
でも、桜沢氏自身は、心筋梗塞で亡くなられたようです。
桜沢氏の著書『新食養療法』の「心臓病」の項では、こう書かれています。

食養上では心臓病は悉く食生活の根本的誤りより来るものと認める。
(『新食養療法』、桜沢如一著、日本CI協会)より


このことは、マクロビオティックの概念のどこかに「根本的誤り」があるということを意味していないでしょうか。
伝承美容医学研究家の小橋規實男氏によると、若い頃に病弱だった桜沢氏の病気を治したのも「塩」だが、短命にしたのも「塩」ではないかと言っています。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2553302.html
桜沢氏は「陽性コンプレックス」だったのではないかと思います。


ぼくも若い頃にはマクロビオティックから多くを学びました。
でも、すべてを無条件に受け入れているわけではありません。
どんな理論も、完全なものではあり得ません。
科学的に実証されていないことを「妄信」するのは、まずいと思うのです。
一つの物事には長所もあれば短所もあります。
それらを踏まえて、客観的な目で見ることも大切だと思うんです。


現代医学には、たしかに大きな欠陥があると思います。
だからといって、それがすべてダメと決め付けるのも、一つの無知から来るものかもしれません。
どこが良くて、どこがダメなのかを、自分自身で探究していく必要があると思うのです。
現代医学をよく知らないのに闇雲に否定するというのも、幼稚な点があると言わざるを得ません。

野菜や果物は体を冷やすけど…

それから、こういう質問がありました。
「野菜や果物をジュースにして大量に取れば、体が冷えて逆に身体に良くないのでは?また低体温だと免疫力が弱くなるそうです。」
これはもっともな意見ですね。
食養(マクロビオティック)とかをよく勉強されているのかもしれません。
ただ、ものごとをあまりにも杓子定規に捕らえすぎて、応用が利かない人になってしまうと問題ですね。


済陽式食事療法を客観的に見てみると、徹底的な減塩対策と野菜・果物の大量摂取が、明らかにガン患者たちの症状を改善させるのに効果があるように思えます。
ただし、この人は現代医学の最先端の人で、東洋医学的な視点はもっていないわけです。
だからダメというのではなくて、それならば自分たちでその欠点を補えば良いという話です。
具体的には、野菜や果物の中でも、なるべく体を冷やす性質のものを含めないようにすれば良いわけです。
この点については、マクロビオティックを勉強することをお奨めします。

玄米と白米

他に、こういう質問もありました。
「白米は良い?悪い?」
白米が良い理由なんてあるのかな?あったらどなたか教えてください。
「玄米はいい?悪い?」
玄米は健康上良いことがたくさんあるけれど、現代人の食生活に必ずしも合っていない部分もあります。
そのひとつは、リンが過剰になってしまうこと。
人体でカルシウムとリンのバランスは1対1でなければいけないことは、以前に書きました。
ただでさえカルシウムが不足しがちな現代人の食生活なのに、さらにカルシウムを他の食品から補わなければいけないのは大変なことです。
また、噛むのに時間がかかるということもあるでしょう。
米食を始めるならば、そういうデメリットを考慮すべきでしょう。
一般的には、手軽に取り入れやすく長続きしやすい胚芽精米も良いと思います。


他に、質問や疑問なところがあれば、遠慮なくどうぞ。
可能な範囲で答えますので。


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