今朝から、岐阜県飛騨地方で群発地震が起きている。
現時点(5/3 12:30)までに18回ほど、飛騨地方でM2~M4規模の地震が頻発している。
最初の8:24に発生した岐阜県美濃中西部(M2.9)だけは多少場所が違っていたが。
地震前兆ラボでは、日本の有感地震を自動で拾ってブログ記事にしているので、「岐阜」で埋め尽くされて大変なことになっている。
このあたりは、いわゆる「糸魚川-静岡構造線」の近くであり、ここが動いたら超大変という大活断層だ。
過去にこの付近で発生した大地震としては、762年に飛騨でM7.0以上の地震が起きている。
飛騨地方は小規模の群発地震の活動域が点在しており、天正大地震(1586、M7.9~M8.1)、濃尾地震(1891、M8.0)などもこの地方で起きている。
また、東日本大震災の直前の2011年2月末にも、M5前後の地震が起きていた。
どこの地域でもそうだが、群発地震が発生したら、それが別の大地震の前兆である可能性を考えるべきだ。
群発地震の場合、群発地震だけで終わるケースと、地震が集中しているあたり、またはその近くを震源とする大きな地震が発生するケースがある。
松原照子さんは、飛騨については言っていないが、「濃尾地震」は以前から気になるようだ。
「濃尾も今から126が注意」と書きたくなっても、この数字が何の意味か分からないし、1891と書きたくなったので年月を指しているのか?と自分勝手に判断をしてしまった。
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2012/02/08より)
私はこれを、「2017年に濃尾平野も甚大な被害が出る南海トラフ地震が起きる」と解釈している。
下記ページの目次「濃尾地震の再来?」のところで詳細を書いている。
濃尾地震は、日本の観測史上最大の内陸直下型地震だった。
ただし、この地震の震源は今の本巣市のあたりで、同じ岐阜県でも飛騨とはかなり離れている。