このところ、政治関係で気が滅入るような話題ばかりなので、少しは「優しい心」になれる話題を。
先日、思うところあって、釈尊について描かれた漫画本を買った。
「おしゃかさま」(指導:高橋 良和、画:野沢ともかつ、大道社)という本だ。
今どきAmazonでも販売されていないという珍しい本。
下記の出版社のサイトで販売している。
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かつて「沖縄の一男性」「S師」などと呼ばれた無名の人が、子供たちに優しい心になってほしいと、この漫画本や花の種を沖縄中の小学校を歩いて配った。「おしゃかさま」(野沢ともかず、大道社)を、我が子のためにやっと入手。詳細はブログで。Manga of Buddha for my kids.
もともと漫画など読まない人間で、だいぶ以前に山岸凉子さんの作品に入れ込んだくらいだ。
だが、これは以前から探し求めていたもので、読みたいと思っていた。
というわけで、久々に沖縄の「S師」の話。
「沖縄の無名の聖者」、「沖縄の一男性」(略して沖一さんとか)、「S師」、「Sさん」など、さまざまな呼び方をされる人だ。
呼び方が統一されていないのは、決して公の場で本名を明かさないためでもある。
いきなり、「沖縄のS師」と言っても、知っている人は限られているでしょうね。
ちょっと長くなるけれど、知らない人は、「こんな人が世の中にいるんだ!」と思うかもしれないので、読んでみてください。
そのS師に関係して、子どもたちが「優しい心」になれる絵本も紹介します。
(というか、こちらがメインだけど)
S師とは誰か?
これからは、便宜上「S師」と呼ぶことにする。
S師とはどういう人物かを、以下に手短に紹介する。
2007年に書いた記事を多少手直ししたものだ。
沖縄の一男性(S師)と無私の心 - ●探求三昧 by 百瀬直也● - 超常現象研究家・地震前兆研究家が何でも探求するブログ
青年実業家だった若き日のS師は、37歳を迎える正月に、「一年の計は元旦にあり」というのに、正月に酒を飲んで騒ぐことに疑問を感じた。
近所の川辺を歩いていると、彼の前に白鷺が現れ、その鳥に導かれるままについていくと、いつのまにか山奥深くの滝の前に来ていた。
滝行の経験もないのに、なぜか滝に入りたくなり、素裸で水に打たれた。
無心になるうちに、いままでの生活を反省し、酒、タバコ、夜遊びをやめようと一大決心をした。
社長の身から退き、日雇い労働者として素朴な生活を選んだ。
その後に、知人の案内で行った高野山で、子供たちへのみやげとして絵本を買う。
弘法大師やお釈迦さまや観音さまについて書かれた、心の優しくなる本だ。
(前述の「おしゃかさま」など大道社の漫画本と思われる)
絵本と花の種を子供たちに
ある日、この絵本を沖縄の子供たちに読ませてあげようと一大決心をした。
少しずつ小遣いをためて、小学校や中学校に本を配って廻った。
日当6千円の生活の中で、家に入れる金は減らさずに、生活費をギリギリまで切り詰めた。
昼食はパン1個と決め、5年間で下着などの服も買わず、靴も擦り切れるまで履いた。
後には、絵本とともに花の種も配ることにした。
子供たちに優しい心をもってもらいたいために、学校を花園にしようと思ったのだ。
バス代を節約するために、可能な限り自分の足で歩いた。
沖縄中の学校に本と花の種を配り終えて、次は本土の学校を廻り始めた。
そんなとき、初めての「導き」があった。
弘法大師空海が夢枕に現れ、日本列島の祈りの旅をするようにと請われた。
そして、日本だけでなく世界中へ聖地巡礼の旅が始まった。
2006年1月に南極で祈りを行った後は、自分の役目はもう終わった、そっとしてほしいと、人に会うことをすべてやめてしまった。
これ以降のことを知りたいという方は、「宇宙心」(鈴木美保子、明窓出版)を読んでみてください。

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S師が一切の活動をやめてしまったのは、それ以前は頻繁に講演会なども行っていたが、来た人々が何一つ変わらないというのも、あるようだ。
また、S師のことは、ともに活動していた霊能者のような人々を含む取り巻きのような人々が、あまりにも持ち上げ過ぎという部分があるのではないかと、関連する本を読んでいて感じたものだった。
『おしゃかさま』
そういう経緯があり、このS師が配ってあるいたという「絵本」を読んでみたいと以前から思っていた。
それが、どうも大道社から出ている『おしゃかさま』や『地獄と極楽』といった仏教漫画シリーズであることを知った。
先日、思うところあって買ってみようとAmazonを探したが、見つからない。
だが、大道社のサイトで販売しているので、『おしゃかさま』を買った。
「おしゃかさま」(野沢ともかつ、大道社)より。うちの子たちがどこまで理解するか別として、お釈迦様は偉い人なんだと教えたい。タイ人ハーフなので。From the comic "Buddha". I will read this for my kids.
上記のような感じで、釈尊の御生誕から涅槃までを、50頁くらいでうまくまとめてある。
1歳の愛弥美はともかく、3歳の龍矢が読み聞かせてわかるかどうかという問題もあるが、お釈迦様の偉大さを少しでも伝えられれば良いと思って買った。
私は幼時に住んでいた東京都調布市の近所のマルガリタ幼稚園という、カトリック修道院が営むところに通っていた。
そこではご飯の前に「天にましますわれらの父よ」とお祈りしたり、イエズスさまのお話を聞かされたりしていた。
幼い頃から聖なる存在の足跡に触れられたのは、自分的には良い経験だったと思う。
うちの子たちは、同じ仏教国タイとのハーフなので、なおさら仏教だろうと思った次第だ。
まだざっと見たくらいだが、これから少しずつ読み聞かせてあげようと思っている。
うちの龍矢(3歳)は、花小金井の仏教寺院(黄檗宗)が経営する幼稚園に通っている。
今はもう私が幼稚園児の頃と時代が変っていて、幼い頃から宗教のことなんて植えつけないでくれとか言われるんだろうな。
一周一派にとらわれず、グローバルな意味で偉大な霊の教えに馴染むことは、いいことだと思うのだけど。
最後に、S師の言葉を紹介しておく。
真の意味での実践の人だったS師らしい言葉だ。
思いやり、やさしさ、愛は行いなり
行ってこそ真理なり
行ってこそ愛なり
どんな真理の言葉も
そこに愛がなければ
人の心に届かず
愛あってこそ真の真理なり
−−沖縄の一男性

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かき氷を食べた後でも…
【愛弥美】心はあったかいんだから〜。I have a warm heart.
でも、時には…
【愛弥美】おもちゃ買ってくれないと動かない。Buy me the toy!
うちの親は冷たいんだから~。