「sakit hati」は、インドネシア語。
sakit=「病気」、hati=「心」
つまり「心が痛む」という意味。
昨日の西ジャワで発生したM7.0の地震で、死傷者がだんだん増えている。
現時点では、死者46人、負傷者147人。
そして、地滑りで60人が不明になっているという。
西ジャワ州の震源に近い村々では、家を失い、また余震を恐れる5000人もの人々が避難生活を続けている。
サキット・ハティの理由は、もちろんこれだ。
かなりショックだった。
1ヶ月前に、地震沈静の祈りのために、西ジャワへも行ってきたのに。
プラブハンラトゥで、カンジェンラトゥさまに祈ってきたのに。
こんな間近に地震が起きるとわかっていたら、もっともっと必死に祈ったのに。
8年ぶりに呼ばれた理由は、ここにあったのだろうか。
地震を防ぐために、祈るようにということだったのか。
そうだとしたら…
ジャワ島まで行って、いったい何をやってきたのだろうか。
今は溜息しか出ない。
200キロ離れた首都ジャカルタでも、かなり大きく揺れたようだ。
地震の直後に、Facebookで多くの友達が掲示板に書き込んでいた。
同じくイブゥラトゥを信じるインドネシアの友達からメールがきた。
「これは母なる自然からの警告です。カンジェンラトゥはそのバランスを取っているんです」と書いていた。
ジャワ島やスマトラ島は環太平洋火山帯に沿って位置する。
日本列島と同様に、地震や火山噴火が頻発する土地だ。
他にも、貧富の差など、いろんな問題がある。
これからも、多くの祈りが必要となるだろう。
このような活動を理解してくれるくれる人はごく僅かだが、それは承知のことだ。