【タイ料理店】ペパーミントカフェ（吉祥寺） - 探求三昧（はてな支部） - 地震前兆／超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

今日は、午前中のサルちゃんの日本語教室が終わった後で、吉祥寺へ向かった。
お昼ごはんは、アーハン・タイ（タイ料理）にしようということに。
彼女のタイ人の友だちが薦めるクルン・サイアムという店へ行ってみたが、ランチのメニューが少ないので、パス。
次に、まだ入ったことのないところということで、今まで気になっていた店へ。
公園通りの、ペパーミントカフェ（通称ペパカフェ）だ。

まず、名前からして、いかにもなネイミング。
タイ料理店らしくないということで、パスしたくなるような。
だが、この店は、吉祥寺の数あるタイ料理店の中で、一般の人々にいちばん知られた店かもしれない。
というのも、立地条件が抜群に良いのだ。
常に人通りが絶えない、公園通り沿いにある。
吉祥寺駅から井の頭公園へ向かう細い道路。
花見時は、身動きできない状態になる。
普段の土日でも、かなりの人出だ。

店に入ってみる

地下へ下りる入り口の看板は、かなり目立つ。
そこにはタイ語で書かれていて、これにタイ人のサルちゃんも騙された。
ランチメニューに「ブッフェ」とあって、これも誤解のもととなるかもしれない。
私も最初は、ランチブッフェだと思っていた。
だが、1050円也のランチセットのスープとサラダ「だけ」が、取り放題ということらしい。
クエイティオやパッタイなどの麺類のランチは、850円だ。

13:15頃に店に入ると、さすがに空席があった。
「タイレストランバー」という謳い文句で、実際店はそういう雰囲気が漂っている。
テレビでは、タイのイサーン地方の映画のビデオが流れている。
「オーナーは日本人じゃないの？」と、サルちゃんがいつものように英語と日本語のチャンポンで言う。
たしかに、オーナーがタイ人だったらタイ人ばかりを雇うだろう。
シェフもスタッフも日本人だと言って、サルちゃんはがっかり気味。
だが、あとでこの店のWebを見ると、シェフはタイ人だった。

食べてみる

サルちゃんは、イエローカレー（タイ語ではゲーン・カレー）、
私は、フライド・チキン・ライス（カオ・マンカイ・トート）を注文。
スープは1種類だけで、サラダは、レタス、キャベツ、わかめ、大根、ミニコーンなど、いろいろ揃っている。
ドレッシングは3種類ほどある。
サルちゃんは、ごまドレッシングがいたく気に入ったようだ。

カオ・マンカイ・トートは、タイ人好みのクリスピーに揚げたチキンフライが、ご飯の上に乗っかっている。
ソースは、甘辛いのと酸っぱいのと、2種類ついている。
タイ人はみな、本当にクリスピーな（カリカリ、パリパリな食感）食べ物が大好きだ。

イエローカレーは、辛さはちょっと物足りないが、美味しい。
サルちゃんも「アロイ（美味しい）」と言っている。
これを頼めばよかったと内心思う。
ココナッツミルクをたっぷりと使って、まろやかな味だ。
タイ米のご飯とよく合っている。
そのタイ米の炊き方も、合格点だ。
ビデオカメラを持って来なかったので、サルちゃんのiPhoneで写真だけ撮っておいた。

後で帰りのバスの中で、サルちゃんに聞いてみる。
「ペパーミントカフェ、もう一度行きたい？」
彼女は首を横に振る。
「May aroy?（美味しくない？）」
「So so（まあまあ）」
私からすると味は特に問題はなく、他の料理も美味しいのではないかと推測する。
いつものように、味にはうるさいサルちゃんでした。

帰宅後にこの店のWebを見ると、店の歴史が詳しく書かれている。
1980年の開店当時は、パンケーキを売るウェストコーストスタイルのカフェだった。
1981年に店主がバリ島に旅行に行ってからは、インドネシア料理などエスニックテイストのメニューが加わった。
1984年にタイでタイ料理と出会ってからは、タイの屋台での修行が始まった。
カリフォルニア→インドネシア→タイ…
なんだか私自身の「ヒストリー」を見ているようで、思わず苦笑。
店長は私と同年代だったりして。

ちなみに、ペパーミントカフェの看板には、「タイ王国商務省認定」とあった。
タイ料理を日本に広める事に貢献したために、海外の優秀な評価のタイレストランの商標「タイセレクト」の認定を受けたのだ。
なんとかサルちゃんを説得して、他の料理も食べてみたいものだ。
クゥーチャイもこの店も、日本人オーナーによる本格的タイ料理店があるというのは、さすがに吉祥寺らしい。

ちなみに、そのクゥーチャイは、下記の記事でちょっと触れておきました。
YouTubeで動画も投稿しています。