今朝TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
大地震の発生にあたって、地盤の強弱が家屋の倒壊と人間の生死を左右するということを書いたもの。
まず下記の記事を読んでみてください。
大震災の際に、「地盤」が人の生死を大きく左右することは、先月の下記のブログ記事で書いた。
ある同一の地域内でも、大地震で全壊するところと、ほぼ無傷な家が出てくる。
運が良い・悪いとしか言えない。
だが、事前に家単位でピンポイントで地盤の調査は可能で、簡易的な手法で数千円、本格的に依頼すると数万円はかかるという。
その診断結果によって耐震対策を行うとか、そこから逃げる(引っ越す)とか、家族がサバイバルするための方策を練ることができるだろう。
今回の執筆で参照した、下記の別冊宝島、ちょっと古いけれど、地盤のことなどすごく重要な内容が詰まっている。
[体験者が明かす] 巨大地震の後に襲ってきたこと! (別冊宝島Real)
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『M8』という首都直下地震を描いた小説を書いている作家の高嶋哲夫氏が編集した本だ。
特に、巻頭の高嶋氏と高橋学氏の対談が貴重な内容が詰まっている。
私はこれを読んで衝撃を受けて、今回のTOCANAの記事のネタ出しを決めた。
2005年刊の古い本だが、まだまだ参考になる点が多い。
この記事を書いている現時点で、Amazonでなぜか新刊が1冊だけ購入可能となっている。
他に古書が数冊出ていて、早い者勝ちだ。
首都直下地震が起きたときに、国の被害想定が「甘すぎる」というのは、多くの人々の指摘するところだ。
以前にブログで書いたが、私は以前に自分が「甘すぎる」と書いた自分の判断そのものが、「甘すぎる」と思ったものだった(複雑な表現)。
記事中で書いた首都高の高架の倒壊なども、かなり可能性が高いと思っていて、車で首都高をよく利用する人々は、そのような想定を頭の中に叩き込んでいただきたい。
鉄道の高架なども、同様に危険度が高い。
高橋学氏も前述の別冊宝島の対談で語っているが、JRによれば、地盤の強弱などを意識していたら、鉄道など造れないというのだ。
高層ビルなどは、逆によほどのことがない限り倒壊の可能性は低いかもしれない。
というのも、高橋氏によれば、東京では地下の地盤が硬いところまでは深さが30m~50mあって、高層ビルではそこまで杭を通しているから倒壊を免れるというのだ。
もっとも、埋立地では本当にそのような対策がされているのか疑問が残るところもあるのだが。
東京ではむしろ、そのような対策を行っていない中層ビルで多くの被害が出るのではないかという。
民家の場合、地下30mとか50mまでの地盤対策など不可能だ。
だから、そのような土地からは、逃げるしかない。
特に23区内に住む方々は、ご自分が住んでいる土地の地盤を確認していただきたい。
それが、自分や家族が生きるか死ぬかの分かれ道になってくると言っても過言ではない。
もうこれからは、生活の便利さとかファッションとかで住むところを選ぶ時代ではないでしょう。
23区内で危なくないところなど、どれだけあるというのだろうか。
だからといって多摩地区がすべて安全とは限らず、たとえば川の近くは液状化のおそれがあるし、古地図を調べたら昔は川や沼や田んぼだったことが判明するかもしれない。
土地を売る側は、そんな不利になるようなことは積極的に公表しないものだ。
まさに狸の化かし合いだ。
こう書いている自分が住むところも、確実に安全とはいえないかもしれない。
逃げようと思えば比較的容易に実行できるという点は、借家の利点かもしれない。
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