村井俊治氏の南海トラフ地震の予測については、3/15の記事では、これで打ち止め的なことを書いたが、どうも村井名誉教授はそうは思っていないようで、更に警戒が必要としているようだ。
このことについては、別の記事で紹介したい。
今日は、木村政昭氏のHPが最近たびたび更新されているので、そのことを取り上げる。
ネット上でも、まだ気づいている人が少ないようなので。
沖縄北西沖M6.6地震
昨年6月頃からずっと更新がなかったが、3/3の沖縄北西沖のM6.6の地震の直後に更新された。
- 2014年3月3日 沖縄本島北西沖の地震について
http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2014/03/05/799/
この記事によると、この地震は木村氏が「2011±2(M7.0)」と予測していた地震に対応するものではないかという。
だが、
一回だけとは限らないので今後もこの付近はしばらく注意すべきだと思われます。
とも書いているので、しばらくは注意が必要だろう。
琵琶湖大地震は起きるか?
次に、3/14には「”琵琶湖”付近の地震活動について」と題した記事が書き込まれた。
これは、恐らく串田嘉男氏が数年前から予測して延び延びになっている琵琶湖周辺の大地震に関するものと思われる。
木村氏の検証では、「地震の目」が見られないため、
結論:琵琶湖付近での通常地震活動からは、近い将来の大地震(M6.5以上)の発生の可能性は、現時点においては認められないと判断されます。
と結論付けている。
ということは、長く続いている「前兆」は、一体何なのかという疑問が湧いてくるが。
瀬戸内海で地震は起きるか?
- ”瀬戸内海”付近の地震活動について
http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2014/03/15/846/
瀬戸内海付近で大地震が起こるのではないかとの心配の声が届いているために、地震の目の有無を調べたというもの。
もちろん伊予灘の地震のことが念頭にあるのだろう。
その結果としては、地震の目は見られず、
結論:瀬戸内海付近での通常地震活動の解析からは、今回のM6クラスの地震が即大地震(M6.5以上)の引き金になる可能性は、認められないと判断されます。
という結論としている。
東京の大地震は?
次の3/18に書かれた最新の記事では、タイトルを見ただけで結論はこうだろうとわかってしまったが、東京で大地震は起きるかというもの。
これについては、近いうちに東京に大地震はまったくないわけではなく、「今後も注意は必要ですが」とあり、こう続く。
これは、近い将来都内を震源とする、M6.5以上の大地震を発生させる”目”ではないと思われます。また、これ以外に東京近郊に、M6.5以上の大地震を発生させる”目”はないと思われます。
ちなみに木村氏は南海トラフ地震(狭義の東海地震)も数年中に起きることはないとしているが、条件付きで数十年先の予測が早まることもあるかもしれないというニュアンスで語っている。
それは、奄美沖を含めた南西諸島で「ギネス級の地震」が起きた時に、南海トラフも刺激される可能性ありということだ。
というわけで、木村氏の予測が正しいとすれば、しばらくは安心ということになる。
やはり、松原氏の世見(の百瀬の解釈)や私のダウジング予測のように、南海トラフ地震、富士山噴火、首都直下地震は、2〜3年後あたりに注意が必要なのだろうか。
単に執行猶予が延びたというだけで、「その内いつかは起きる」と考えておいた方が良いようだ。
誰にも「想定外だった」とは言わせないためにも。
↓木村氏の予測に関心がある人には必読。もちろん私も買った。

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