松原照子さんのブログ「幸福への近道」を毎日のようにチェックされている方は、今年8月8日に「ハリケーンと竜巻」という世見があったことを覚えているかもしれない。
記憶力が良い方は、そこで「最大瞬間風速90m」という記述があったことを覚えているかもしれない。
私は全然記憶力がよろしくないのだけど、この「90m」の数字だけは頭の片隅にずっととどまっていた。
下記の世見だ。
2015年08月08日「ハリケーンと竜巻」より。
台風とハリケーンの違いが今ひとつわかりませんが、最大瞬間風速90mとも思われる強烈な風が吹く日が来そうで心配です。
私なんか知識がないので、瞬間風速が90mもある風が吹くとは思えませんが、「90」という数字は気掛かりです。
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2015/08/08より)
世見2015年08月08日ハリケーンと竜巻: あほうどりのひとりごと★幸福への近道
日本では、かつて最大瞬間風速が90m/sを超えたことは、観測史上一度しかなかった。
1966年9月25日に静岡県の富士山で最大瞬間風速91.0m/sを記録した。
こういう背景があるから、この世見が当たったらすごいけれど、まずハズレるんじゃないかな?ぐらいに思っていた。
ところが…。
今月、史上最強規模のハリケーン「パトリシア」が、10月23日にメキシコに上陸した。
この上陸前の最大風速が「90m/s」だったというのだ。
もっとも、上陸後には最大瞬間風速110m/sを記録したという。
この風速は、フジタスケールで「F4:激烈な竜巻」に匹敵するというから大変だ。
「世界史上もっとも危険」と言われたハリケーンは、その後熱帯適圧に変わり、予想を下回る被害となった。
この世見のタイトルが「ハリケーンと竜巻」であることから察する限りでは、台風ではなくハリケーンのことだったのだ。
この日の松原さんの世見には、こうもある。
「F5は覚悟する日が近付いている」とも聞こえます。
「F2はそんなに遠くない日に起きやすい」とも聞こえました。
F2、F5は何かのランクでしょう。
でも、F5はきっと悲しい出来事になることでしょう。
前述のように、F4とかFなんたらは、「藤田スケール」といって、トルネード(竜巻)を強度別に分類する等級で、通常F0~F5で表される。
今回のパトリシアはF4クラスというが、最強スケールであるF5となると、人間はどうなってしまうのだろうか。
秒速90メートルという途方もなく速いハリケーンが発生したということで、世見は的中と言えるのではないか。
今年末に、今年松原さんが的中した世見ランキングでもやるとしたら、ベスト3位には入るかもしれない。
来週末まで、本を執筆中なので、あまり多くは書けません。
昨日のようにお休みする日もあるかもしれません。
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