探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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地震・原発・停電


まず、さきほどの地震のことだが、Project-E地震前兆ブログの方で書いている。
月曜日には、対応する「体感」もあった。
千葉県東方沖と茨城県沖で続けざまにM5.8の地震があるなんて、通常では見られないことだ。
青森から静岡まで揺れた。


昨日の朝は、西武新宿線⇒西武東村山線⇒中央線⇒総武線と乗り継いで、両国へ行った。
西武新宿線が各駅停車しか運行しておらず、高田馬場まで1時間かかってしまうからだ。
いつもより30分早く家を出た。
昨日の帰りは、22:30に仕事を終えて、中央線の武蔵小金井駅で降りてバスに乗ろうとしたら、休日ダイヤになっていて、早めになくなっていた。
仕方なくタクシーで帰宅した。


今朝は、もっと早いルートをということで、家から徒歩5分のバス停から武蔵小金井駅までバスに乗り、中央線⇒総武線と乗り継いで両国へ。
普段よりも10分ほど時間がかかるだけで済んだ。
中央線快速で御茶ノ水まで行けるのが良い。
中央線の武蔵小金井駅あたりは、かつては「開かずの踏切」で朝夕の大混雑を引き起こしていたが、今は15分ほどで行ける。
普段からこのルートで通勤しても良いのだが、バスは時間が不安定なので避けたいところだ。

大規模停電のおそれ

今日は、16:30頃に開発先の現場で、突然に全員帰宅を命じられた。
何ごとかと思ったが、東京電力管内で大規模停電の恐れがあるからということを、後で報道で知った。


今朝と今夜の東京は、特別に寒かった。
セーターを着込んで、暖房を弱めにしてしのいだ。
東北の被災地はもっと寒くて大変だろう。

東日本大震災のその後

何から書いて良いのかわからないくらい、東日本ではいろんなことが起きている。
福島第1原発はずっと停電中で、機器的状況に陥っている。
枯渇の危機に直面している使用済み核燃料プールを、官民挙げて冷却を行っている。
米国など海外の声も厳しくなってきつつある。
帰国する外国人も出てきた。
新聞の週刊誌の広告欄には、「原子炉が爆発すれば東京は十数時間で放射能汚染される」とある。
チェルノブイリ級になるのかどうか、予断を許さない。


地震発生から5日たって、死者は5000人を超えた。
静岡や茨城県沖などでも大きな地震が相次いでいる。
普段ならば結構な揺れなのが、ちょっとばかりの揺れでは驚かなくなった。

救援物資が届かない

朝日新聞の朝刊の第1面の見出しには「水もミルクも食料もない」とある。
本当に「ない」のではない。
あっても、届かないのだ。
道路がなお寸断している。
ガソリンも不足している。
営業しているガソリンスタンドが少ない。


福島では、放射能の被害を恐れて、運送会社が途中で荷物を置いて帰ってしまう。
指定避難場所以外に身を寄せる被災者も多く、場所が分散しているのも一因になっている。
市役所には、次々に届く食料が山積みになっているという。
避難所では灯油も不足していて、被災者たちが寒い思いをしている。


ガソリン不足の原因のひとつには、首都圏の利用者の「買いだめ」にあるという。
枝野官房長官は、「強制的な対応も検討している」と強権発動を匂わせる発言をしているが、過去に実施例はない。
国民の自主的な買いだめ自粛を呼びかけるしかないのか。
ガソリンにしても何にしても、今は不足している物を分かち合い、何よりも被災者に届くように心がけることが大切だろう。

原発の耐震対策は時代遅れ

英国のデーリー・テレグラフ紙は、「ウィキリークス」が入手した米外交公電の内容を伝えている。
国際原子力機関IAEA)が2008年12月に、日本の原発の耐震基準は時代遅れで、大規模な地震が発生した場合、「深刻な問題」が生じる恐れがあると警告していたというのだ。
情報源がウィキリークスなだけに信頼性が不明だが、本当だとしたら大きな問題になるだろう。
というか、実際に福島原発がこれだけの被害を出したのだから、やはり「時代遅れ」と言われても仕方ないだろう。
「想定外」のことで東北や首都圏が放射能汚染したら、取り返しがつかなくなる。

「東京に原発を」

以前に、「東京に原発を」というのがあった。
今回の地震で、それを思い出した。
原発が本当に危なくないものだったら、東京に原発を建てたらどうなのか」という論理だ。
本気で言っていた人は少ないだろうが、痛烈なアイロニーだ。


いっそのこと、こういうのはどうだろうか。
原発の周囲に、国会議事堂や首相官邸や官庁を置く。
東電の本社や関連施設も置く。
原発は安全だ」と強調する人々に、いざという時に真っ先に「犠牲」になってもらう。


私は以前から原発反対だった。
ソフト屋を長くやっていて思うのは、コンピューターに比べると人間というのは不完全だということ。
やることが気まぐれだし、思い違いや物忘れもある。
パニックになることもある。
そういう不完全な人間が考え出したり計画したものも、不完全。
だから、「想定外」のことが多々起きる。
何万人の人々が亡くなってからでは、「すみません」では済みません。
かつての米国がそうだったように、今回の事故を契機に、原発への風当たりが厳しくなるのは必須だろう。


私が思うに、ひとつには、過去の最大の地震を「想定」して耐震設計などするのことにも問題があるのではないか。
自然の摂理は、そう簡単には型にはめられない。
時には人間の想像を超えたことが起きるのだ。
米国などでは、原子力に頼らなくてもなんとかやっていけているではないか。

節電・停電対策

節電が望まれている今こそ、湯たんぽをお勧めする。
私は毎晩使っている。
一晩中暖かさが保ち、経済的でもある。
こちらの記事で書いています。


それから、こういう時期には、突発的な停電に備えて、PC用のUPS無停電電源装置)も必要だろう。
突然の停電で、タイミングが悪ければディスクがクラッシュするおそれもある。
PCのデータバックアップとUPSは、必需品だ。


これからは、電気の不要な暖房も見直されるかもしれない。
一時的な停電ならば、石油やガスの暖房でしのぐことができる。
使い捨てカイロなども役に立つかもしれない。


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