横浜のマンション「パークシティLaLa」の傾斜問題で、杭打ちに携わっていた元業者の証言について、24日の記事で紹介した。
今日30日の産経新聞の記事では、また別の元業者の証言が出てきた。
以前に旭化成建材の下請け会社に勤務していた元くい打ち職人だ。
その男性は70代だが、平成元年頃まで30年ほどの間、杭打ち工事の重機オペレーターとして働いていた。
くい打ち職人にとって、データ記録は仕事をやったという証だ。
データ記録の枚数によって賃金が支払われる。
だが、現場で何らかの問題が発生すると、データ改ざんに手を染めた。
それは、以下のような時に行われたという。
- くいの長さが強固な地盤に届かない
- 記録開始スイッチの押し忘れや記録紙のセット忘れなど人為ミス
- データを記録する機械の不良
- 大きな石があるなど地中障害
- 波形が弱いなど記録を取るにあたっての問題
本来は機械によって自動記録されるが、そこで使用されるのと同じ特殊インクを使用し、手書きした。
元請けの建設会社などから、「何とかしろ」とか、データ改ざんを暗に示すような言い方をされたこともあった。
男性は、「ゼネコンなども下請けだけに押しつけないで責任を負うべきだ」と語る。
このような不正は、旭化成建材だけでなく、どこでも行われているのではないか。
ネット上で目にした建設業界の人の意見では、旭化成建材はまだ厳しく仕事をしている方だという。
東京都23区の東側など地盤が弱く、大震災の際には液状化現象が懸念されるところでは、高層ビル・高層マンションを建てる際に、地下の支持層まで届かせる杭打ちは必須のものだ。
だが、その作業で不正が行われていれば?
倒壊する危険性が出てくるかもしれない。
一生の買い物であるマンションは、大地震で倒壊などの危険性があるとわかっても、他のところへ移るのはなかなか難しい。
欠陥マンションと心中するしかないのか?
これからの時代、不動産を購入するにあたって必須となるのが、地盤や地震発生時のリスクなどの知識だろう。
また、マンションというのは、大震災で被災した後でも権利問題や建て替えの協議などで厄介な問題がつきまとうのだ。
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