今日は春分の日の祝日で、午後にブログ記事などを書きながらテレビをつけていたら、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系列、13:55~15:50)が始まった。
今日の最初のトピックスは、いま経歴詐称で話題のショーン・マクアードル川上氏(別名:ショーンK)だ。
経歴のウソがバレて、『報道ステーション』など、すべての出演番組を降板した。
「報ステ」では、昨年2015年4月から毎週木曜日にコメンテーターとして出演していた。
騒動のはじまり
出演自粛した番組は、以下の通り。
- フジテレビ「ユアタイム」(2016年4月より予定)
- テレビ朝日系列ネットTV「Abema TV」(2016年4月より予定)
- フジテレビ「とくダネ!」
- テレビ朝日「報道ステーション」
- BSスカパー「Newsザップ」
- 81.3FM J-WAVE「MakeIT21」
4月からスタートするフジテレビの報道番組「ユアタイム~あなたの時間~」では、川上氏がキャスターを務めることになっていた。
その意味では、フジが最も大きな打撃だろう。
騒動のきっかけは、「週刊文春」(3月24日)の「学歴詐称疑惑」報道だった。
記事では、川上氏の公式サイトに掲載されている英文プロフィールに、事実と異なる記載がある。
実際は学位は取得しておらず、留学経験もすべて、オープンキャンパスなどに参加しただけだった。
経歴はなくても経験はあった?
よく『報道ステーション』で古舘伊知郎氏とやりとりしていたのを見ていた。
経営コンサルタントだということを、信じて疑わなかった。
その相手の古舘氏も、やはり信じて疑わなかった一人だろう。
昨年の安保法案に関するショーン氏のコメントでは、思わず唸ることもあった。
こうして多くの人々が騙されていたというのは、裏を返せば、経歴詐称はあるけれど、かなりいろいろな分野で勉強をした人なのだろうということが推測される。
誰もイチャモンを付けられない英語力にしても同様だ。
「イケメン評論家」(?)の沖直実さんによると、「視聴者が彼を見慣れてくれば自然にそういったことはなくなると思います。ショーンさんのコメント自体は、中立的でバランスが取れていて、視聴者目線でとてもわかりやすいんです。コンサルティングやラジオのパーソナリティーなどの仕事を通じて鍛えられた部分もあると思いますが、少年時代、日本とアメリカの間で言葉の壁に悩んだ時に、相手の心を知ろうとした経験が生きているのだと思います」という。
www.news-postseven.com
わかりやすいということは、逆にいうと難しいことを本人がわからないということかもしれないが。
私自身も、ものを書くときの鉄則として「誰が読んでもわかりやすい」ことを目標にしている。
中学・高校時代の写真
ミヤネ屋は今回、川上氏の中学生・高校生時代の級友たちに取材した。
まず中学校の同級生たちが口をそろえて言うのは、「顔が違う」ということ。
番組で紹介された下記の写真が、中学生時代の川上氏だ。
たしかに、メガネをかけているとはいえ、同一人物とは思いがたい。
だが、クラスメイトだった人々は一様に、顔はハンサムだったという。
整形疑惑の真偽はわかりかねるが、たしかにそういう噂が出ても不思議ではない。
当時の川上少年の特徴としては、「自分を大きく見せようというところがあった」という。
話していて、ちょっとウソというか、話を盛っているようなところが見られたと。
下記は、高校生時代の写真。
今の面影はないが、かなりのイケメンだったようだ。
トレードマークのような眉間のシワも見える。
この頃になると、「ホラッチョ」というニックネームがついていた。
川上氏の生年月日は1968年3月21日とされている。
それが本当ならば、今日48歳の誕生日を迎えたことになる。
「インテル入ってる」も?意外な経歴
川上氏は、声優というかナレーターの仕事もよくやっていたようだ。
あの有名な「インテル入ってる」の声も、そうなんだとか。
他にも、キリンビバレッジ「午後の紅茶」、日産自動車「フーガ」、大和証券グループ(CM最後の会社コールおよびナレーション)、三菱自動車「三菱PHEV」などがあるという。
下記のYouTube動画で、そのCMの声を聞ける。
普段テレビで聞いているお馴染みの声よりも低音なので、「本当かな?」と思った。
だが、WikipediaにもCM出演歴が記載があるので、本当のようだ。
ラジオで謝罪のメッセージ
J-WAVEのラジオ番組で、川上氏による謝罪のメッセージが流れた。
これは生ではなく録音だという。
下記のYouTubeで聴くことができる。
ミヤネ屋では、録音で鳴き声を入れているのは、普通ならばカットするだろうと誰かが言っていた。
それをワザと入れているのは作為的だと。
もっともな意見だろう。
ここにも「ホラッチョ」の面影が見えるような気がする。
経歴詐称とか年齢詐称とか、芸能界では珍しくないことだ。
私が知っている芸能人でも、いまだに年齢を偽ってバレていない人がいる。
というか、ビッグになりすぎた人については、そのことを話題にすること自体が「タブー」になるのかもしれない。
某事務所のアイドルグループについてはネガティブなことは言えないとか。
あの世界では、とにかく人間は「商品」だから。
年齢詐称は、法的に問題があるのだろうか。
下記のロケットニュースの記事で、弁護士に取材している。
そして得た回答が、「学位を詐称した場合、軽犯罪法違反に該当します(同法1条15号)」というものだった。
川上氏はイケメンということもあって、復帰を望む声がすでに多く出ている。
復帰の是非については、やはり訴訟沙汰になるかどうかにかかっているだろう。
※Wikipedia「ショーン・マクアードル川上」
ショーンK - Wikipedia
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