サルちゃんは妊娠9ヶ月で、2月19日の出産予定日まで間近になってきた。
そこで、1月25日土曜日に、水天宮へお参りした。
今まで知らなかったが、この神社は2013年3月頃に、社殿改築のために仮宮へご遷座したようだ。
その仮宮は、都営新宿線の浜町駅近くにある。
本来の水天宮がある人形町から送迎バスも出ているようだ。
30分に一度ぐらいなので、事前に時間を確認して行った方が良いだろう。
11時すぎに家を出たが、都営線なんてあまり乗らないので、何度も乗る線を間違えて、13時すぎにやっと辿り着いた。
仮宮は、浜町駅を降りて徒歩で2分くらいのところにある。
水天宮といえば、東京では人形町の神社がご本宮だと思われがちだが、実際は福岡県久留米市の水天宮(久留米水天宮)を総本宮とする分社なのだ。
御祭神
御祭神は、ご本宮と同じ以下の四柱だ。
アメノミナカヌシノカミは、創造主的な存在であり宇宙の中心の神ということで、このような神名となっている。
この神は秦氏ともつながりが深いが、秦氏たちが宇宙創造神信仰を日本にもたらしたのだろうか。
他の安徳天皇はじめ三柱の神々は、壇ノ浦の合戦で入水された方々だ。
海に身を投げて神となったといえば、弟橘媛命やインドネシア・ジャワの畏れ敬われる海の女神ニャイ・ロロ・キドゥルと共通するところがあり、興味深い。
本来は「大きな祈り」をする神社
水天といえば、仏教の天部の神だが、神仏習合の時代に同じ水のつながりで「天之水分神・国之水分神」(あめのみくまりのかみ・くにのみくまりのかみ)と習合した。
この神は元々は子供とは関係なかったようだが、「みくまり」の発音が「みこもり」に通じるということで、無理やり「子育て」の神とされてしまったようだ。
こういう例は多々あり、人間の勝手な解釈や語呂合わせによって、ある分野のご利益を「担当」しなければいけなくなったというのは、神々からすれば迷惑な話かもしれない。
水天宮は、本来は子育てや安産「だけ」の神ではなく、宇宙最高神を祀った尊い神社なのだ。
個人的な願い事ではなく、もっと「大きな祈り」をすれば、高位の神に通るかもしれない。
近くにインド料理屋が2軒あって、食べたかったけれど、妊娠中のサルちゃんはカレーが苦手だということで、残念だった。
その近くの、天丼が500円以下という安い店で食事した。
仮宮で撮影した動画を貼り付けておきます。
- 水天宮 http://www.suitengu.or.jp/
- 宇宙創造神を祀った神社(資料ページ) http://d.hatena.ne.jp/nmomose/19400707/sozo