さきほど、サルちゃんのYouTubeチャンネルの動画を何気に見ていて、あることに気づいた。
12/25に下記の記事で紹介した、「雪が降る」件ではない。
- サルちゃんが最近投稿したYouTube動画
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20111225/saru
音声→文字変換機能
再生ウインドウの下には、その雪の結晶マークがまだ付いている。
それをクリックすると、雪が降ってくることは、上記の記事で書いた。
その隣に、『CC』と書かれたボタンがある。
調べてみると、今年の夏からすでにこういう機能が導入されていたらしい。
クリックしてみると、ポップアップメニューの中に「音声を文字に変換 BETA」というのがある。
その状態でサルちゃんのチャンネルの動画を再生してみると、英語のキャプションが表示された。
だが、その内容はメチャクチャだ。
動画の中で英語を話していると、それを自動的に文字に変換してキャプションとして表示されるようだ。
サルちゃんのタイ人式の英語の発音が認識されないのだろう。
私が英語で話している部分も、同様だった。がくっ。
そこで、流暢な英語を話す人が登場する動画を再生してみた。
英会話レッスンのような、ゆっくり、はっきり話している動画の方が良いだろうと思い、これを選んで貼りつけておく。
このブログ上でエンベッドされた動画だと、この機能はまだ動作しないようだ。
再生ウインドウのタイトル部分をクリックして、YouTubeサイト上で、再生ウインドウの下にある『CC』ボタンをクリックしてください。
◎English Speaking at Work - Lesson 01 - Fluent English, Vocabulary, Phrases, Idioms, Grammar
さすがに、文章をどこで区切るかまで判断できないようで、ピリオドが入っていない。
でも、思っていた以上に認識率が高い。
時々、誤認識された近い発音の単語が表示される。
音声が流れる一瞬前からキャプションが表示されているので、事前に解析して変換した内容を表示しているようだ。
YouTubeのヘルプページを見ると、音声文字変換ファイルを作成すると、正確な内容のキャプションを表示させることができるらしい。
上で紹介した動画も、このファイルを使っているのかもしれない。
キャプション翻訳機能
「音声を文字に変換」を選択した後で、さらに「キャプションを翻訳」を選択すると、こんどはそのキャプションが日本語に翻訳されます。
言語を選択するポップアップが表示されるので、日本語を選択します。
でも、これが、まだまだ実用レベルには遠い出来だったりする。
英語が苦手な人が、どんなことを話しているかちょっと知りたい時には役に立つかも。
翻訳機能はともかく、音声・文字変換機能は、実用レベルに近づいているだろう。
ソフト屋として、時代はここまで来たかと感慨深いものがある。
英語の聞き取りは苦手だけど、文字を読めばある程度理解できるという人には、内容を理解する助けとなるだろう。
日本語でもやってくれないなかなと思うが、可能性は低いかな。
耳の不自由な人々にとっても朗報
下記のYouTubeブログによると、この機能の開発には、耳の不自由なエンジニアが携わっているという。
たしかにこの機能は、耳の不自由な人々にとっては素晴らしく実用的なものだろう。
- YouTube 自動キャプション機能が日本語に対応。音声認識技術を使って日本語の動画に自動で字幕を表示開始
http://youtubejpblog.blogspot.com/2011/07/youtube.html