7月14日から、八丈島北西沖を震源とする地震が続発している。
有感地震は15日に5回、16日に4回観測されている。
気象庁は、「火山活動に特段の変化はありませんが、八丈島は活火山であることに留意」との見解。
八丈島北西沖では、2002年8月にも地震活動が活発化していた。
深部低周波地震や地殻変動から西山の直下にマグマが貫入したと推定される。
下記のGoogle Earthの地図で丸で囲んだところが八丈島と有感地震の震源だ。
これを見ると、ほぼ同じ地点で起きているようだ。
下記の表は、15日~16日の有感地震の情報だ。
下記の地図は、Hi-net高感度地震観測網からのもので、無感地震を含む地震の震源を示している。
これを見ても、地震は八丈島北西30Kmほどのところに集中的に起きていることがわかる。
以前から指摘しているように、このところフィリピン海プレート上の火山活動や地震が活発になっているように思われる。
2013年11月には西之島新島の出現があったが、今年に入ってから、口永良部島・新岳噴火、箱根山・大涌谷の群発地震と小規模噴火、小笠原諸島西方沖M8.1地震、大分県南部M5.7地震、そして八丈島北西沖の群発地震。
それらを下記のGoogle Earthの地図に書き込んでみた。
上記の地図では、フィリピン海プレートとユーラシア(大陸)プレートの境界も示してある。
これを見ると、大分県南部地震の震源などは境界線の外にあるが、実際はフィリピン海プレートが下に潜り込んでいるのだ。
地図には書かなかったが、2014年には阿蘇山と桜島も噴火していて、やはりフィリピン海プレート境界付近になる。
このように、今年になって急に噴火や地震が起きているのは、今年4月25日のネパール大地震(M7.8、ユーラシアプレート境界上)の影響もあるのかもしれないが、定かではない。
また、このようなプレート上の活動が、南海トラフ地震の発生に影響を与えなければ良いがと思う。
過去の南海トラフ地震に先立って、西日本の内陸で大きな地震が起きていたというが、大分県南部の地震がそうである可能性は、あるかもしれない。
また今日は日向灘でもM3クラスの地震が2回ほど起きていて、気になるところだ。
木村政昭氏が予測する小笠原諸島M8.5スーパー巨大地震と、日向灘M8.7の地震も同プレート内が震源と推定されている。
現在の八丈島北西沖の群発が、大地震の前兆である可能性も考慮しなければならない。
しばらくは近辺の地震活動に注意することにしたい。
また、予言系になるが、松原照子さんは今年1月29日の世見で、「沈み込んでいる太平洋プレート。フィリピン海プレートがぶつかるところってどこなのでしょうネ」と書いている。
首都直下地震となると他人ごとではなくなる。
井戸水の変化ですか。
肝に銘じておきましょう。tankyu.hatenablog.com
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【愛弥美】おはよ。Mornin'
元気になってよかった。