4/28の記事のコメントで、二人の人が同じ研究会のブログが予測していたと紹介してくれた。
それは、「静岡地震防災研究会」というところのブログだ。
今日は、それを紹介したい。
まず、この研究会は、どんな組織なのか。
ブログを見ても、プロフィールにもまったく書かれていない。
同じ研究会と思われる、Webサイトがあるのを見つけた。
ほとんど中身のないサイトだが、これによると、静岡を拠点とする、地震と防災に関する研究を行う市民グループとある。
そして、こちらが研究会のブログ。
ここの記事を見ると、2年ほどずっと更新がなかったようだ。
そして、2015/04/15に更新があるが、これは今年4/15の間違いで投稿されたと思われる。
以下のように予測されていた。
地震注意報2016年4月15日18:28
地域:熊本県中部
日時:2016年4月15日~17日
規模:M7.5~7.9
最大震度:7
実際は、2016/04/16 1:25にM7.3、最大震度7の地震が起きた。
3日間の範囲内であったが、予測のM7.5~M7.9からは若干低かった。
最大震度7は、その通りだった。
熊本地震の本震が発生する7時間ほど前に、直前予知に成功したとしている。
ここまでの情報を得て、「14日の前震から予測していなかったので意味がないじゃないか」と思われる人もいるだろう。
私もそうだった。
だが、この予知手法は、「前震」かもしれない地震が発生した後で、「本震」を予測するというものだ。
そのへんの予測方法については、4/30の下記の記事で説明している。
これによると、ある地点で発生した最初の地震と、その直後に近傍で発生した最大地震(2回目)のマグニチュードの差を比較するというもの。
この手法は、あくまでも「前震」がある地震のみにおいて「本震」の日時や規模を予測可能とするものだ。
前震がなく、いきなり本震が発生する地震では有効ではない。
海溝型でも内陸型でも適用できるというが、これが今後起きる大地震にも有効ならば、非常に有用なものとなるだろう。
経験を積んで更に精度が上がることを期待したい。
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