今日、21時に何気にNHKのニュースをつけていたら、22時になって、忌野清志郎が映っていた。
NHK総合テレビで、今日5月2日(金)22:00~22:50に、“偉人の足跡”をたどる特集番組「ラストデイズ」を放送した。
故忌野清志郎に爆笑問題・太田光が迫る番組。
忌野清志郎は、1951年4月2日に生まれ、2009年5月2日に癌性リンパ管症により亡くなった。
私が初めて聴いた曲は、1972年に「フォークグループ」RCサクセションの「僕の好きな先生」だった。
私が高校生の頃だった。
あの頃、自分も高校の文化祭のための即席バンドをやったりしていた。
本宮ひろ志の漫画のモデルになったと言ったら誰もが信じるような、工業高校だか少年院だかわからないようなところ。
他の連中は、酒や「アンパン」をやりながら練習していた。
そんな不良連中たちがやる曲は、もちろんキャロル。
当時の写真を見ると、顔も長髪の格好も女みたいだった。
国籍・性別不明。
自分だけ格好がまったくキャロルらしくなくて、浮いていた。
この記事は、その番組を見ながらリアルタイムで書いている。
番組では、アルバム「カバーズ」の収録曲が流されている。
「サマータイムブルース」はやらないだろうなと思っていたら、やった。
37個も建っている。
原子力発電所がまだ増える。
「一番差し障りないところを選んだな、NHK」という趣。
でもNHKとしては頑張った方ではないか。
この曲を流すこと自体、あり得ない。
どういう風の吹き回し?
カバーズに参加した泉谷しげるは、清志郎があまりにも直接的だということで、反対してケンカしたという。
太田光も、その点を強調していた。
だが、私は思った。
「直接的で、何が悪い?」
55歳で、癌の宣告をされた。
今際の際をすぎて、いま何を考えているのかな。
脱原発の人たちは「マスゴミ」と呼ぶけれど。
その中にいない人たちが、勝手なことをと思うこともある。
自分自身も、首尾一貫して反原発派だが、それを自分が関わっているメディアで書けるかというと、書けない。
だが、そういう制約がある中で、圧力に潰されずに
自分ができるギリギリのところで、どこまでやるかが大切ではないか。
原発とか戦争とかは、国家による明らかな犯罪行為であり、
それと生涯戦って行かなければならない。
国家による殺人が許されるとか
戦争中だから「慰安」されてもいいとか
あの頃は女をお菓子放題して美味しかったとか
狂いすぎている。
もう、それは絶対ブレない。
探求三昧は、何の制約もないから書ける。
NHKが、よくこういう番組を作ったなという感じ。
繰り返すけれど…。
制約がある中で、どこまでやるか。
NHKにも、そんな人いるの?
思うに、「ロック」という言葉は、いまや商業主義的意味合い以外に何の意味もなくなっている。
たとえ自分は原発に反対でも、
「清志郎みたいになっちゃうよ。
おとなしくしてな」
繰り返し過ぎかもしれないけど…
制約がある中で、どこまでやるか。
なんにもしないよりは、どれだけマシだろうか。
原子力は要らねえ!電力は余ってる!忌野清志郎 サマータイム・ブルース ...